こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
ハムスターを飼うときに何を買えばいいのか悩みますよね。
わたしも、最初はめちゃくちゃペットショップの方に聞きまくりました。
今回は、ハムスターを飼うときに買っておいたらいいものや、知っておくと良いことをまとめてみました。
目次
ハムスターを飼うときに知っておくと良い知識
ハムスターを飼うなら、まずはケージ(かご)ですよね。
そしてケージに入れるもの……というふうに必須なものから順に紹介しています。
店員さんに聞いたオススメの商品なんかも紹介していますので参考にしてくださいね!
まずはケージを用意
ケージですが、水槽のような風通しのないものは避けましょう。
それと網部分をハムスターが登って落ちてケガをすることがあるので、高さがないものを!
わたしが購入したケージはこちらです。
値段も手頃で、回し車、給水ボトルも付いています。
あとから拡張してパイプのオプションを付けられるようになっているし、洗うのもやりやすいので。
パイプというのはコレです。
ほら、元々は狭い穴に住んでいる動物なのでこういう狭いところが落ち着くんですよ!
このケージはジャンガリアンにはちょうどよかったのですが、大きなゴールデンハムスターなどには少し小さいですね。
ルーミィが良いらしい
上で紹介した「ハムポット」というケージより少し大きい「ルーミィ」というケージが人気だそうです。
「ハムポット」同じメーカーのケージですが、比べると一回り大きいです。
- ハムポット: 34cm × 15.5em × 36.1cm
- ルーミィ: 47cm × 27.5cm × 32cm
このイメージ写真を見てもかなりよさそうですね!
ロフトになっている部分も落ちても大丈夫な高さですし!
回し車、給水ボトル、パイプの拡張用部分もしっかりと付いています!
あと、オプションのパイプはゴリ押ししておきます。
いやー、こういうのがあると見ている方もテンション上がりまくりますよー。
1つのケージに1匹が基本
注意したいのは、1つのケージには1匹ずつ飼うということ。
ケンカをしたり、ひどいときには殺し合いになります。
子どものころからいっしょにいてもいつケンカをするか予想できないので、成熟したハムスターは1匹ずつ買いましょう。
あと、オスとメスをいっしょに入れておくとむちゃくちゃ子どもを生みますので危険です(笑)。
うちの母が増えて困ったと言っていました(友達にひきとってもらってたようですが)。
ケージに入れるもの
お次は、ケージに入れるものをまとめました。
床材
ハムスターのケージの床には、牧草かチップを用意してやりましょう。
牧草は湿気が多いとハエがわくこともあるので、常に乾燥状態になるように。
チップの場合は、杉や松など針葉樹の素材だとアレルギーを起こす子がいるので、必ず広葉樹のチップで!
チップはいっぱいまとめて買うほど安くなるので、こちらの5袋セットをオススメします。1個あたりが激安です。
本来だと1つが900円以上しますからね……。1個で買うのは絶対に損ですよ(下記画像)!
床材は頻繁に交換します。でもいっぱい買っていないとケチケチしてしまいますし、そういう意味でも多く買っておくのがオススメです。
フンやおしっこをした部分はこまめに捨てて、ケージ内は清潔にしておきましょう。
うちは1週間に1回はケージを水洗いして、全部の床材を取り替えていました。その際には、ハムスターの匂いのついたものをちょっと残してやると安心します。
回し車
ハムスターは1日に8kmほど動きまくります。
運動のために回し車は必須です。上で紹介しているケージなら最初から付いているので問題なし!
個別で必要な方はこちらを。
巣箱
木製が良いです。ハムスターがゆっくり隠れて落ち着けるものを選びましょう。
ジャンガリアンなど小さいハムスター用はこちら。
大きいハムスターならもちろん巣箱も大きいのを。
ハムスターはとにかくかじる動物なので、家もかじるのを前提に!
