出雲大社とその周辺で見ておくべきものまとめ

こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。

今回は島根県の出雲大社周辺で見ておくべきものをまとめました。

滝とか湧き水、巨木、大岩と見どころがいっぱいですよー!

大社のムクノキと命主社
大社のムクノキと命主社

出雲大社で見ておくべきもの

出雲大社と言えば大注連縄(おおしめなわ)
がまず連想されますが、それだけじゃありません。

では出雲大社の周辺も含め、見ておくべきものを紹介します!

4種類の鳥居

まずは4種類の鳥居です。

4種類というのはこういうことです。

4つの鳥居
4種類の鳥居

なんと……

  • 石(鉄筋コンクリート)

こんなふうに4つともがバラバラの材質で出来ているんですね。おもしろいでしょ?

ちなみに、「1つめの石の鳥居」は出雲大社に辿り着く前にあるのでお見逃しなく。くわしくはこちらを。

ムスビの御神像

先ほど紹介した「第四の鳥居(銅の鳥居)」の近くにこんな御神像があります。

ムスビの御神像
ムスビの御神像

右手側にあるし、かなり大きなのでわかると思います。

ムスビの御神像という像で、出雲大社の祭神こと「大国主(おおくにぬし)」の銅像です。

写真で見るよりも本物はかなり迫力がありますよ。

これは公式なのかどうかわかりませんが、この像のところで同じポーズをとるとご利益があるんだとか。

……ということでこちらでぜひ同じポーズを!

拝殿

そして「拝殿」です。

第四鳥居をくぐるとすぐ目の前にあります。

出雲大社の拝殿
出雲大社の拝殿

この拝殿は、「御仮殿」と呼ばれ、出雲大社の遷宮期間中にはここに「 大国主大神 おおくにぬしのおおかみ」 が祀られていたんだそうです。

ただ、ご注意してほしいのですが、ここにあるしめ縄は「あの」有名なしめ縄じゃありません! もっと大きいです。

参拝はもちろん二拝四拍手一拝です!

神楽殿の大注連縄

そして見どころの大注連縄(しめなわ)
です。

わたしは拝殿にある しめ縄(←これも十分大きい)を大注連縄と勘違いしていました。

本物の大注連縄は「神楽殿」という建物にありますのでご注意を!

神楽殿は拝殿から左へ

神楽殿は、拝殿に向かって左手側に行きます。

ちょっと行くと、こんな素鵞(そが)川にかかっている橋があり、その向こう側にあるのが神楽殿です。

神楽殿には拝殿から左に行きます
神楽殿には拝殿から左に行きます

すでに大注連縄が見えていますね!

神楽殿を正面から見たところがこちらです。

神楽殿を正面から見る
神楽殿を正面から見る

神楽殿の大注連縄はめちゃくちゃ大きい!

というわけでこちらが神楽殿の大注連縄!

神楽殿の大注連縄は合成か!?というレベルの大きさです
神楽殿の大注連縄は合成か!?というレベルの大きさです

でかい……

でかい!!

でかい!!!

ひたすらでかいです!!

神々しい大注連縄
神々しい大注連縄

しかもこの神々しさ……

身長が190cm以上あるわたし(←うそですよ)と比べてもこの通り。

大注連縄をわたしと比較
大注連縄をわたしと比較

神楽殿の建物

ちなみにこの神楽殿の入り口にあるこの書で書かれたような文字……

神楽殿の「書」
神楽殿の「書」

これ、望遠レンズでズームで撮るとよくわかるのですが……

なんと織り物です!
なんと織り物です!

これ、織り物なんですよ! 書いてあるのではなく、縫っている! すごい……。

金刀比羅宮もありました!

個人的にテンションが上がったのは出雲大社西にある神楽殿の近くに「金刀比羅宮」もあったこと。

金刀比羅宮もありました!
金刀比羅宮もありました!

金刀比羅宮といえば香川県で有名なこんぴらさんですよね。

聞いた話ですが、こんぴらさんの「大物主神」は神無月に行われる出雲の「神々の会議」には出席したことがないそうです。

勝手な解釈ですが、10月にはこんぴらさんで「
お十日(おとうか)
」と呼ばれる、年に一度(十月十日)の大きなお祭り(例大祭)があるからかも……??


本殿の「屋根」

そしてもちろんお忘れないでほしいのが、「本殿」の屋根です。

出雲大社 本殿の屋根
出雲大社 本殿の屋根

本殿の中には特別な日じゃないと入れないし、写真も撮れないので、屋根の写真はしっかりと撮りましょうね!

もはや屋根だけで神々しい気がする。

地元の方に教えていただいたのですが、神社の屋根のこの交差したみたいな板ってあるじゃないですか?

これが縦に切られていると「男神」で、横に切られていると「女神」何だそうです。縦に切られている出雲大社は男神ですね。たしかに!

出雲大社の参拝方法についてはこちらの記事を!

