こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
英語の勉強って、自分の発音が良くないと上手くなった気になれず、「モチベーションが……」ってことないですか?
わたしはそうでした。……と言うことは、逆に言うと英語の発音がよくなると、なんか上手くなった気になり、モチベーションも上がるということですよね。
目次
英語の発音をよくするためには日本語を知ることが良い
日本語の発音を学ぶと英語の発音がよくなるというふうにわたしは考えています。
そのことについてちょっとまとめますね。
日本人は日本語を知らない?
私たちは日本語を話します。それは日本で住んでいるからです。
なので、幼少のころを海外で過ごした方以外は、日本語が母国語で、日本語が一番得意な言語のハズです。
日本語を日常的に不自由なく操りきっている私たちですが、言語という視点で日本語を見た場合、ほとんどの方が素人なんですね。
そうなんです。実は私たちが日本語の全く知らない部分にこそ、英語の発音上達のヒントが隠されているんです。
「音声学」という考え方
私たちが「言語の勉強」と聞けば、まず思い浮かぶのは「文法」ではないでしょうか?
「私」は代名詞で、「行く」は動詞、「楽しい」は形容詞で「元気だ」は形容動詞……とかそういうヤツですね。
でもそれは言語学の中の一部分に過ぎません。
ほかには、例えば「表記」とか「位相」とか「音声」などと言った要素があるのですが、その中でも私が重要視しているのが「音声」。
ということで、私が思うのは「日本語の音声の知識」を利用すれば「英語の音声」をマスターできるんじゃないか?ということです。
私と英語学習
さて、今回はせっかくなので、私と英語との関わりについてちょっとだけお話をさせてください。
って言っても、全然たいしたものではありませんが。
義務教育で受けた英語
私が初めて英語に触れたのは、ほとんどの方と同じく中学校のとき。
中学校のときは英語は得意でしたので学校のテストの点数は、まあまあ高かったです(全く話せませんでしたが)。
高校で英語は「もうムリっ!」
ところが高校に入ってからがダメダメでした。
高校の英語は、どんどん新しい単語は出てくるわ、文法もややこしいわで、予習をしないと授業にもついていけませんでした
。かと言って予習をするような生徒ではなかった私は、親に隠れて買ったテレビをクローゼットに隠しておいて、夜な夜なスーパーファミコンをしていました。
それはそれはゲームに忙しかったです(笑)。なので、英語のテストは良くて30点。もちろん苦手科目トップ3の常連でした。
信じられない話ですが、私が高校の3年間で覚えた英語は「kill time(暇をつぶす)」のみでした。
身の程知らずの留学経験
そんな勉強ダメダメな私は、唯一得意で好きだった絵の方面に行きたくてデザイン専門学校に進学しました。専攻はイラストレーション。なので英語の学力なんて関係ありません!!
もう二度と英語の勉強なんてしないだろう……と思っていたのですが、あるものに興味を持ってしまいました。
それがアメリカへの留学です。
英語がダメなのに留学に興味を
まさかの事態です。専門学校での在学中、無謀にも「アメリカへの交換留学制度」というものに興味を持ってしまったのです。
英語が全くできないくせに、本当に身の程知らずもいいとこです。これ今思うと、留学する条件として英語力を問われていたら絶対ムリだったハズです。
とにかく、アメリカの姉妹校(美術の大学)へ1学期間だけですが、留学することになりました。
とは言え、さすがに英語がさっぱりなのはマズイということで、アメリカに行く前にカナダでホームステイして英語の勉強をしましたが……。
なんとか身に付いたサバイバル英語
アメリカに行ってからの生活は、それはそれは大変でした。だって英語がティンプンカンプンですから。
ルームメイトもアメリカ人2名で、田舎の都市なので日本人が少ない……ということで、コミュニケーションは英語しかありません。
右も左も、「L」も「R」も分からない状態で(←オオ! 我ながらうまい!)、とにかくサバイバルEnglishを身につけて生き延びた感じでした。
とりあえず留学期間中に「L」と「R」の発音の違いと、その重要性だけは理解できました(そんだけかいっ!)。
日本語教師に興味を持った
そして帰国後、改めて英語を勉強し始めました。
これもよくある話ですが、留学で自分の英語力の無さを体験すると英語を勉強したくなるんです。
そんなこんなで、英会話教室のアルバイトで子どもに英語を教えたり、外国人の友達を作ったりしているうちに、教えるということに興味を持ち始めました。
日本語教師?
その先生という仕事への興味は、日本語の先生という具体的な興味へ変わっていきました。そして日本語の先生になるために、日本語教師養成講座に通い始めました。
念のために書いておきますが、日本語教師は国語の先生とは違います。
国語の先生が日本語ネイティブに日本語を教えるのとは対照的に、日本語の話せない外国人に外国語として日本語を教える先生を日本語教師と呼びます。
音声学との出合い
日本語教師になるための勉強をしているときに、運命の出合いがありました。
それが「音声学」という学問との出合いです。日本語の「音」を勉強するのですが、これには私にとって非常に大きな副作用がありました。
その副作用とは、英語の発音の上達です。
もちろん英語の発音をよくするために音声学の勉強をしていたわけではありません。なのに結果的に英語の発音のことがよく理解でき、英語の発音が良くなったという訳です。
こういう体験を通して、わたしは英語の発音を良くするためには日本語の発音のことを知識として知っておくことが有効だと確信しています。
英語については別のブログ「英語びより」を運営しているので、ぜひそちらもご覧下さいね!