こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
今回は日本のアニメのキャラクターの言葉遣いについてずっと気になっていることについてです。
アニメの女性キャラクターが使う「おんな言葉(日常で聞くことのない言葉)」も気になりますが、それよりももっとひどい言葉があります。
それが男性キャラクターの話す「おとこ言葉」です。今回はその中でも問題である「お前」という言葉について紹介します。
アニメの主人公(男)がヒロインに「お前」と呼ぶ
マンガやアニメに出てくる男の子キャラが使う「お前」という表現がかなり気になります。
特に、主人公の男の子がヒロインに向かって、「お前が言ってたんだろ!」のようなセリフを言うシーンは日常茶飯事なのですが……。
この「お前」っていう表現、必要なんですか??
あまりにも当たり前すぎてそれが当然のように思っている人がほとんどだと思いますか、これっておかしくないですか?
「お前」は目上から目下にしか使えない
まず、「お前」という言葉についてちょっと考えてみましょう。
お前という日本語は、目上の者から目下の者にしか使えない言葉です。
例えば部下が上司に向かって「お前」と呼ぶとどうでしょうか?
「なんだそのクチの聞き方は!?」とブチ切れられる様子が目に浮かびますね。子どもが親に向かって「お前」と言った場合も注意しない親はいないでしょう。
「お前」という表現は、そのくらい相手を馬鹿にした言葉だとわたしは認識しています。
男の子は女の子より立場が上?
ところが、マンガやアニメの中だと主人公の男からヒロインに向かって「お前」と言う言葉を連発します。
これを見ている子どもたちは
「男は女より上だ」と学んでしまうのです。
「え? そんなわけないだろ! 話が飛躍しすぎだ!」と思うかもしれませんが、よく考えてみてください。
さっきも書きましたが「お前」という言葉は、上の立場の人から下の立場の人にしか言わない言葉ですからね……。
つまり、男キャラが女キャラに向かって当然のごとく「お前」というシーンを見る中で、子どもたちに女は男より立場が下だということを教育されていると言えます。
それをほとんどのマンガ・アニメで当然のことのようにやっているんですよ。問題アリアリではないでしょうか?
実際にわたしが子どもの頃、女の子の方が「身分」が下だと本気で思っていましたから。こういうメディアの影響もかなり強いです。
そもそも日本語で「二人称」を使うことは失礼
実はですが、日本語では二人称を使うこと自体が失礼な言語です。
そもそもですが、自分と対等、もしくは上の立場の人間には「あなた」という表現を含め、二人称は一切使えません。
では、日本語では何を使うかと言うと、「三人称」です。
アニメの男の子の主人公が「お前が言ってたんだろ!」の「お前」を、相手の名前「リサ」に変えて「リサが言ってたんだろ!」にすればよくないですか?
男の子が女の子に「お前」と呼ぶのは女性蔑視に繋がっているということを知っておいてくださいね。
さて今回は、わたしの大嫌いな日本語の1つである「お前」について紹介しました。
元々は敬意の意味があったそうですが、今では「罵倒語」にしても良いレベルになっているので、日常でも使わないようにしましょう。
ちなみに、こういう細かい言葉遣いで、相手が自分に合うかどうかってすぐにわかりますよね。こちらの記事もぜひ。
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