こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
毎日、普通に生活していると腹が立つことってときどきりありますよね。今回は、その怒りの矛先について。
「全喫煙者」が嫌いだった
私はタバコが大嫌いです。タバコというかタバコの煙に対するアレルギーなので、体質的に煙がダメなんですよ。
そんなものだから、突然目の前でタバコを吸い出す人って敵だったわけです。駅までの通勤途中に、私の前を歩いている人がタバコを吸い出すと、「死にさらせ!」って思っていました。
この話は10年以上も昔で、日本全体でタバコの害に対する意識も今より低かった時代です。そういう場面に出合うことが多く、怒りの矛先を全喫煙者に向けていました。
矛先がおかしい
でも、普通に考えて矛先を「全」喫煙者にするのはおかしいですよね。当時は心が病んでいたのかなとも思います。
どう考えても、喫煙しない人にもゴミクズは数多といますし、喫煙する人にすばらしい人もたくさんいます。
そこを一緒くたにして「全喫煙者はクズ」っていう拡大解釈するのは適応範囲を広げすぎです。
それこそ、1人の女性にフラれただけで「女なんて……」と言っている男性とか、たった1人の男の子を育てただけで「男の子って大変……」って言っている親と同じです。
でも被害を受けているのは事実だから
でも被害を受けているという現状があるので、そう陥りやすいのは仕方がないんですよ。
それでも矛先がおかしいんですよね。本当の矛先は、タバコの煙で危害を受ける現状をそのままにしている制度であったりするんです。
たまに見かけるマナーのない喫煙者も矛先になりそうですが、そういう人間に教育をできる機会のない社会に問題があります。マナーのない喫煙をかっこ良く演出している日本のメディアにも欠陥があるわけです。
ただ、それでもすっごく仲が良くなる人には喫煙しない人の方が割合が多いのも事実です。やはり、同じ被害者という部分で共感できますからね。
というわけで、今回は私が若いころ「全喫煙者」を怒りの矛先にしていた「ちょっとイタめな過去」についてお話しました。
私の周りには、「迷惑になるから一切、外ではタバコを吸わない(家だけで吸う)」という人もいるので、本当に迷惑をかけない喫煙者っているんですよ。でもそういう友達には、健康のためにも心からタバコをやめて欲しいんですけどね。