21世紀の「新しいお寺のカタチ」を見た! 善照寺のイベント「おつとめ(パフォーマンス×仏教)」が日本中に広がってほしい

こんにちは! ヨス(@yossense)です。

わたしの友達である住職ブロガーへんもさんのお寺 善照寺で「あるイベント」がありました。

それは「パフォーマンス × 仏教」という「ん??」というテーマのイベント「おつとめ」です。

イベント「おつとめ」のチラシ
イベント「おつとめ」のチラシ

パフォーマンスを見るのが好きなわたしとしては、見る前は「見て楽しいイベント」というだけの認識でした。

でも、先日2回目の公演を見てきて「おおおおおおお!」と唸りました。

今回は「おつとめ」というイベントがもっと日本中に広がってほしいという気持ちを込めてアツく語ります。

「おつとめ」とは?

では、この「おつとめ」というイベントについて簡単に紹介します。

香川県にある善照寺というお寺で行われるイベントの名前です。

お寺で行われるイベント
お寺で行われるイベント

内容は、簡単にいうと、パフォーマンスを楽しめる「小さなサーカス」という感じですね。

たとえば、世界的な縄跳びパフォーマーである縄のまっちゃんのパフォーマンス。

縄のまっちゃんのパフォーマンス
縄のまっちゃんのパフォーマンス

こちらは広島で大活躍している大道芸人 れもん さんのパフォーマンス。

れもんさんのパフォーマンス
れもんさんのパフォーマンス

どちらの方も、国内でトップクラスのパフォーマーです。

もう、本物を見ないとこの写真だけでは魅力の100分の1も伝わらないのですが、とにかくすごいんですよ。

「ああ、いいものを見られた!」で終わるのがサーカスだと思うのですが、「おつとめ」はこれだけでは終わりませんでした。

お寺の目的とは?

さて、唐突にお聞きしたいのですが、お寺の目的ってなんでしょうか?

人生で大切なことを学ぶこと」だと認識しています。

いや、そんなことネットで検索したらええやん」と思っている方もいらっしゃると思いますが、今の時代だとそれがありますよね(笑)。そのとおりです。

実は、インターネットもテレビもラジオも無かった時代は、「お寺」だけが、そういうことを学べる場でした。

そして「住職」という人は、誰よりも勉強をして知識があったハズです。

そんな人から話を聞く、そんな人に相談することは、今でいう「Googleで検索をする」に等しい行為だったのでしょう。

善照寺住職の へんも さん
善照寺住職の へんも さん

驚くことに、「IT技術の発展」は、なんと「お寺」の競合になってしまったとも言えるかも知れません。

お寺に行く人が減ることにより、お寺の機能は「お葬式」に限定されるようになりました。

そして、どんどん全国のお寺が無くなっているというお話も耳にします。

仏教には何千年という「データベース」がある

これ、「伝える力」のすこぶる高い へんも さん(住職)の言葉ですが、「仏教には何千年というデータベースがある」のです。

仏教をはじめ、宗教には歴史がある
仏教をはじめ、宗教には歴史がある

人間の住む世界は、技術や人権意識の発展によってどんどん変貌していきましたが、人間の本質って10年前も、100年前も、1,000年前も同じなんです。

たとえば、1,000年前の人も、他人を欺いたり、妬んだりしていたはずです。『古事記』にも嫉妬の歌があるように、古来から恋愛の問題もいろいろあったんでしょうね。

つまり、仏教をはじめ、宗教というのは「人間の本質」を古来からとらえているもので、現在まで続くデータベースがあり、現代人もいっぱい学ぶものがあるということです。

……でも、ネット検索では調べられないレベルのありがたい話が聞けるとしても、お寺にわざわざお話を聞きに来る人なんて今どきいませんよね(笑)。

イベント「おつとめ」の趣旨

そこで、このイベント「おつとめ」です。

一見、「サーカス」という「客寄せパンダ」を使っているだけのように見えます。

でも、「おつとめ」は「超ハイレベルなパフォーマンスを楽しめるイベント」だけでは終わっていないんですよ。

れもん さんのパフォーマンスがすごいスピード感だった
れもん さんのパフォーマンスがすごいスピード感だった

対談のときに初めて明らかになるのですが、実はパフォーマーの演技には、前もって「仏教のテーマ」が与えられています

たとえば、仏教用語の「諸行無常(しょぎょうむじょう)」のような。

説明が難しいし、わたしのような素人が書いて間違っていたら困るので触れませんが、こういう言葉って言葉だけで説明するのではわかりにくいこともあるんですよ。

縄を自由自在にあやつる 縄のまっちゃん
縄を自由自在にあやつる 縄のまっちゃん

かといって、パフォーマンスだけでも観客には伝わりません

そこで本イベント「おつとめ」では、パフォーマーの方と住職との対談を、1時間ほど設けています。

対談の意義

「対談」と聞くと、「なんで?」と思うかも知れません。

でも、この「対談」が「おつとめ」というイベントの真髄だと確信しました。

わたしは「21世紀のお寺の新しいカタチ」とさえ思っています。

パフォーマーとの対談コーナー
パフォーマーとの対談コーナー

冒頭のほうでも書きましたが、「お寺」の役目は、古来から伝わる「知のデータベース」を伝えることです。

でも、小難しいお話を住職がたんたんとしたのでは、伝わるどころか、眠くなりますよね。

でも、演技のあとで「今回、○○さんがやった演技は『諸行無常』というテーマでした。『諸行無常』というのは……」と聞くとどうでしょうか?

Room Kidsの岡本さんとの対談
Room Kidsの岡本さんとの対談

演技を思い出して「ああ! あの動きってそれを表現していたのか」と、演技自体も2倍楽しめるし、仏教の教えも実際に見たり感じたことによって言葉だけよりも深く理解できるんですよね。

耳で聞くだけでは、筒抜けになっていたはずの難しい教えが、パフォーマーの演技によって脳裏に強烈に印象付けられる

それを対談によって紐解いていき、深く理解できるんですね。

お寺の新しいカタチ

この善照寺でやっている試みですが、まさに今の時代に合ったお寺のカタチです。

ハイレベルな表現者による演技で感動を呼び、それを仏教の話と繋げる……。

なんて満足度の高いイベントでしょうか。

第二回「おつとめ」の出演者一同
第二回「おつとめ」の出演者一同

このイベント「おつとめ」が全国のいろんなところで行われるようになればなぁと善照寺ファンとして強く思っています。

善照寺
善照寺

なにげなく「善照寺ファン」と書きましたが「ファンのいるお寺」ってすごくないですか?

さて、今回は善照寺のイベントに感動してアツく語りました。

今の時代、「何も変えなくて人が集まる」というものはありません。

お寺も含め、古くから伝わってきたものでも変わらなくては生き残れないんです。

だって、1,000年前とは事情が違いますから。

そんな今の時代を代表する住職 へんも さんのブログはいろんな意味で刺激になるはずです。ぜひチェックしてみてください。

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