こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
以前の記事で、キーボード配列を変更できる「Keyswap」というアプリケーションを使うと、すこぶるキーボードを触るのがラクになると書きました。
今回は、左手はキーボードのホームポジション、右手はマウスというポジションなのですが、そのときに役に立つ技を紹介します。
それは、左手だけでEnterとBackspaceを押せるようにする設定です。
目次
「Enter」と「Backspace」を左手で押したい
私はマウスジェスチャーについての記事を、アヘアヘ言いながら書くほどの変態マウスジェスチャー使いです。
なので、基本的に左手はキーボード、右手はマウスに常に配置しています。
常に、このポジションからなるべく手を離したくなく、カーソル移動にはマウスがラクだし、左手ではガンガンショートカットを使いたいです。
とくにグラフィック系のソフトの時に有効
このポジションはイラストレーターとかフォトショップのようなグラフィック系のソフトを使うときに非常に効率が上がります。
これらのソフトでデザインをしているときって、マウスを主に使うようになります。とは言っても、マウスを使っていない左手を遊ばせておくのはすっごくムダなのです。ガマンできません。
なので、左手は常にキーボードの上に配置して、ショートカットキーを使いまくった方が能率が良いのは疑いようのない事実です。
特にCtrlを押し続けてカーソルを「矢印ツール」にしたり、Spaceを押し続けて「手の平ツール」、Ctrl+Spaceで「拡大ツール」は私にとっては必須です。これも含めると、1分間に何回ショートカットをしているのか数えきれないほどです。
「Enter」と「Backspace」を左手だけで!
ところが、ここで突然本題に入るのですが、非常によく使うキーの中には、キーボードの右の方にしかなく、左手ではすこぶる押しにくいものもあるんです。それが……?!
EnterとBackspaceです!!
文章を書いていると、むちゃんこ押しまくるこの2つのキーは、マウスから右手を離して押さないといけません。もちろん左手で押してもいいんですが、押しにくいのなんの。
そこでお勧めするのがキーを入れ替えるツールです。詳しくはこちらの記事で!
ヨスがやっている設定
では、これらのストレスを無くするために、私がキーボード配列変更ソフトの「KeySwap」を使ってやっている設定を紹介します。
「無変換」→「Enter」に変更
まず私がやったのは、無変換をEnterにすることです。私は無変換は使ったことがないので、左手親指で簡単に押せるこのキーの位置は非常にもったいなかったんです。
Enterを左手親指で押せるようになったことで、一度まとまった文章を書いたあとに、マウスでカーソルを動かしながら、改行をしたいところで無変換を押すと改行できるようになりました。これは楽です。
ちなみにフォトショップを使っている方にも特にオススメです。その理由は、テキストをいじっていてCtrl+Enter
で、「決定(テキストの確定)」のショートカットってよく使いません?! 私は使いまくります。これが左手だけで出来るなんて夢のようじゃないですかっ!? (←言い過ぎ?)。
Esc」→「Backspace」に変更
次に欲しいのは左手で押せるBackspaceです。
最初はCaps LockをBackspaceに割り当ててましたが、ミスタイプで大事な文章を消すことがあったので、もう少し押し間違えないところにしました。
それがEscです。EscをBackspaceにすることで、左上の端なのでミスタイプはなくなりました。
文章の中で、右手のマウスでドラッグしつつ、左手のEscで削除という作業が簡単に出来るようになりました。この連携、かなり最強です。
ちなみに私はこのEscを普通に使ったことがありません。いつ使うんだろう? 皆さんは使っていますか?
ついでに「S」に単語登録の技も紹介
右手のマウスを動かしながら左手で動作をするというテーマなので、もう一つtipを。
ネットショップとかやっていると、一時的に同じ文言をいろんなページに入れないといけない場合があります。ページだけでなく、「ある商品を買った人にだけ特別プレゼント企画」みたいなのをやっている場合、サンクスメールに同じ文言を何度も入れなければなりません。例えば「対象商品を買ってくれてありがとう! 特別プレゼント商品を同梱するぜ!」的な文章です。
あくまで一時的に単語登録
ページの場合、何百という数になればもちろんCSVなどでやりますが、そこまでいかない数(30ページとか)でしたら、手動で入れていく方が早い場合があります。そこでオススメなのが一時的にSに単語登録する技です。そう。あくまで一時的にです。
別にSでなくても良いですが、Sは左手だけで押せるし、非常に押しやすいので私はいつも使っています。複数あるときは、FとかVも使うと良いです。
これをやるともう早い早い。S → Spaceを押した後、上で紹介したEnterを左手で押します。ちなみに、必要なくなったらすぐにSから削除すると良いでしょう。
こちらはKeySwap上で、今回のEnterを無変換にするのと、BackspaceをEscに変更する場合の設定です。ぜひやってみて下さい!!
さて、今回のキー配置変更をすることで、文章を書くときにものすごく楽になります。
だって、文章を書いた後って見直しますよね? そのときに要らない部分を右手のマウスでドラッグして、左手のBackspaceで即消せるんですよ! これ、たいしたことないように見えて、すごい差です。
ただ、これが快適すぎるゆえの難点が1つあります。
それは、自分だけのキー配置の変更設定に慣れ過ぎると、他人のパソコンを使った時にすっごくストレスが溜まるようになること。まあ、自分のパソコンしか使わない場合は全然問題ないです。
そして、これは新しいことを始めるときに共通することですが「慣れること」って大事です。KeySwapで変更するのは良いのですが、設定していることをすぐ忘れて、使わなくなるというパターンってよくあります。
せっかく便利な設定にしても、使わないと意味がありません。ぜひ無理やり使って慣れて下さい! 最初の方に手間がかかっても、長い目で見ると絶対に業務効率が上がりますから!
今回の記事に関連しているので、こちらの記事も是非どうぞ!
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