こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
漢字1文字を入力したいとき、すごく大変な場合がありますよね?
たとえば、「志」と入力したいとき、どうやって入力しますか?
こころざしって入力しますか? それとも、しって入力しますか?
今回は、漢字1文字に対して単語登録する方法について紹介しますね。
本記事を読むことで、「単語登録=長い言葉をラク入力するために使う」という常識が覆りますよ!
「漢字1文字」に対して単語登録をするとは?
「漢字1文字に対して単語登録をする」とはいったいどういう意味なのでしょうか?
例をお見せすると、次のようなものになります。
単語登録例
- 志
- wl
志という漢字1文字を出すために、わたしはwlという「読み」で登録しています。
「ふつうに入力したらいいだろっ?!」というツッコミがきそうですね(笑)。
でも、ちゃんとした理由があるんですよ!
「漢字1文字」に対して単語登録する2つのタイプ
なぜこんな「まわりくどい」ことをしているのでしょうか?
それはもちろん、文字の入力がラクになるからです。
では、どのような「漢字1文字」に対して単語登録しているのかというと、次の2つのタイプになります。
漢字の2つのタイプ
これだけでは説明が足りないので、詳しく紹介していきましょう。
「読み」の打鍵数が多い漢字
わたしが「漢字1文字」に対して単語登録するケースの1つが、「読み」の打鍵数が多い漢字です。
「打鍵数」というのは、キーボードを打つ回数のことですよ!
「訓読み」は打鍵数が多い
たとえば、「志」という漢字を例にあげます。
「志」の読みは「こころざし(訓読み)」ですよね(「し(音読み)」については後述)。
ところが、いちいちこころざしと入力するのは面倒くさくないでしょうか?
志と入力するときに触るキーを順番に書き出すと、こちらになります。
KOKOROZASISpaceEnter
「志」という1文字を入力するために12回もキーを叩く必要があるのです(ローマ字入力の場合)。
「志」と入力するたびにこんな苦労をしたくないっ!
【登録のコツ】打鍵数の少ない「読み」で登録する
打鍵数を減らすため、「読み」を登録するときは打鍵数の少ないものにしましょう。
先述しましたが、わたしは志を入力するために次のような単語登録をしています。
単語登録例
- 志
- wl
これだと、
たった2文字ですよね?
キーを押す回数も、12回WLSpaceEnterの4回にまで減ります。
でも、なぜwlで登録するのかというと、「意志」は英語で「will」だから。
その「will」を略すと「 wl 」なので、wlを「読み」として登録しているわけです。
「訓読み」で文字を入力すると、キーボードを叩く回数が多くなりがちなので、漢字1文字を少ない回数で入力できるようにしています。
略し方は自分がわかるものならなんでもいいです!「KoKoroZasi」だから「 kkz 」で登録してもOK!!
「スペースキー」の連打が必要な漢字
そして、「1つの漢字」に対して単語登録しているケース2つ目が、Spaceキーの連打が必要な漢字のときです。
これだけでは意味不明ですよね(笑)。
「音読み」は競合する言葉が多い
先ほど、「志」をwlで登録するというお話をしましたが、次のように思ったのではないでしょうか?
はぁ?「志」なんて、しって入力したらはやくね?
そう。「し」ならSIで入力できるので、わざわざwlで単語登録する必要がなさそうに思えます。
ところが、「し」のような
「音読み」には落とし穴があるのです!!
それが、同音異義語(音が同じだけど意味の違う言葉)による「変換候補の多さ」です。
しと入力し、Spaceキーを叩くと、こんなウィンドウが出るはず。
し
- しひらがな
- 氏
- 市
- 歯
- 死
- 師
- 士
- シ[全] カタカナ
- 師
なんてこった!!
今、わたしが変換したときは、1ページ目には「志」が表示されず、2ページ目の17番目に出てきました。
つまり、Spaceキーを
16回も連打したことになります!!
「音読み」の入力だけなら速いのですが、「探す」という作業に時間がかかってしまうのです。
【登録のコツ】ほかの単語とかぶらない「読み」で登録する
それを解決する方法が、ほかの単語とかぶらない「読み」になります。
もう一度、先ほどの例を見てみましょう。
単語登録例
- 志
- wl
wlという日本語は存在しないため、変換候補で競合することはありませんよね?
そのため、wlと入力し、Spaceを押した瞬間に志が出てくれます。
単語登録の「読み」としてアルファベットを使う方法はかなり便利ですよ。
【参考】音読みで「し」と読む漢字の登録例
最後に、「志」以外で「し」と読む漢字の登録例を紹介します。
単語 | 読み | 理由 |
---|---|---|
志 | wl | 「will(意志)」の略 |
市 | cy | 「city(市)」の略 |
史 | ht | 「history(歴史)」の略 |
師 | tc | 「teacher(先生)」の略 |
氏 | うj (uj) |
「uji(氏)」の略 |
士 | bs | 「bushi(武士)」の略 |
死 | dth | 「death(死)」の略 |
これらの登録は、あくまで1つの例にすぎません。
ぜひ、自分が「覚えやすい」と思える登録方法を考えてみてください。
さらに興味がある場合は、同音異義語をなくする単語登録もご参考に。
今回は、漢字たった1文字に対して単語登録するという裏技でした。
「単語登録=長い言葉をラクに入力するために使う」という認識だと意味不明だと思います。
単語登録の極意は、変換候補がかぶらないことなんですね。
ぜひ、よく使う1文字の漢字を単語登録してみてください。
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