こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
わたしは、2008年にGoogle Chromeが登場してから16年間使い続けています。
そんなわたしが2作目の拡張機能を自作してしまいました!
その名も「Drag to Document」! Google Chrome上でドラッグした文字列を、特定のGoogleドキュメントに追加するという拡張機能です。
本記事では「Drag to Document」がどんな拡張機能か、どうやって使うか、設定するかについて詳しく紹介します。
目次
「Drag to Document」とは?
「Drag to Document」とは、パソコン版のGoogle Chrome用の拡張機能です。
テキストをドラッグし、指定したショートカットを起動することで、そのテキストをGoogleドキュメントに追加します。

このドラッグした文字列が指定したGoogleドキュメントにどんどん追記されていきます。

なお、テーブルや箇条書きは、単なるテキストとして送られます。画像も送れません。
「Drag to Document」の使い方
「Drag to Document」の使い方はシンプルです。
文字列をドラッグ
まずはGoogleドキュメントに追加したい文字列をドラッグします。

Googleドキュメントに送る
あとはGoogleドキュメントに送るためのアクションをするだけ。
その方法は3つありますよ。
Googleドキュメントに送る方法
ショートカットで起動【オススメ】
「Drag to Document」の起動方法で一番オススメなのはショートカットを使うこと。
以下のようなショートカットを押した瞬間にGoogleドキュメントに送られます。

デフォルトでは次のようなショートカットに設定されています。
Windows | Ctrl+Shift+S |
---|---|
Mac | Command+Shift+S |
ただ、このショートカットはGoogleドキュメントの「音声入力」のショートカットとかぶるので変更をオススメします(参考:Chrome拡張機能のショートカット設定について)。
なお、送られると右上に「テキストをGoogleドキュメントに追記しました」というメッセージが出ます。

このメッセージ内のGoogleドキュメントという文字をクリックすると、指定したGoogleドキュメントに飛ぶので便利です。
マウスの右クリックから起動
「Drag to Document」の起動方法で2つ目に紹介するのは、マウスの右クリックメニューです。
文字列をドラッグしてマウスの右クリックをすると、次の画像のように「Googleドキュメントに送る」というメニューが追加されています。

これをクリックするだけです。
拡張機能のアイコンをクリック
「Drag to Document」の起動方法で3つ目に紹介するのは、拡張機能のアイコンをクリックする方法。
こちらのアイコンですね。

文字列をドラッグしてアイコンをクリックするだけで、Googleドキュメントに選択した文字列が送られます。
なお、ここに表示されていない場合は、次のように拡張機能のアイコン(パズルのアイコン)をクリックし、「Drag to Document」のところにある「ピン留め」のマークをクリックします。

これで表示されるようになりますよ。
「Drag to Document」の設定
では「Drag to Document」の設定のやり方について詳しく紹介します。
「Drag to Document」の設定
【前提】設定画面へ行く方法
設定をするために、まずは「設定画面」に行きましょう。
設定画面に行く方法は次の3つがあります。
設定画面に行く方法
拡張機能アイコンから行く方法【オススメ】
設定画面に行く1つ目の方法は、先述した拡張機能アイコンを右クリックし、出てきたメニューからオプションを選択する方法です。

拡張機能アイコンから行く方法
設定画面に行く2つ目の方法は拡張機能アイコンからいく方法です。
次の画像のように、拡張機能アイコンをクリックし、「Drag to Document」の右にある「三本点」をクリクすると「オプション」の表示が出るのでそれをクリックしましょう。

拡張機能ページの「詳細」から行く方法
設定画面に行く3つ目の方法は、拡張機能ページの「詳細」から行く方法です。
右上の拡張機能のアイコンをクリックし、「拡張機能を管理」をクリックします。

その後は、次の画像のようにしましょう。

「Drag to Document」のところにある「詳細」ボタンを押し、「拡張機能のオプション」のところをクリックするだけです。
【重要】GoogleドキュメントのIDを入力
オプション画面ではGoogleドキュメントのIDを入力欄に入れます。
次の部分ですね。

GoogleドキュメントIDは、URLに含まれる「https://docs.google.com/document/d/ここがIDです/edit」の部分です。
文字列を追加したいGoogleドキュメントページを開き、URLからコピペしましょう。

あとは設定を保存を押せば完了!

Chromeのショートカットの設定についてはこちらもどうぞ。
【任意】追加テキスト間の区切り文字設定
ドラッグした文字列がGoogleドキュメントに追加されるときに、文字列と文字列の境目を変更できます。

デフォルトでは次のようになっています。
デフォルトの文字列
- - - - - - - - - - - - - - - {date} - - - - - - - - - - - - - - -
TITLE: {title}
URL: {url}
この中にある{title}が文字列を送ったページのタイトル、{url}はURL、{date}は送った日付になります。
このコード(変数と呼びます)は次の画像にある表のコードをクリックすることで挿入され、便利です。

もし、いろいろデザインを変えたけど、デフォルトのほうがよかった……という場合は次の画像にある「区切り文字設定を初期状態に戻す」にチェックを入れ、保存してください。

これで元の状態に戻ります。
【任意】ショートカットの変更
選んだ文字列をGoogleドキュメントに送るときのショートカットは自由に変更できます。
オプションページにある次のリンクからどうぞ。

「Drag to Document」のプライバシーポリシー(Privacy Policy)
「Drag to Document」のプライバシーポリシーはこちらになります。
プライバシーポリシー(Privacy Policy)
プライバシーポリシー
「Drag to Document」(以下、「本拡張機能」といいます)は、ユーザーのプライバシーを尊重し、個人情報の保護に最大限の注意を払っています。本プライバシーポリシーは、本拡張機能が収集する情報、その利用目的、および情報の管理方法について説明するものです。
収集する情報と利用目的
本拡張機能は、Google APIを利用して以下の情報を収集し、それぞれの目的のために利用します。
収集する情報 | 利用目的 |
---|---|
Googleアカウント情報 | Googleドキュメントへアクセスするための認証・認可にのみ利用します。 |
ユーザーがドラッグ&ドロップしたテキスト | ユーザーが指定したGoogleドキュメントに、そのテキストを追記するために利用します。 |
重要
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本拡張機能は、法令に基づく場合を除き、ユーザーの同意なくして個人情報を第三者に提供することはありません。
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Information Collected | Purpose of Use |
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Text dragged and dropped by the user | Used to append the text to the Google Document specified by the user. |
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まとめ
本記事ではわたしの開発した拡張機能「Drag to Document」を紹介しました。
便利なのでぜひ使ってみてくださいね。