彰古館

出雲大社にまつわる資料を置いてある彰古館(しょうこかん)

出雲大社の正面に立ってから見て左奥にあります。

出雲大社にまつわる資料を置いてある彰古館
出雲大社にまつわる資料を置いてある彰古館

これ、全部木でできているのですが、むちゃくちゃ美しい!

芸術的な建物ですよ。

素鵞社

出雲大社本殿の真後ろにあるのがこちらの素鵞社(そがのやしろ)です。

出雲大社本殿の真後ろにある素鵞社
出雲大社本殿の真後ろにある素鵞社

素戔男尊(スサノオノミコト)を祀っている八雲山との間に唯一鎮座する社です。

『古事記』の記述によれば、神産みにおいて伊弉諾尊(伊邪那岐命・いざなぎ)が黄泉の国から帰還し、日向の橘の小戸の阿波岐原で禊を行った際、鼻を濯いだ時に産まれたとする(阿波岐原は江田神社のある宮崎市阿波岐原町に比定される[1])。
『日本書紀』では伊弉諾尊と伊弉冉尊 (伊邪那美命・いざなみ)の間に産まれ天照・月読・蛯児の次に当たる。

スサノオ - Wikipediaより引用しました。

スサノオノミコトは、国産みのイザナギの子なんですね。

素鵞社はパワースポットとして有名だそうで、むちゃくちゃ並んでいました。

たしかに、この後ろの木々の雰囲気もあってかパワーにあふれているように見えました。

素鵞社の目の前にも木々があります
素鵞社の目の前にも木々があります

因幡の白兎

因幡(いなば)の白兎」をご存知ですか?

実は、出雲大社の敷地内にはその白うさぎ像がいっぱいあります。

なぜかというと……

今日では、「稻羽之素菟(いなばのしろうさぎ)が淤岐島(おきのしま)から稻羽(いなば)に渡ろうとして、和邇(ワニ)を並べてその背を渡ったが、和邇に毛皮を剥ぎ取られて泣いていたところを大穴牟遲神(大国主神)に助けられる」という部分だけが広く知られている。

因幡の白兎 - Wikipediaより引用しました。

毛皮をワニに剥がし取られた白ウサギを助けたのが、出雲大社の祭神「大国主神」だと言われているからなんですね。

というわけで、出雲大社内には因幡の白兎の像がいっぱいありますよ!

因幡の白兎の像がいっぱいある
因幡の白兎の像がいっぱいある

1つ1つ、個性があってかわいいですね。

因幡の白うさぎ像に松ぼっくりが
因幡の白うさぎ像に松ぼっくりが

こんな感じで、松ぼっくりが供えられていたりします。子どもかな? かわいいことしますねー。

ほかの場所にもかわいいうさぎ像があるよ!

知らなかったのですが、本殿の裏側にこんなかわいい像があったそうです……。

これは見たかったなぁ。

いろんな場所にうさぎの像はあるみたいなので、お見逃しなく!


番内(運がよければ)

いつもいるかわかりませんが出雲の「番内」がいます。

わたしが行ったのは1月4日だったからかわかりませんが、番内がいました。この人ですよ!