あまりにもぼろぼろになったら買い替えてあげましょうね。
あと、家の中にも床材(広葉樹チップ)を入れてあげると喜びますよー。
トイレ
トイレは覚えてくれるハムスターとそうじゃないのがいます。
うちで飼っていた しまこ は覚えてくれないので、トイレははずしました。
必要な方はこういうのがありますので用意してあげてくださいね。
こういう消臭砂といっしょに使うと良さそうです。
餌入れ
陶器製の高さのないものを選びましょう。高さがあるとひっくり返しますからねー。
陶器製だと重さがあるのでさらにひっくり返しません。
給水ボトル
水入れの器だと間違いなくひっくり返すので、給水ボトル(口で吸うと水が出てくるボトル)にしましょう。
水は毎日取り替えるのを習慣化しておくのをオススメです。「水がなくなったら入れる」のでは忘れますので。
実はしばらくをやるのを忘れたことがあって、気がついたらカラカラになっていました。で、与えたらめっちゃがぶ飲みしました。ごめんね……。
上で紹介したケージなら最初から給水ボトルが付いているので不要ですよ~。
もし別途買う必要のある場合は、外から取り付けられるこういうものがオススメ。
おもちゃ
おもちゃというか「かじり木」ですね。
ハムスターの歯は一生伸び続けるので、何かをかじらないとダメなんです!
適度な長さを保つために木製のものを入れてあげましょう。
うちの しまこ は家とかケージをかじるのが好きでしたけどね(笑)。
ハムスターの過ごしやすい環境に
ペットショップの店員さんに聞いたのですが、ハムスターは元々、乾燥した地域に住んでいるそうです。
そのため、寒さに非常に弱い動物です。……とは言え、暑さに強いわけでもありません。
ゴールデン系、ジャンガリアン系、ロボロフスキー、チャイニーズのどの種類でも適正温度、適正湿度は下記の様になっています。
- 適正温度
- 20〜22℃
- 適正湿度
- 50〜60%
冬場はとにかくヒーターを
さて、こちらは最も大事なことを書きますよっ!
ハムスターの冬眠を絶対に阻止するために、15℃以下になる場合は小屋の中を温める道具を用意してください。
こちらはケージの下に置いてケージの底を温めるもの。
ただ、注意点があります。
ケージ全体の床面に当てるのではなく、一部は温めない箇所もあえて作りましょう。
ハムスターが「熱い」と感じたらちゃんと避けられないとかわいそうですからね……。
うちの しまこ は、冬眠状態に入ってしまい死んでしまいました。
絶対に冬眠させないために、15℃以下にならないようにしましょう。
夏には暑さ対策も
冬にヒーターなどを置くのと同様に、夏は涼しくて風通しの良い場所やエアコンの部屋にケージを置きましょう。
直射日光が当たる場所もアウトですね。日本の夏は過酷ですので、熱中症で死ぬこともあります!!
……とは言え、エアコンが直接当たる場所もダメです。寒すぎるのも体調を壊します。
わたしがやっていたのは、水入りペットボトルを凍らせたものや保冷剤をタオルに包んでケージの近くに置いておく方法。ハムスターの手の届かないぐらいの距離で。
これだと安価だし、けっこう涼しくなりますので!
うるさいところも避ける
ハムスターは音にも敏感なのでうるさいところは避けてあげましょう。
とくに気をつけたいのはネズミを駆除したときの記事もに書いていますが、ネズミを追い出すための「超音波」を作る装置。
ネズミとハムスターは近い動物なので、これを設置するとハムスターを苦しめることになります。
ハムスターを飼っている方は絶対に「超音波でネズミを追い払う機器」は使わないように!
ハムスターのエサ
ハムスターは雑食なので、総合フードに加え、補助食などバラエティーのあるものを与えるといいですね。
主食は「ハムスター用ペレット」です。
- エサの回数
- 1日1回(夕方〜夜)
夜行性なので昼に起こしてエサをやらないように! 本来寝ている時間にやるのではなく、夜にやりましょう。 - エサの量
- ゴールデン系: 大さじ1強
そのほかの種類: 小さじ1杯強
オススメのエサ
ハムスターのエサはいいものを与えましょう。だってただでさえ寿命が短い動物ですからね……1日でも長く健康に生きてほしい。
こちらのエサがオススメです。
こちらのエサと両方買って、半分半分ずつやるのもオススメですよ。
ハムスターは雑食です
上記のペレット(必要な栄養を含んだものを粉末にして固めたエサ)を主食として与え、種子系や野菜、果実をバランスよく与えます。
煮干しなど動物性たんぱく質も1週間に1度はあたえてください。
うちの しまこ の場合は、レタスの一番外側の部分とかよく食べていました。りんご、ニンジン、きゅうりも好きでしたね~。
与えてはいけないもの
ハムスターが雑食だと書きましたが、与えてはダメなものって何でしょうか?
