姓の「さいとう」を入力する大変さを単語登録で解決する方法

「さいとう」を入力するのが大変

こんにちは! 効率オタクのヨス(プロフィールはこちら)です。

文字を入力するときに大変なものの1つが、人の名前です。

「読み」が同じでも、違う漢字になる場合が多いですよね?

その中でも入力の大変なものの1つが「さいとう」という姓です。

なにがそんなに大変なのかというと、さいとうで変換すると、こんな状態になるからです。

斉藤

  1. 斉藤
  2. 斎藤
  3. 齊藤
  4. 齋藤
  5. 斉籐
  6. 斎籐
  7. 齊籐
  8. 齋籐

そうです。「さいとう」という姓には似たような漢字の組み合わせによる複数のパターンがあり、探すのが大変なのです。

今回は、単語登録を使って、入力ミスを防ぐ方法を「さいとう」の漢字変換を例に紹介します。

「さいとう」に使われる漢字について

では、最初に「さいとう」という姓に使われる漢字を分解してみましょう。

全部で「さい」には4種類、「とう」には2種類があり、合計8種類の「さいとう」があります。

「斉」と「斎」はべつの漢字

まず、「さい」という漢字は「斉」と「斎」の2つに分かれています。

ヨス

非常に似ているので「同じ漢字」だと認識されそうですが、まったく違う漢字なのです。

なぜなら、次のように2つの漢字は意味が違うからです。

「斉」と「斎」は別の漢字
  • ととのえる。ひとしくする
  • ととのう。ひとしい。きちんとそろう
  • ひとしい。みな
  • 中国の国名。王朝名
  • まぜあわせる。調合する。整える
  • ものいみ。神仏を祭るとき、飲食や行動を慎んで、心身を清める。=斎
  • もすそ。裳のすそ。衣服のすそ
  • つつしむ。ものいみ。神仏を祭るとき、飲食や行動を慎んで、心身を清める
  • へや。ものいみのための部屋。学問などのための部屋
  • とき。僧の食事。仏事の食事
  • いつく。いつき。心身を清めて神につかえる

参考: 漢字辞典オンライン

意味が違うため、べつの漢字である。つまり、こちらの2つの「さいとう」はべつのものというわけですね。

2種類の「さいとう」

ヨス

まったく別の漢字なので、入力ミスをしてはいけません!

「斉」と「斎」それぞれに「旧字体」がある

次に知っておきたいのは、「斉」と「斎」の漢字それぞれに「旧字体」があるということ。

旧字体というのは、漢字を簡略化した「新字体」に対するものです。例をご覧ください。

「新字体」と「旧字体」
新字体 旧字体

左右の漢字はまったく同じ漢字で、簡略化されて現在の標準になっているものが「新字体というわけですね。

では、「斉」と「斎」の「旧字体」をご覧ください。

「新字体」と「旧字体」
新字体 旧字体

違いは、上の部分です。

新字体では「文」に簡略化されていますが、旧字体では「ひとことで説明できない」レベルの文字です(笑)。

「斉」と「斎」それぞれに旧字体があることで、「さいとう」には4つのバリエーションがあることになりました。

4種類の「さいとう」

  • 斉藤
  • 斎藤

「藤」の旧字体が「籐」

さらに追い打ちをかけるようですが、「さいとう」の「とう(藤)」にも旧字体があります。

「新字体」と「旧字体」
新字体 旧字体
ヨス

なんてこったい!

「さい」だけでも大変なのに、「とう」まで2つのバリエーションがあるのです。

これによって「さいとう」の組み合わせが8種類になってしまいました。

8種類の「さいとう」

  • 斉藤
  • 斎藤
  • 齊藤
  • 齋藤
ヨス

「さいとう」という姓に使われている漢字を理解できましたか?

実はパソコンで入力できない異体字も含めるともっと種類があるのですが、ここでは省略します。

参考: 住民票を見たら、自分の名前の「藤」の字が、なんか微妙に違ってました! 「藤」にも旧字体があるんですか?|漢字文化資料館

「さいとう」の入力ミスを防ぐ方法

では、「さいとう」という姓を入力するときにどうすれば入力ミスを起こさないのでしょうか?

そのためには単語登録がカギとなります。

【前提】「さいとう」で変換しない

まず、前提としてさいとうで変換して入力してはいけません。

なぜかというと、さいとうで変換すると次のようになるからです。

斉藤

  1. 斉藤
  2. 斎藤
  3. 齊藤
  4. 齋藤
  5. 斉籐
  6. 斎籐
  7. 齊籐
  8. 齋籐
ヨス

こんな中からお目当ての「さいとう」を探すなんて罰ゲームでしょうか(笑)。

「さいとう」+「数字」で登録?

