こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
この記事にたどりついたということは、iPhoneでネットを見ていて、こんな画面になったんですよね?
ハ……ハッキングだとっ?!
「Apple Security ハッカーに追跡されています!」なんて言われると焦りますが、
すぐにページを閉じて問題ありません。
結論から言うと、このサイト自体が「詐欺サイト」で、ハッキングというのはウソだからです。
今回は、この「iPhoneがハッキングされた」とあおる詐欺がどういうものかついて、その対処法を紹介します。
ほかにも「ウイルスがバッテリーに感染した」や、「Appleのアカウントがハッキングされた」のような詐欺もありますが、同じ手口です。
「Apple security ハッカーに追跡されています!」に出遭ったときの対策方法
ふつうにネットを見ていて、突然「ハックされました」のような言葉を見ると焦ってしまいますよね?
でも、そういうふうに出るのは確実に詐欺だと思ってください。
焦らずに、
ページを閉じましょう。
画面では「このページを閉じないでください」と書かれていますが、
安心して閉じてください。
たったそれだけで、防げます。
閉じたあとも、「ハックされてないかな?」と心配になるかもしれませんが、大丈夫ですよ♪
なぜかって?「ハックされました」という警告自体がウソだからです。
それでも心配な人は、わたしにTwitterで教えてください。いっしょに笑い飛ばしましょう(笑)!
「Apple security ハッカーに追跡されています!」とは?
さて、この「Apple security ハッカーに追跡されています!」とは一体、何モノなのでしょうか?
Appleに関係のない「詐欺サイト」である
これは一見、iPhoneが表示させている文字に見えますが、iPhoneにもAppleにも関係ありません。
たちの悪いことに「Apple」のロゴマークを不正使用していますが、完全に
詐欺サイトです!
iPhoneを使っている人だけ出遭う
そして、iPhoneを使っている人しか出遭えません。
インターネットは「どのスマホで見ているか?」で、表示させる画面を変えることができるため、Androidの場合は違う詐欺サイトになるはず。
なぜこのような詐欺サイトにたどり着くのかと言うと、次のどちらかの確率が高いと思います。
- 「普通のサイト」が誰かにハックされ、そのサイトに行こうとしても詐欺サイトにリダイレクト(移行)するように改造されている
- 詐欺をするために作られたサイト
こんなことを説明していますが、こちら側としては「知ったことかよ」ですよね(笑)。
いずれにせよ、「詐欺サイトにたどり着いた」という事実があるだけですから。
【参考】パソコンからだと「年間ビジターアンケート」という詐欺サイトに出遭うことが多い
ちなみに、パソコンから見ているときは「年間ビジターアンケート」という詐欺サイト(下の画像)に出遭うことが多いです。
もし、こちらにたどり着いた場合は、以下の記事をご参考に!
「Apple security ハッカーに追跡されています!」のサイトに行くとどうなる?
そんなサイトにアクセスしてしまうと、どうなるのでしょうか?
画像とともに紹介しますね。
「iPhoneがハッキングされた」と表示
まず、次のような画面が表示されます。
なんじゃこりゃー!
ふつうに検索していたのに、突然こんな画面が出てきたらビックリしますよね。
こちらのように書いてあります。
ご使用の iPhone がハッキングされました
デバイスでのすべての操作がハッカーにより追跡されています。
すぐに対処が必要です!
いやー、一瞬焦りますよね。でも、「ハッカーに追跡される」ってどういう意味じゃい(笑)。
コンピューターなので、ハックされたら一瞬でしょ。でも、詳しくない人を焦らすには十分効果的な文言かもしれませんね。
そして、「OK」を押すとどうなるのでしょうか?
「iOSデバイスに関する通知を読め」と指示される
「OK」を押すと、「(17)件のシステム通知」というポップアップが出現します。
文言をテキストにしてみますね。
(17)件のシステム通知
ご使用の iOS デバイスに関する重要な通知をお読みください。
「どんな通知だ? どれどれ」と「OK」を押しましょう。
「ハッカーに追跡されています」と脅される
出てきた通知はなんと「ハッカーに追跡されています」という脅しの文章でした。
画像内に書いてある内容を、文字にします(※ ちなみに画像の文字をテキストにする方法はこちら)。
Apple security
ハッカーに追跡されています!