出雲の「番内」
出雲の「番内」

町の中を練り歩きながら、家の前を「悪魔祓い~」と大声を出しながら竹を叩きつけるんだそうです。

うちの末っ子(幼稚園年長)は「あれなに……?」とビクビクしていましたが。

亀の尾の滝

出雲大社の東にある「北島国造館」の正門があります。

北島国造館の正門
北島国造館の正門

こちらは「北島国造館」です。結婚式場として有名だそうですね。

結婚式場で有名な北島国造館
結婚式場で有名な北島国造館

この結婚式場で有名な北島国造館の正面に立ち、左奥に行ったところに滝があります。

亀の尾の滝」と呼ばれる滝です。

亀の尾の滝
亀の尾の滝

ここもパワースポットですね。というかマイナスイオンが出ているでしょうね。

スクナビコナをまつった天神社

この滝のすぐ前には少名毘古那(スクナビコナ)をまつった天神社があります。

滝の手前には天神社が
滝の手前には天神社が

スクナビコナは、国造りの協力神、常世の神、医薬・温泉・禁厭(まじない)・穀物・知識・酒造・石の神など多様な性質を持つ。

スクナビコナ - Wikipediaより引用しました。

天神社にはこんな橋を渡っていきますよー。

石橋をわたっていく
石橋をわたっていく

うわぁ! めちゃくちゃ良いロケーションですね~。

スクナビコナをまつった天神社
スクナビコナをまつった天神社

横には天満宮が

この滝に向かって右側には天満宮があります。

亀の尾の滝の東側にある天満宮
亀の尾の滝の東側にある天満宮

手前の橋もいい感じですね。この池は「心字(しんじ)池」という池だそうです。

天満宮

出雲大社から橋を渡っていけます

この滝への行き方ですが、出雲大社の東側を流れている「吉野川」を越えて行くと、ふつうに行けますよー。

出雲大社の東側を流れる吉野川を越えていける
出雲大社の東側を流れる吉野川を越えていける

こんな雰囲気のいいところを通っていけます。

亀の尾の滝へ向かう
亀の尾の滝へ向かう

滝の前の広場にはこんなかわいい絵馬もありますね。

滝の前の広場にはこんなにかわいい絵馬が
滝の前の広場にはこんなにかわいい絵馬が


大社のムクノキ

出雲大社の東の北島国造館(正門)のさらに東に行くと……。

こんな標識があります。

大社のムクノキへの目印
大社のムクノキへの目印

まっすぐ行くと「真名井の清水」、左に行くと「命主社」と書いてありますね。

ここを左に向かって、こんな細い道を抜けます。

この細道の奥に大社のムクノキが
この細道の奥に大社のムクノキが

ほら、大きな木が見えてきましたね! これが大社のムクノキです。

命主社

奥に見える木造の建物は「命主社(いのちぬしのやしろ)」です。

大社のムクノキと命主社
大社のムクノキと命主社

この木がどれだけ大きいかが分かりますね。

命主社
命主社

この命主社の正式名称は「神魂伊能知奴志神社(かみむすびいのちぬしのかみのやしろ)」です。

天地開闢(世界のはじまり)の造化三神の一柱、神皇産霊神(かみむすびのかみ)が祀られています。

命主社|出雲観光ガイド【出雲観光協会公式ホームページ】より引用しました。

樹齢1,000年のムクの巨木

そしてこちらが「大社のムクノキ」と呼ばれる大きな木です。パワースポットとしても人気だそうですね。

大社のムクノキ
大社のムクノキ

すごい迫力!! 推定樹齢1,000年と言われているそうです。高さは17メートル、根本回りは12メートルという巨木ですよ!

島根の名樹に指定されているほど有名な木なのでぜひ見に行ってください!

場所は出雲大社のちょっと東です。

ムクノキの前には小さな公園もありますよー♪

大社のムクノキ前にある小さな公園
大社のムクノキ前にある小さな公園


真名井の清水

そして、先ほどのムクノキのさらに東にあるのがこちらの真名井の清水

こんな看板がありました。

真名井の清水の看板
真名井の清水の看板

この真名井の清水は、昔から出雲大社の神事に関わる神聖な清水とされてきました。

島根の名水百選」にも選ばれているそうです!

真名井の清水
真名井の清水

というわけで近づきます。

水がくめるように「じょうご」があります
水がくめるように「じょうご」があります

ペットボトルに入れたりできるように「じょうご」と「ひしゃく」も置いてくれています。

やるな! 真名井の清水!

ほら、足元を見ると……

湧き水が出ている
湧き水が出ている!

湧き水が出てます!!

ご縁ポスト

真名井の清水からさらに東に行くと……

ご縁ポスト
ご縁ポスト

ご縁ポスト」というものがあります。

ご縁ポストの利活用いただくため≪願い思い叶うグッズ「出雲から告白 ねがいとどけ はがきセット」≫(2種類)を販売しています。

「ご縁ポスト」の開設について | 出雲市より引用しました。

なんと、出雲大社が縁結びの神様ということから、こんなポストが作られたんですね。

「ご縁ポスト」を後ろから見ると……

若干シュールなご縁ポスト
若干シュールなご縁ポスト

ここの広場は「真名井広場」という名前もあります。

稲佐の浜にある「弁天島」

出雲大社からしばらく西に行くと、稲佐
(いなさ)

の浜があります。ここですね。

10月になると全国の八百万の神々が出雲に集まってくるのは聞いたことがありますよね?

この稲佐の浜は、その神々をお迎えする場所だそうです。

神無月の10月は逆に「神在月」になる

そういえば、「10月=神無月」と呼ぶのはご存知ですか?「神様がいない月」と書きますね。

なぜ神様がいないかというと、出雲に集まってきて会議をするからです。

……ということで、この地域では10月を「
神在月
(かみありづき)

」と呼ぶんだそうですよ!! これは確かに!

昔は歩いて行けなかった弁天島

稲佐の浜に着くと、誰もが気づくと思いますが大きな岩があります。

これですが、「弁天島」と呼ばれる島だそうです。

歩いていけなかった弁天島
歩いていけなかった弁天島

岩にしか見えないのに?! と思いますが、理由がちゃんとあるんです。

昭和60年前後までは、島の前まで波が打ち寄せていましたが、近年急に砂浜が広がり、現在では島の後まで歩いて行けるようになりました。

稲佐の浜(いなさのはま)|出雲観光ガイド【出雲観光協会公式ホームページ】より引用しました。

なんと、昭和60年前後まではちゃんとした「島」だったそうです。

弁天島の拡大
弁天島の拡大

神様たちはこの浜でお祭りをするんでしょうか。



さて、今回は出雲大社に行ったときにまわった出雲大社付近のスポットをまとめました。

また行きたいと思うほどステキなところでしたが、子どもたちは「ヒマや!」と文句ばっかり言ってたので、ゆっくり周れなかったんですけど……。ううっ。

香川県のこんぴらさんぐらいの距離なら年に何回も行けるんですけどねぇ。

こちらは関連記事です。

ちょっと離れますがこんなところもあります。