そこで次のように「さいとう」+「数字」で登録する案はいかがでしょうか?

単語登録例

  • 斉藤
  • さいとう1

単語登録例

  • 斎藤
  • さいとう2

こうすると、さいとう1という日本語は存在しないため、変換した瞬間に必ず「斉藤」と入力できます

ヨス

つまり「変換候補から選ぶ」という作業がなくなるため、入力ミスがなくなりますよね。

ところが、この方法には
大きな落とし穴があります。

次の登録例を見ると、わかりますよね。

登録例1
単語 読み
斉藤 さいとう1
斎藤 さいとう2
齊藤 さいとう3
齋藤 さいとう4
斉籐 さいとう5
斎籐 さいとう6
齊籐 さいとう7
齋籐 さいとう8
驚くヨス

こんなの覚えられるかー!!

そうです。数字との関連性がまったくないため、覚えるのが難しすぎるのです。

漢字1文字ずつ登録する

では今度は、漢字1文字ずつを登録してみましょう。

たとえば次のように登録するのです。

単語登録例

  • さい1

単語登録例

  • さい2

これで、覚えるのが「さい」× 4種類、「とう」× 2種類になりました。

「さい」の登録例
単語 読み
さい1
さい2
さい3
さい4
「とう」の登録例
単語 読み
とう1
とう2

覚えるのが少しだけラクになりましたが、まだまだ覚えにくいため、実用性が低そうですね。

登録するルールを考える

ここまで見て、単語登録をスムーズにするためのポイントが見えてきました。

それは、思い出すための「関連付け」です。

ヨス

言い換えると、単語登録するための「ルール」ですね!

では、登録するルールをもっと整頓してみましょう。

1「斉」と「斎」を区別する

まずは、「斉(旧字体: 齊)」と「斎(旧字体: 齋)」を区別して入力する方法を考えてみましょう。

そのためには、それぞれの漢字の意味から連想するのがオススメです。

「斉」は、中国の王朝の名前「(せい)」、「斎」は「仕事場」という意味の「(しょさい)」に使われます(「書斉」はNG)。

そこで、こんなルールを作ってみました。

2つの区別
「斉」は「China(中国)」の王朝なので、頭文字の「 c 」をつけてさいcで登録
「書斎」は「room(部屋)」なので、頭文字の「 r 」をつけてさいrで登録

つまり、次のように登録するのです。

単語登録例

  • さいc

単語登録例

  • さいr

「さいc」も「さいr」も、こんな読み方をする漢字は存在しないため、入力するときに変換候補に競合がなくなるのがポイントです!

2「新字体」と「旧字体」を区別する

続いて、「新字体」と「旧字体」を区別するためのルールを考えてみます。

これはシンプルに、「旧字体には『 2 』をつける」というルールはどうでしょうか?

単語登録例

  • さいr2

単語登録例

  • さいc2

慣れるまで時間がかかりそうですが、入力するための「ルール」は理解しやすくなりました。

3「藤」にもルールを当てはめる

同じように「藤」にも「新字体 / 旧字体」のルールを当てはめてみます。

まず、「藤」は「ふじ(fuji)」と読むので、fjで登録してみましょう。

単語登録例

  • fj

その「藤」の旧字体が「籐」であるため、「 2 」をつけて次のように登録すればOKです。

単語登録例

  • fj2

4入力してみよう

「斎籐」と入力するときにはさいrと入力・変換し、続いてfj2と入力・変換すればOKということですね。

「齊藤」なら、さいr2と入力・変換し、続いてfjと入力・変換すればいいのです。

どうでしょうか? この中から探すよりは、入力ミスの確率が減るのではないでしょうか?

斉藤

  1. 斉藤
  2. 斎藤
  3. 齊藤
  4. 齋藤
  5. 斉籐
  6. 斎籐
  7. 齊籐
  8. 齋籐

今回紹介した方法は、日常的に人の名前を入力する人以外には役に立たない知識でしたね(笑)。

極端な例でしたが、今回知ってほしかったのは
「こういう発想もある」ということです。

「単語登録」を使って効率化を図るときの考え方として覚えておくと、役に立つことがあるかもしれません!

こちらは関連記事です。

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ヨス

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