こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
日本企業はよく「女性差別的なキャンペーン」をして批判を受けています。決定権がある人におっさんが偏っているのが要因ですが。
さて、今回はGoogleが絵文字から「女性差別をなくそう」としている真逆の試みについて紹介します。
性差別のない絵文字を
CNNニュースでこんな取り組みをGoogleがやろうとしていることを知りました。
簡単に説明すると、今のスマホやパソコンでの絵文字は性による偏見、差別がまだまだ残っているので、それをなくそうという動きです。
上の画像のように、女性キャラが溶接をしていたり、科学者や整備しになっています。
現在普及している絵文字では、男性はランナーや警察官、女性はダンサーや美容師と、性別による職業の偏りが著しい。「女性は絵文字を最も頻繁に使っていて、幅広い専門職に就いているのに、その事実が現在の絵文字に反映されていない。そこで差し迫った平等問題として対応を手助けしたい」とグーグルはコメントしている。
CNN.co.jp : 絵文字に「女性の専門職を」、グーグルが提案 多様性促す
たとえば医者は男性、SEは男性、農家は男性……という感じで、職業によって性別の固定概念があります。
それが問題なんですよね。こういう考えが認識されているとSEになりたい女性も増えないでしょうし。
たとえ、能力や嗜好的にSEに向いていても、職業選択の時点で除外される可能性が高くなります。
この絵文字を日本が制作すると……
Googleのすばらしい絵文字ですが、もし日本企業が制作するとどうなっていたでしょうか?
勝手に予想してみました。
まず、女性のアイコンには99%「まつ毛」をつけていたと想像できます。
なぜかわからないのですが「女」と言えばやたらまつ毛をチョンとつけたがるんですよね。
もちろんアメリカのアニメでもそういう傾向はありますが、こういう公的な絵文字ではGoogleは意識してつけていません。
当たり前ですが、まつ毛が長い男性も、まつ毛が短い女性もたくさんいます。
それなのに「女=まつ毛が長い」という1つの型を流通させるのは偏見、差別に繋がるのです。
「女性はまつ毛が長くあるべきだ!」のような発想になるのはたやすく想像できます。
逆にまつ毛の長い男性に対しての差別も発生するでしょうね……。
あと、日本だとほっぺに頬紅的な加工をしてピンクにしそうですよね。
日本は、女性の絵文字には必要以上に可愛さを求めます。あれは一体なんなのか……。
日本企業だと服の色もきっとピンクに
そして、もう1つ。
日本企業がアイコンを制作すると服の色は間違いなくピンク系、パステルカラーに仕上げてくるでしょう。
女はピンク・男は水色のような色での決めつけが日本にはありますからね……。
さらに肌の色も男性の絵文字よりは白くしそうです。実際に男性より肌が白いのか知りませんが。
ふと思いましたが、日本では男性より女性の方が髪の色を薄く描かれるのはなんでしょうね。
性別に関係なく日本人では黒い髪の人が多いのに。
Googleの場合は人種の多様性も考えて、肌の色はオレンジにして、どの人種の肌の色にも当てはまらない配慮がされています。
性別だけでなく、人種に関しての意識も日本はとてつもなく低く、問題ですね。
こういう細かい点から「性別での偏見や差別」につながっている……ということを皆が気づくように啓発していきたいです。
Googleが制作した絵文字は女性への偏見がひどい日本から見るとはるか先を行っています。
こういう試みをする企業が日本からは出てこないのが非常に残念な思いです。
今生活している日常を当たり前、普遍的なものという発想から抜け出さないと良い未来は築けませんから。
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