こちらはWindows専用のマウスジェスチャーです。Macの場合はBetterTouchToolをご覧ください。
こんにちは! マウスジェスチャーがないとパソコンを使えない体質になってしまったヨス(プロフィールはこちら)です。
私は長い間マウスジェスチャーツールと言えば「かざぐるマウスを愛用していました。
そこで代わりになるマウスジェスチャーを探して、いろいろ試した末に辿り着いたのが「MouseGestureL.ahk」というマウスジェスチャーです!
- 【 MouseGestureL.ahkの使い方: 1 】インストールの仕方今ココ
- 【 MouseGestureL.ahkの使い方: 2 】ジェスチャー登録の仕方
- 【 MouseGestureL.ahkの使い方: 3 】操作性UP
- 【 MouseGestureL.ahkの使い方: 4 】登録例(基本)
- 【 MouseGestureL.ahkの使い方: 5 】マウスジェスチャーの登録例(応用)
MouseGestureL.ahkとは?
「MouseGestureL.ahk」は、「AutoHotkey_L」という別のツールをベースにして起動する、非常にカスタマイズ性の高いマウスジェスチャーツールです。ではその4つの利点をご紹介しましょう!
すべてのブラウザでも統一して使える
通常のマウスジェスチャーは、ブラウザごとに違うソフトを入れる必要があります。
MouseGestureL.ahkだと、すべてのブラウザーに対して統一して使うことができますよ~! なので設定も一度だけ!
ウインドウでも使える
通常のマウスジェスチャーは、ブラウザにくっついているものが多いです。なので、そのブラウザ内でないとマウスジェスチャーは使えません。
でもMouseGestureL.ahkなら問題ありません! ブラウザだけでなく、ウインドウでも全く同じジェスチャーが使えます。
ソフトでも使える!!
これ、最初気付かなかったのですが、すごいんです! なんとメモ帳とかのソフトの操作にも使えるんですよ!!
しかもソフトごとに違う設定ができます。なので逆に「このソフトではマウスジェスチャーを使えないようにする」なんてことも出来ます!
自由度の高いカスタマイズ
このマウスジェスチャーのカスタマイズ性は最強ではないでしょうか?
ほとんどのマウスジェスチャーツールで共通する使用方法が、マウス右ボタンを押しながらマウスを動かす……という動作です。MouseGestureL.ahkなら、なんと! マウスの左ボタンを使ったりもできます(しなくてもOKですがw)。
クラウドで複数のコンピューターで同期
MouseGestureL.ahkをクラウドに保存しておけば、複数のコンピューターで同じ設定のMouseGestureL.ahkが使えます。
つまり、パソコンAでMouseGestureL.ahkの設定をいじった場合、パソコンBでもその設定が使えるようになる……ということです。
MouseGestureL.ahkのインストールの仕方
ではお次は、MouseGestureL.ahkのインストール方法です。これがちょびっとだけややこしいです。なにせ「AutoHotkey_L」という別ツールを入れて、それを利用して動かすからです。
MouseGestureL.ahkをダウンロード
まずはダウンロードからです。
こちらのページに行ってから、以下の部分をクリックし、ダウンロードして下さい。
解凍して好きなとこに移動
インストールした「MGLahk118.zip(数字は異なる場合があります)」を解凍して下さい。(現在は「MGLahk130.zip」という名前です)
解凍すると「MouseGestureL」というフォルダーができます。その「MouseGestureL」をパソコンの中のお好きなところに入れてください。
私は複数のパソコンで統一して使いたいので、クラウドの中に入れて使っています。
制作者サイトによると、Cドライブの中のプログラムファイルに保存するのは避けたほうが良いようです。
「AutoHotkey_L」をダウンロード
今度は、「MouseGestureL.ahk」の基盤となる「AutoHotKey_L」というツールをダウンロードしましょう。
こちらのページに行ってから、Downloadをクリックし、ダウンロードして下さい。
ご自分のパソコンが32ビットか64ビットかわからない場合はスタートメニュー → [ コントロール パネル ] → [ システムとセキュリティ ] → [ システム ] → [ 真ん中辺りにある「システムの種類」の欄をチェック! ](※Windows7の場合です)で確認して下さい!
AutoHotkey.exeをマウスジェスチャーの中に移動
では、今度の流れとしては、AutoHotkeyをWindowsにインストールし、その中にある「AutoHotkey.exe」だけを盗み取る……という感じです(笑)。
データを解凍
ダウンロードしたデータを解凍します。
ZIPデータの上で右クリックし、「すべて展開」で解凍して下さい。
AutoHotkeyをインストール
そして、普通にインストールしましょう。
解凍したデータをダブルクリックしたらインストールの画面になるのでそれに従ってインストールしてください。
「AutoHotkey.exe」を盗み出す
Windowsにインストールした「AutoHotkey」のフォルダの中に「AutoHotkey.exe」というファイルが出来ます。
さきほどインストールした「MouseGestureL」のフォルダの中に「AutoHotkey.exe」を移動します。
「AutoHotkey.exe」の名前を変更
移動したファイル「AutoHotkey.exe」の名前を「MouseGestureL.exe」に変更します。
これでひとまず完成です!! やったねー!!
「MouseGestureL.exe」を開く
ではさっそく「MouseGestureL.exe」を開いてみましょう。普通に開こうとすると開かないと思うので、以下のように。
プロパティで「許可する」にチェック
OKを押す
なんかウィンドウが出ますが。ひとまずOKをクリックして下さい。
あとで設定をしていきます(別の記事で紹介します)ので、とりあえず……ということで。
タスクバーにアイコンが出る
ちなみにすでに「MouseGestureL.exe」を一度クリックしていて、すでに起動している場合は、以下のようなウィンドウが出ます。
An older instance of this script is already running. Replace it with this instance?
Note: To avoide this message, see #SingleInstance in the help file.
って書いてあります。「さっき、一度クリックしてこのツールはすでに起動中だよ。新しいのに置き換えるぅ?」ってノリのことを言っているので、いいえで良いと思います。
タスクバーに見当たらない場合、タスクバーに入りきらず「三角の印」の中に入っている場合があります。三角の印をクリックしてみてください。
オマケ:スタートアップに登録
このMouseGestureL.ahkを使うには、パソコンを立ち上げる度に、「MouseGestureL.exe」をクリックして起動しないといけません。
でもそんな面倒なことしなくても「スタートアップ」に「MouseGestureL.exe」へのショートカットを登録しておくと、PCの電源を入れると共に、MouseGestureL.ahkも立ち上がってくれますよ♪
詳しくはこちらの記事にて。
今回ご紹介したMouseGestureL.ahkですが、慣れると問題ないのですが、最初の設定がかなり分かりにくいです! ちょいプロっぽい仕様なんで。設定については下の続編記事をご参考にどうぞ!!
今回、かざぐるマウスが公開終了になって、新しいマウスジェスチャーを探していたときに参考にしたのが、jMatsuzaki(@jmatsuzaki)さんのこちらの記事です! 素晴らしい情報ありがとうございます!
参考: マウスだけでWindowsを素早く操作できるフリーソフト!マウスジェスチャーソフト「MouseGestureL.ahk」が便利!! | jMatsuzaki
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