こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
今回はブラック校則をなくそうとしている「ブラック校則をなくそう プロジェクト」の紹介です。
常日頃から日本の学校の「理不尽な校則」に疑問を持っているわたしは、全力でこのプロジェクトを応援しています……というお話です。
姪っ子の中学校の校則がイカれているという話
先日、中学生の姪っ子の相談を聞いているとき「学校の校則がイカれているんだよ」という話になりました。
わたしも常々、日本の校則に疑問を持っているので、興味深く話を聞きました。そのときのメモをそのまま載せると……
- 靴下はくるぶしより下は禁止(体育の時間にやってたら減点される)
- ひざかけ と 座布団禁止(暖房ついてるからという理由…… 暖かい温度は上に行くので足元は寒いのに……)
- 耳より高い位置で髪をくくってはダメ(たとえば「ポニーテール」はダメ)
- 髪の色は黒以外禁止
- 髪が耳にかかったらだめ
- 前髪は眉毛より上
- 肩に髪がつく長さならくくらないとだめ
- スカートは膝より下
- 友達の家に泊まりに行ったらダメ
- ネックウォーマーの色は白黒グレーだけ
わたしが中学校のころから校則がまったく変わっていないッ!?
いやぁ、衝撃ですよね。わたしが中学校のころって90年代ですけど、携帯電話どころか、PHSすらまだ普及していない時代ですよ?「ポケベル」もまだなかったかな?
そんな時代って、今の子にとっては「明治時代」ぐらいの感覚でしょう。だって今の子どもたちはテープレコーダーの使い方わかんないでしょ?!
それなのに現代にそぐわないルールが未だに「手付かず」で残っているということです。
問題アリアリですよね?
「クソ校則選手権」を開催
そのことをTwitterでつぶやくといろんな反響がありました。なので……
【募集】 #クソ校則選手権 を開催します。
ぜひ自分が通っていた学校(中学校でも高校でも)のクソ校則を教えてください。 pic.twitter.com/WSpdPrPagv
— ヨス@2018年春に出版 (@yossense) 2017年12月12日
こんなふうに「クソ校則選手権」を募集すると、出るわ出るわ、おかしい校則が……。
想像どおり、教えていただいた校則の中で一番多かったのは「髪型」「服装」の規制でした。
- 髪の色・長さの細かい指定
- 髪のくくり方の細かい指定
- 眉毛処理の禁止
- スカート・ズボン・靴下の細かい長さ指定
さらには下着の色まで指定まで!!
「下着は白が好ましい」
校則として高校の生徒手帳に書いてあった…。「好ましい」って表現がキモさを助長してる(笑)
— ひろせめぐみ@歌声喫茶ともしび伴奏ピアニスト (@megmeg0001) 2017年12月12日
か……
完全にイカれてる!!
……というものばかりですねぇ……。正直、ネタかと思うレベル。
ここまで容姿を強制したがるのは今の時代にそぐわないのは自明の理。
子どもが容姿を気にすることが、先生にとっては気に入らないのでしょうか? 全員が同じような容姿じゃないと不安になるのでしょうか?
「郷に入っては郷に従え」を印籠にするな!
日本人が好きな諺に「郷に入っては郷に従え」があります。
これ、言っていることはわかります。その場所にはその場所の文化があるから、それに従うことが大切だということですよね。
ただし、これを乱用しているのが日本の学校です。
「郷に入っては郷に従え」
この諺を「すべての理不尽なルールを受け入れて我慢しろ」という解釈で最強の「印籠」のように掲げる人は危ない人。
すべてのルールは変えてはいけなくなる。そのルールが一部の人に差別的だったり、屈辱的だったらその「郷」を変えないと。
— ヨス@2018年春に出版 (@yossense) 2017年12月15日
校則の内容がどうであれ、先生は生徒に守らせることに必死でした。そう。目的がゆがんでいるのです。
そのルールが中学生の身体的・精神的に良い影響を与えるからするべきなのではなく、ルールだから守れとおっしゃるのです。
わたしが中学校のころから、いえ……それ以前から日本の学校ではこういう姿勢でした。
校則に理由はない
校則だから守れ
学校で身につけるのは「郷に入っては郷の理不尽なルールでも反抗せずに受け入れよ」です。
「郷に入っては郷に従え」っていうのは、ヨソから来た人が「自分が適応していこう」っていうときに使うもので、まわりが「俺らに合わせろ」って脅すために使うもんじゃないと思うんだよなぁ… https://t.co/MLZFHQIWVW
— 雨宮@フリーライター (@amamiya9901) 2017年12月16日
この言葉も、例えば海外留学するときに「自分の価値観だけで相手の文化に優劣を付けるのはダメだ。こちらは受け入れてもらう側なんだから、ちゃんとその国の文化を受け入れるぞ!」という意気込みとともに使うのならすごくいいんです。
でも今日本では学校側や会社側が「新入りはオレたちに合わせろ」という意味合いで使うからおかしいことになってるんですよ。
ブラック校則をなくするためにご賛同を!
偶然ですが、わたしがこんなことを考えているちょうど同じタイミングで、こちらのキャンペーンを知りました。
ネット上で、「林芳正文部科学大臣」宛ての署名を「change.org」で募集しています。
先日も、元の髪が茶色いのに髪を黒くしろと強制させられた事件について記事にもしましたが、
わたしは全力でこのキャンペーンを応援しています。
ぜひ、ご協力ください。
本当のところ、生徒たちが自分たちが行動して「自分たちの世界の校則」を変えるのが好ましいでしょう。
でも、今の日本の教育は「ルールを守ること」しか教えてくれません。
決まっていることでも、自分たちの頭で考え「理不尽なルール」を変えるためにアクションを起こす
これは社会に出てからは「業務改善」にもつながる大切なスキルですが、日本の学校では一切学べません。
むしろ、生徒が自分の意見を言うようになることを先生たちは嫌っています。
理不尽な学校に在籍している皆さん、すでに卒業した皆さん、ぜひ声をあげてください。今こういうキャンペーンがあるときに行動しないといつ声をあげるのですか?
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