「その空気」は読むな!「空気を読む」は「空気にのまれる」という意味ですから

こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。

今回は「空気を読む」という現象についてです。

「空気を読む」という現象は世界中のどの民族でもやっていることだと思いますが、すごく日本的でタチの悪いものがあることに気づきました。

「空気を読む」ということ

「空気を読む」というのはその場の雰囲気を感じ取って、どういう行動をとることが望ましいかを考えて行動することです。

例えば飲み会でバカ上司が下ネタを言おうとしたけど、周りが「下ネタはやめとけっ」って雰囲気なのを感じとって言うのをやめるとか。

まぁ、大抵のおっさんがこういう空気を読まずに言うからウザがられるんですけどね。

こういう空気を読むのはコミュニケーション上不可欠だと思いますが、日本にはおかしいシチュエーションの「空気を読む」が存在します。

「空気を読む」と聞くと思い出す

わたしが「空気を読む」という言葉を聞いたときにいつも思い出す光景があります。

それは昔、大阪にいたときに駅のホームで高校生3人組がコンビニで買ったオニギリを食べていた光景です。そのうちの一人がマンガみたいに見事にオニギリを転がり落としたんです。コロコロって。

ほら、都会の駅のホームってめっちゃ下が汚いですよね。嘔吐した跡はあるし、つばとかタンを吐く人もいるし、不衛生なのがあからさまにわかるほど黒いです。

その高校生は、すぐにオニギリを拾いましたがさすがに汚いので停止していました。わたしが「うわ、かわいそうに」と思ってると、さらにかわいそうなことが起きました。

3秒ルール!?

オニギリを落とした子の友達2人が「3秒ルール!3秒ルール!」と騒ぎ始めました

するとなんと!? ありえないことにそのオニギリ高校生が空気を読んで、駅のホームに落としたオニギリを口に入れたんですよ。で、残り2人が「うわっ! ほんまに食ったでコイツwww」ですよ。

いや、ヤバすぎですよ。食べるまでにあった「間」が、その子の常識(これはさすがに汚くて無理!)を表してました。

この空気を読む行動ってどうみてもイカれてますよね?

なんで「芸人魂」が求められるの?

このときの「空気」って
……

おまえ、ここでオレらの期待に答えてその汚いオニギリ食わなシラけるで!

っていう空気ですよね。……え? ……シラけるって何なの??

日本人って、自分を犠牲にしてまでウケを取らなあかんの(まぁ、これを見たのは大阪でしたが)?? これ、芸人さんだったらTVでウケを取るのが仕事です。そのために身体をはるのも業務だから仕方ないかもしれません。

でも、一般の人は「芸人魂」を持つ必要あるんですか? なんで芸人を目指しているわけでもないのに「芸人魂」を求められているのか謎すぎます。

はっきり言って、アホどもの期待に答えても得することはありませんよ。そんなの友達じゃありません。

自分を犠牲にする空気など読む必要ない

わたしは声を大にして言いたいんです。
自分を犠牲にする空気なんて読む必要はありません

もうね、あえて読むべきじゃない空気ってあるんですよ。さっきの例で言うと、アホな友達の期待に答えて自分の意に反する行動をしたわけです。

そしたら、その友達は同じような状況になったときにまた求めますよ。そのクソみたいな空気を読めと。

こういうのは「空気を読む」ではなく「空気にのまれる」と言います。どうか自分を大事にしましょうね。

そう言えば「「~に似てるね! (芸能人とか)」って超絶に価値のない発言だから止めようね」って記事にも書きましたが、「~に似てるね」みたいに言う人っていますよね。

でもこういうときにわたしは「誰かに似てるとか言われるのはキライなのでやめてください」といつも切り返すようにしています。

だって、イヤなものはイヤだもの。こういう切り返しって、たぶん「空気読めない」と言われる行動だと思うのですが、わたしは自分の感情の方が大事なので空気にのまれてあげません。

(^_^;ゞ ← 現実社会で、こういう顔文字みたいな反応ってしたくないんですよ。SNSではこの顔文字が便利でよく使いますけど。