ご使用の iPhone の接続がハッキングされ、誰かに追跡されています。このページを閉じないでください。この問題が2分以内に解決されない場合、ハッカーに身元が明かされ、閲覧履歴やフロントカメラの写真がすべての連絡先に送信されます。
1分37秒
修理方法:
ステップ 1: 下の「接続を保護」ボタンをクリックします。
ステップ 2: App Store にリダイレクトされます。
ステップ 3: 推奨される保護アプリをインストールして開き、iPhoneを修理します。
接続を保護
「スマホがハッカーに追跡される」ってどういう状況なんだよ……。じわじわと迫ってくるの?(笑)
たちが悪いのは、上の画像のような「ハックされるまでの残り時間」の詐欺表示が出ることです。
しかも「1分37秒」という数字がどんどん減っていきます!!
いやー、はじめて遭遇したら焦りますよ。
まぁ、詐欺なので、再読み込みすればまた数字は戻るんですけどね(笑)。
「接続を保護」はクリックしない!
この「接続を保護」というボタンはタップしないようにしましょう。
タップせずに、そのまま閉じてしまってください♪
もし、「接続を保護」をタップせずに画面を閉じたとすれば、あとはなにも心配しなくてもOK!!
「接続を保護」をタップしてしまったらどうする?
もし「接続を保護」をタップしてしまったらどうすればいいのでしょうか?
対策方法をまとめました。
アプリをインストールしなければ大丈夫
もし、「接続を保護」をタップしてしまうと、ふつうの「アプリ」の画面に行きます。
しかも多くの場合は、全部英語で、内容もよくわからないような感じ。
でも大丈夫です。タップしてしまっても、焦らなくてOK。
「え? え?」と焦りますが、閉じるだけです。
インストールしなければなにも問題ありません。
【注意】もしインストールしてしまったら?
もしインストールしてしまった場合、どうすればいいのでしょうか?
おそらく内部課金で毎月お金が取られるような設定になっています。
放置していると、次の画像のように
意味不明なアプリによってお金が引き落とされてしまいます。
次の画像(実際に被害に受けた方にいただいた画像です)のような「領収書」がメールで届くことになりますよ!
しかも、継続課金になっていて、毎月引き落とされます。
すぐに「継続課金(サブスクリプション)」を止めましょう。サブスクリプションを止める方法はこちらです。
【2021年2月追記】ほかの文言の場合もあります
この「ハッカーに追われている」という文言ですが、別のパターンもあるようです。
見つけしだいここに追記していきます。
バッテリーが感染? 破損?
なんと、「バッテリーが感染」や「バッテリーが破損」という意味不明の文言のときもあるそうです(笑)。
実際の文章
お使いのiPhoneで(3)件のウイルスが検出されており、バッテリーが感染しダメージを受けています。今すぐこのマルウェアを除去しない場合、マルウェアがデバイスにさらにダメージを起こす原因となる場合があります。修復方法は以下の通りです:
たとえウイルスに感染してもバッテリーにそれが感染することはありません(笑)。
こんな文言にだまされないようにしてくださいね!
Appleのアカウントがハッキングされた?
ほかにも「Appleのアカウントがハッキングされました!」というメッセージが出るときもあるそうです。
実際の文章
Appleのアカウントがハッキングされました!
まもなく、iPhoneのSIMカードが破損し、連絡先、写真、データ、アプリケーションなどがダメージを受けます。
こちらも無料アプリへ呼び込み、有料課金を促す仕組みだと思われますが、だまされないように!
今回は、「Apple Security ハッカーに追跡されています!」という詐欺について紹介しました。
「Apple」のロゴを無断で使い、それっぽい文言で騙そうとしていますが、絶対にひっかからないでください。
最後にもし、この記事が役に立ったら、Twitterで教えてもらえるとうれしいです!「書いてよかった!」と、テンションが上がるので。
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