こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
先日、友達一家と公園に行ってきました。
そのときに子どもたちが「知らない高齢者の方」にすごくイヤな対応をされたのでそのことについて。
高齢者が子どもたちに突然どなった
うちの子どもたちが遠くで遊んでいて、こっちに帰って来たときに、なんだか子どもたちが怒ってたんですね。
何があったのかと聞いてみると、70〜80歳ぐらいのおじいさんに怒鳴られたんだそうです。
いや、なんで?!
聞いてみると、子どもの近くに落ちていたアイスの箱を、うちの子どもたちが捨てたと勝手に決めつけて「ちゃんと捨てろ!」と突然怒鳴ったんだそうです。
なので、「自分が捨てたんじゃない」と答えたのですが、その年配の方は聞く耳を持たず「捨てんかったら許さんぞ!」とさらに怒鳴ったそう。
子どもたちはまったく自分たちが悪くないのに意味不明に怒られてかなり怒ってました。
まさに老害……。
この高齢者の問題点
この高齢者の方の問題点をまとめてみます。
まず、「子どもは悪」だという前提条件(思い込み)があるように思えます。
いや、子どもって「悪いこと」だとわかってやっている子は少ないんですよ。
ゴミをポイポイと捨てる子どもがいるとすれば、その子たちは「親や周りの大人がやっているのを真似しているだけ」という場合が多いです。
「悪気がない」という子どもたちにいきなり怒鳴るのは、まったく教育になっていません。
以前、お祭りに行っていたときにこんな光景を見たことがあります。
出店のスペースのイスで、高校生がよその店(もしくはコンビニ?)で買ってきたアイスを食べていました。
もちろん、そのイスを所持しているお店で買ったものじゃないのでマナー違反です。
そしたら、そのお店のおばさんが怒鳴ってたんですね。その高校生たちは「なぜ怒られてるの??」という顔でビックリして謝っていました。
すぐキレる高齢者
なぜかわかりませんが、すぐにキレる高齢者はすっごく多いです。
先日、ブロガー仲間の りゅうじん さんの記事にもびっくりするような出来事がつづられていました。
参考: 昭和脳のおっさんがブログ書いている俺に絡んできたので完全論破した話の一部始終
一部を抜粋すると……
先日もいつものようにノートパソコンを膝の上におきにブログを書いていたら、隣のおじさんがいきなり「パソコンをしまえっ!」と言ってきたんです。
昭和脳のおっさんがブログ書いている俺に絡んできたので完全論破した話の一部始終より引用しました。
いや……、本当に りゅうじん さんの記事はスカッとするので読んでほしいです(笑)。
「いきなり怒鳴る」っていうのは、高齢者の特権なんですかね?
「怒鳴る」という行動は威圧的にもほどがあります。そして、1つだけ言えるのは、
「自分が偉い」と思っていなければできない行動です。
つまり、うちの子どもに対してとった高齢者たちは、相手を見て怒鳴っているんでしょうね。
相手が自分の会社の社長の子どもだったら、きっと怒鳴りません。
カッコ悪いにもほどがある……。
ママ友から聞いた話では、同じような状況で母親・父親が気づいて高齢者の方に「どうしたんですか?」と近づくと態度が変わった……という事件もあったそうです。
子どもしかいないから、横暴な態度に出るんでしょう。
教育のために叱っているのではない
正義のため、その子どもの教育のためにやっているのではなく、「自己満足」のために怒っているのでしょうね。
もしくは、つまらない自分の人生への憂さ晴らしかもしれません……。かわいそうな方です。
子どもたちが「自分たちは捨てていない」と言ったことに対しても、「自分よりも身分が下の者が反抗した」としか取れないのでしょう。
「ああ、君たちが捨てたのじゃないのか、ゴメンゴメン。ホントにひどいことする人がいるなー」とか言いながら、自分で拾ってくれたらカッコいいのに……。
日本人の高齢者をアップデートする場が必要
りゅうじん さんの見た「キレる老人」もそうですが、こういう問題は高齢者の方の価値観が古く現代にそぐわないことが元凶にあります。
なぜなら、日本では「歳を取ると偉い」と勘違いしている人が多いからです。
つまり、「歳下が歳上に合わせろという価値観の中で生きていること」がガン細胞だと言えます。
歳下の人たちも、「歳上だから言いにくい」と、マナーの悪い高齢者たちを放置してしまいますよね。
逆に、今回の事件のように、歳上である高齢者は、歳下の子どもたちにマナーに欠けた叱り方をし放題です。
……ということで、こういう高齢者を正していく機関が本来は必要なのです。
ぜひ、身の回りの高齢者の方が「現代の価値観にアップデートできていない」ことに気づいた場合はちゃんと教えてあげましょう。
家族外の人に外で迷惑をかけている可能性が高いですので。
追記: 軽度の認知症の可能性
メッセージでご指摘いただいたのが、「この年配者が軽度の認知症なのでは?」ということ。
軽度の認知症だと、本人も周りにも自覚がなく、本人の悪意もないかもしれないという話です。
ただ、今回の事件ですが、やはり、うちの子ども達は「被害者」には変わりないんですよね……。
そこがやっかいな問題です。
本人に悪気があるかないかは、被害を受けた側には無関係だし、そこまで考える必要はありません。なぜなら「被害者」だからです。
今回は「罵倒」という被害にとどまりましたが、これが暴行、殺傷事件になってたとしたらどうでしょうか?
そこまでされても「この高齢者の立場に立つべきなのか?」という話ですよね。わたしは聖人ではないので、そんなの不可能です(笑)。
ただ、わたしが怒るべき対象はこういう高齢者を作っている「文化」だということもよくわかりました。そもそも、すべての認知症の方がこういう行動をとるわけではありません。
この方はきっと、認知症になる前から「目下の人(および人権)を軽く見る」という人格だったのでしょう。でないと、こんな態度になりません。
その根底には「歳下には何を言っても良い」とか「相手をすべて上下関係で考える」という日本文化が関係しているんですね。
あと、もう1つのご指摘は「こういうお年寄りは一人暮らしのことも多い」とのことです。
つまり、わたしが書いている「身近な人がなんとかしないと被害が外に出る」という言葉へ対する言葉ですが、それは盲点でしたね。
ただ、うちの子どもは被害者、そして、仮にこの方が認知症で一人暮らしだとしても「加害者」である事実は変わりませんので、別問題です。
ということで、古い価値観のままの高齢者の方は本当に問題です。
以前の記事でこういうものを書きましたが、こういう方は一向に増えるばかりな気もします。
「あの人は頑固だから……」とアップデートサポートを終了させないで、身近の人がじっくりと直してあげる愛も大切ですね。