「お母さん座り」「お父さん座り」とか性別に関連付ける必要あんの?

こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。

今回は幼稚園とか保育園とかでよく使われる表現ですっごーく気になる言い方についてです。それは座り方の名称です。

「お母さん座り」とか……

じゃあみんな「お母さん座り」してくださいー!

幼稚園や保育園に子どもを行かせている方は、こういう掛け声って聞いたことないでしょうか?

「お母さん座り」というのは「正座」の幼児語です。まぁ、「お母さん座り」という言い方があるぐらいですから、もちろんその対義語の「お父さん座り」という表現もあります。こちらは「あぐら」のことです。

明らかにステレオタイプ

ほんまに日本はねー、こういう性別のステレオタイプを植え付けるような名称にもっと敏感になるべきですよ。だから女性差別大国なんて汚名がかけられているんですよ。

「お母さん座り」って言うと、女性は正座をするのがスタンダードっぽく学びますよ。で、男性は「あぐら」をするべきみたいに刷り込まれます。

性別で座り方を区別する必要はないですよね。意味がわかりません。

ついでに書いておくと、「お姉さん座り」は「横座り」のことで「お兄さん座り」は「体育座り」のことだそうです。この「体育座り」という言い方もかなり気持ち悪いですけどね。

「あぐら」はくだけている

私が気になるのが、「お母さん座り(=正座)」は男性にとってもオフィシャルな場ですべき、最も礼儀正しい座り方とみなされていることです。まぁ、足に良くないらしいんですけどね。

逆に「お父さん座り(=あぐら)」はくだけた座り方です。「足を崩す」という表現もありますよね。

ってことは男性は「正座(=お母さん座り=礼儀正しい座り方)」から「あぐら(=お父さん座り=くだけた座り方)」へ変えることが許されていますが、女性には許されていないふうに見えます。

女の子なのにはしたないっ!

実際に女の子があぐらをかくと「女の子なのにはしたない!」って言う方がいますよね。やっぱり基本的には女性には許されていないんですね。最近は昔よりゆるくなっているにしても。

ほかにも女性の一人称「わたし」というのも同じですよね。男性は正式な場では「私」と言いますが、くだけた場では「オレ」とか「わし」とか「ぼく」とかいろいろ言います。

でも女性の場合は基本的に最も礼儀正しい一人称の「わたし」だけです(「うち」とかほかにもいろいろあるのは知っています)。

こんな感じで女性の方が礼儀正しさへの抑圧が未だに社会に残っているんです。もうほんまに座り方と性別の関連づけとか意味ないんでやめませんかね。

そもそもオカシイことにお気づきですか?

まぁ、いろいろと座り方の名称について文句を書いてきましたが、そもそものオカシイ点があります。

座り方を強制する必要があんの??ということです。

私にはどうもその必要がないようにしか思えません。っていうかないですよね? なんで、座るときに参加者全員が同じ座り方にする必要があるんでしょう。

バラバラだと先生が気に食わないんですか? やっぱ軍隊教育っぽいですよね。

正座には処罰の意味合いもある

なお、収容中に反則行為を起こした場合、その事実について調査の上、「懲罰」を受けることもある。「報奨金計算額の3分の1の削減」、「書籍等の閲覧停止」などいくつかの種類があるが、大半は一定の期間、単独室の中で正座で過ごす、いわゆる「閉居罰」を科されることになる。

日本の刑務所 - Wikipediaより引用しました。

日本の刑務所では処罰として正座をさせるようなものがあるんだとか。そういや、刑務所とかじゃなくても怒られたときに「そこで正座してろ!」っていうことってありましたよね。

やっぱり正座って抑圧なんですね。その抑圧的な座り方を女性に当てはめて「お母さん座り」って言うんですよね……。やっぱ問題でしょ。

ふと思い出しましたが、私がいた中学校は管理教育の先端を行っているような危険な学校でした。体育館で集まるときがありましたが、そんときに校長先生が出てきたら全員が正座をしなければいけませんでした。

めっちゃ固い体育館の床の上でですよ! 正座は床じゃなく畳に座るのを前提で考えられた座り方ですよね? ぶっちゃけ痛すぎて校長先生の話なんて聞いている余裕ゼロでしたよ。

私には敬意と座り方って無関係だと思います。座り方の強制は人権侵害だと思っていますので。

Twitterではこの記事のような内容のつぶやきをよくしています。

この記事を気に入った人はぜひフォローしてくださいね♪

 Twitter

「夫婦別姓」の書籍を出版しました!

Amazonの電子書籍で、夫婦別姓についての電子書籍を販売いたしました!

あなたの「想い」を「発信」してみませんか?

もし、この記事を見て共感してくださったなら、あなたも発信してみませんか?

わたしの著書『読まれる・稼げる ブログ術大全』では、ブログをこれからはじめたい人、発信をはじめたいと思っている人に必要な情報がすべて詰まっています。

ただ闇雲に発信するのではなく、「伝わりやすさ」がもっとも重要です。

ぜひ、あなたの考えている「社会のここがおかしい」をブログやSNSで正しく発信しましょう。