こちらにまとめてみました。
- 牛乳
- アルコール
- チョコレート
- ねぎ系(ニラ、玉ねぎなども)
- アボガド
- 生の豆
- 人間のお菓子
- 調味料で味付けされた食べ物
牛乳はダメなんですねー。
野菜は基本的には大丈夫そうですが、ネギ系、アボガド、生の豆はダメと言うことです。
種などはカロリーが高すぎる
ひまわりの種、サフラワー、ピーナッツなどは大好物です。
でも脂肪分(カロリー)が高すぎるので、与えすぎには注意してください。うちも一時期やりすぎて肥満になったことがあります。
人間で言うと「ケーキ」のような認識でオッケーです!
そのほかハムスターを飼うときの注意点
そのほかにハムスターを飼うときに注意することをまとめます。
ハムスターの飼い始め
ハムスターを連れて帰ってから1週間は……
- さわらない
- うるさくしない
- 見すぎない
……を徹底しましょう。
移動によってストレスがある上に、さらなるストレスで体調をくずしかねませんからね。
1週間ほど経ったら、好物のおやつを使ってだんだん馴らしていきましょう。
水浴びはダメ
ハムスターを水浴びさせるのはダメです。水に濡れると、体温調節できなくて死ぬこともあるそうですので!
身体の汚れを取るときには、専用の焼き砂を用意して「砂浴び」を自分でさせましょう。
砂浴びさせている場合、長毛種以外はブラッシングも不要だそうです。
こちらは砂浴び用のケースです。
もし、お金に余裕があればこういうパイプで繋がった「別荘の砂浴び場」を買ってやりましょう。
ハムスターは狭い所が好きなので喜びますよ!
ハムスターの病気について
- 下痢
-
下痢は、水や食べ物、飼育環境が不適切な場合、過度な接触や騒音によるストレスが原因のときもあります。
ハムスターの下痢は致命的なので気をつけましょう。
- 風邪
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ハムスターの風邪は、くしゃみ、鼻水、目やに、息苦しそうな呼吸……などの症状が出ます。
予防のために昼夜の急激な温度差に気をつけましょう。
あと普段から運動を十分にさせておいて、体力をつけることも予防に効果的です。
- 皮膚病
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環境の不潔さから皮膚病になることがあります。
アレルギーによる場合もありますのでよく観察してやってください。
- 腫瘍
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触ると身体にしこりがあるのに気づいたときは腫瘍かもしれません。
早期でハムスターが若いうちは手術で治療できるので獣医に相談にいきましょう。
- 人間との共通感染症
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ハムスターと人間の共通感染症もあります。こちらのようなものです。
- 腎症候性出血熱
- レプトスピラ症
- 真菌症
- エルシニア症
- サルモネラ症
- リンパ球性脈絡髄膜炎
- 野兎病
- ペスト
- リーシュマニア症
- ネズミチフス
あとこれは人間側の話ですが、ハムスターに噛まれることでアナフィラキシーショックを起こすこともあります。
ハムスターの唾液に対するアレルギー反応だと言われていますので、噛まれないように気をつけましょう。
さて、ハムスターの飼い方についてまとめましたが、最後にしつこくもう一度言っておきます。
ハムスターを飼い始めて飼い方を調べている方、絶対に冬眠をさせないようにしてくださいね!
夏場だとしても、ヒーターはすぐに購入し、いつでも使えるようにセッティングを!
これだけでハムスターの死の可能性をだいぶ減らせますから。