こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
今回はプロの大道芸人をやっている とっしゃんのパフォーマンスを見て来て学んだことについてまとめます。
いえ、べつにパフォーマンスを学んだわけではないです(笑)。「仕事の本質」と言うものについてです。
J2リーグを観戦に
今日行ってきたのはPikaraスタジアムです。目的はJ2リーグの試合観戦でした。
試合自体は応援しているカマタマーレ讃岐が負けたんですけど。
でも、実は今回はこちらの方を観るのも目的でした。
試合の前にスタジアムの前の広場で開催された大道芸人 とっしゃんのパフォーマンスです。
いや、ものすごい観客でした。めっちゃ盛り上がっていました。
まぁ、とっしゃん は、わたしの中でも特に親しい友人の1人なんですけど。
とっしゃんのパフォーマンスがすごい
別に今回初めて知ったのではありませんが、とっしゃんのパフォーマンスはスゴイんです。
もちろん、技術もそうなんですが、「楽しませる」ということに関してはこだわりをめちゃくちゃ感じます。
こういういろんな道具を使って芸をする人のことを「ジャグラー」と呼びますが、とっしゃんは自分を「大道芸人」と呼ぶことを好んでいます(たぶん)。
なぜかというと、「楽しませる」という気持ちが強いから。
「すごい技」は意外と地味だったり
わたしは、毎週のようにとっしゃんとは会って話をしているし、直接ジャグリングを習っています。
なので、ジャグリングに関してはまぁまぁ詳しくなっています。
「どの技が難しいのか」がある程度わかるのですが、意外と難しい技って「地味」だったりするんですよ。
つまり、人前でやっても、そのすごさが伝わりにくい(笑)。
この技とかめちゃくちゃ難しいんですけど、すごさがあんまり伝わらないそうです。
でも、それを巧みな話術を使うことで「楽しませる」に発展させているんです。
目的は「人を楽しませること」
で、何が言いたいかというと、大道芸人の役割です。
こんなに人の集まる場に仕事として呼ばれ、何を求められているかというと「失敗をしない技」ではありません。
「技のすごさを魅せつける芸術性」でもありません。
サッカーの観戦に来た大勢の人たちを楽しませることです。
そう。その目的を達成できなければ、本当の意味での「すごい技」を連発しても意味がないんですね。
もちろんボールを7個使ってジャグリングをするというすごすぎる技もしますけど。
じゃあどうやって楽しませているのかというと、盛り上げるトークのスキル、観客を巻き込むプログラムでしょう。
大道芸人って、器用さの技術だけで楽しませているのではないんですね。
仕事は「どこに力を注ぐか」が重要
これってどんな仕事でも同じです。
「写真の加工」という仕事があります。一口で「写真加工」と言っても目的が違うと、求められるものが全然違いますが。
たとえば、わたしがネットショップの仕事をしていたとき、最初に商品写真の加工で苦戦しました。
30分ぐらいかけてきれいに加工した商品写真が「こんなんじゃダメ!」と一蹴されるんですよ。
で、慣れている同僚はもっとクオリティの高いものに1分ぐらいで仕上げます。この差が何かというと、注力しているところです。
初心者って、どこに力を入れて、どこで手を抜いていいいのかがわかりません。
それゆえに、時間ばかりかかる割には求められるものができないというサイクルに陥ります。
逆にプロは、「ここは手を抜いてもいい(ここに力を入れても意味がない)」ということがわかっているので、「目的を遂行する」ことだけに力を使えます。
仕事って自己満足ではダメですから。そういえば、とっしゃんもこんなことを言っていました。
自分よりも難しい技ができる人はいくらでもいるけど、楽しませられるパフォーマンスができる人は少ない
……と。
じゃあどうすればいいのかというと、なんでもやみくもにやるのではなく、「目的はなにか?」を考えてやることでしょう。
「デザイン」の目的は無意味な装飾を入れて「おしゃれ風」にすることではないんですよ。
あなたが今やっているその仕事。本当の目的は達成されていますか?
さて、今回は久々にとっしゃんのパフォーマンスを公で観て感じたことをまとめました。
いつも、会ってもアホな話ばかりしているのですが、パフォーマンスをするときは違いますねー。
もっともっといろんな場所で、たくさんの人を楽しませてほしいなと心から思いました。本職のお坊さんの仕事も大変でしょうけど。
とっしゃんにお仕事を依頼したい方はこちらから。
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