日本一の「なわとび教室」に密着取材! 学校に「縄のまっちゃん」を呼ぶべき!

こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。

今回は以前インタビューした「縄の まっちゃん」こと縄跳びパフォーマー 粕尾将一さんの「縄跳び教室」についてです。

粕尾さんが香川県に来て、学校でパフォーマンスをするということで、密着取材してきました!

2018年11月追記: 縄のまっちゃんの書籍が出ました!

粕尾将一さん の「縄跳び教室」とは?

今回、わたしが取材も兼ねて同行したのは、粕尾さんが全国の学校を対象にやっている「縄跳び教室」です。

縄跳びを教えながら全国を回る
縄跳びを教えながら全国を回る粕尾さん

参考: 【ご依頼】出張指導、縄跳び教室をお考えの方へ | なわとび1本で何でもできるのだ

この「縄跳び教室」はこんな理由で呼ばれることが多いそうです。

  • 体育授業の動機づけ(縄跳びへのモチベーションUP)
  • 教員向け研修で「指導法」を教える
  • 子ども会の企画で「縄跳び教室」を実施する

今回は小学校で子どもたちへの指導、というか縄跳びへのモチベーションUPが大きな目的でした。

演技を見て児童たちが大さわぎ!!

教頭先生にマイクで呼ばれ、体育館内に登場した粕尾さん。

自己紹介代わりにしょっぱなからパフォーマンスが始まりました。言葉で語るより見ろッ!ですね。

「縄跳び教室」での粕尾さんのパフォーマンス
「縄跳び教室」での粕尾さんのパフォーマンス

音楽に合わせてそのスゴすぎる技、今まで考えていた「縄跳び」の固定概念を根底からぶちこわす演技の連続……。

くるっと回ったり、腕立ての体制でのジャンプがあったり、側転があったり……これ何重跳び!?という疑惑あり(笑)。

どんな演技かは、来てもらっての楽しみにしてほしいので動画は載せていません。代わりの動画をどうぞ。

これは「フリースタイルなわとび 第5回アジア大会2009」で粕尾さんが優勝したときの演技です。

そう。粕尾さんは元アジアチャンピオンですよ! 元アジアチャンピオンの演技を子どもが目の前で見られるんです。

その演技を見た児童たちの驚きでいっぱいで「ギャーギャー騒ぐ声」が、粕尾さんに釘付けになっているのをよく表現していました。

子どもの常識を超えた技を目前で!

その音楽に合わせたパフォーマンスのあと、マイクを持っていろんな技を披露しながら、縄の結び方や持ち方など基本的なことを教えてくれました

ぶっちゃけどれも「知らんかったーー!!」というものばかり。

マイクを手に縄跳びのことを教えてくれる
マイクを手に縄跳びのことを教えてくれる

日本の小学校の体育では「縄跳び」がやるべき運動と決まっています。なので、随分昔からつづいているため、ある程度、固定概念ってあるんですよね。

例えば、まずは前飛びをして、後ろ跳びをして、それができるようになったらあやとび……みたいな。

で、やる種目も完全に決まっています。たぶん小学校だと普通は「三重跳び」が最高ランクの技のハズです。……が!?

世界で2人しかできないという「六重跳び」を披露!
世界で2人しかできないという「六重跳び」を披露!

この縄跳び教室だと、目の前で
六重跳び」を見ちゃいますからね(笑)。

やばすぎます。世界で2人しかできない大技ですが、それを目の前でリアルに見られちゃうんですよ。

そもそも、「六重跳び」をやろうなんて考えたことありますか? わたしは世界に「四重跳び」ができる人間がいるなんてことすら考えたことありませんでした。

だって、小学校では「三重跳び」までしか出てきませんから。中学校でもそうですよ。

縄跳びの技は無限大

今回、同行して知ったのは縄跳びの技は無限にあるんだということ。

これを子どものうちに体感として知ることってすんごいことですよ。

パフォーマンスでは無数の技をこれでもかと披露
パフォーマンスでは無数の技をこれでもかと披露

粕尾さんはご自身のブログでもこう書かれています。

自分は運動の楽しさを教えるのが最優先と考えています。いきなり二重跳びができなくても良い。まずはロープを使った「遊び方」を提案し子どもの興味をかき立てます。興味の延長線上に「技」や「達成感」があるのです。

【ご依頼】出張指導、縄跳び教室をお考えの方へ - なわとび1本で何でもできるのだより引用しました。

そう。楽しさを伝えることが大事なんですね。

後ろで手を交差させて跳ぶ「背面交差とび(TS)」とか片足を上げてその下で手を交差させて飛ぶ「TJ」とか、どんどん繰り広げられる「見たこともない跳び方」は想像力を駆り立てます。

決めポーズの「アームラッピング」という技
決めポーズの「アームラッピング」という技

大人のわたしも思いましたよ……。

縄跳びって楽しいんだ!

……って。それと「縄跳びって何をしてもいいんだ!」って。粕尾さんの演技を見て、ワクワクしない子どもはいないでしょうね。

縄跳び教室で300校以上も!?

そのあと、実際に子どもたちが跳んでいるところへ行って直接アドバイスする時間がありました。

すでに子どもたちは粕尾さんの演技を見ているので、全面的に信頼しています。「この人マジすげー」です。

粕尾さんが直接指導してくれるのがすごい
粕尾さんが直接指導してくれるのがすごい

そんなマジスゲー人が直接教えてくれるんですよね。こりゃあテンションMaxですよ。しかもこの人、トークも教え方も上手すぎる!

これまで全国へ縄跳び出張指導を行い、約300校合計10万人以上の小学生に「リアルな指導」を行いました。また茨城県つくば市では日本初の縄跳び専門教室「まっちゃんのなわとび教室」を開催し、延べ200人以上に定期指導を行いました。

これらの指導実績・経験は、間違いなく日本一です。

【ご依頼】出張指導、縄跳び教室をお考えの方へ - なわとび1本で何でもできるのだより引用しました。

それもそのはず。なんと今までに「縄のまっちゃん」の名前で300校以上も日本全国の学校を回っているんですよ。いや、すごすぎます。

粕尾さんが実際に使っている縄跳びたち
粕尾さんが実際に使っている縄跳びたち

なので、子どもたちをノセる教え方とか、すっごく理解しているんです。

子どもたちが積極的に粕尾さんに質問する姿も頻繁に見られました。完全に子どもの心をつかんでますね。

「楽しませる」ことが完全にそなわっている人

そうそう。粕尾さんは、昨年末(2015年)までアメリカに住んでいました。

世界一の現代サーカス「シルク・ドゥ・ソレイユ」でパフォーマンスをしていたんですよね。

シルク・ドゥ・ソレイユでの経験を活かし日本の舞台芸術に還元したい
シルク・ドゥ・ソレイユでの経験を活かし日本の舞台芸術に還元したい!

トップクラスの競技選手だけでなく、トップクラスのパフォーマーとして、エンターテイナーとして世界中の人を楽しませていたんです。

演技をしていないとき、雑談でも思ったのですが、テンションが高い! そしてリアクションが大きい! 教育テレビのお兄さん並です(笑)。

生まれつきなのかアメリカ生活でそうなったのかはわかりませんが、とにかく子どもと接するのにピッタリのタイプですね。わたしもそうなので分かる!

実はうちの娘にも特別講習を……

以前の「縄跳び比較の記事」でも書きましたが、わたしの娘は縄跳びの天才なんです(← 親バカ風味が入っております)。

小学4年生なのに三重跳びができます。

で、友達のフットバッグパフォーマー住職のへんもさんの家に粕尾さんが泊まったので、どんちゃん騒ぎをしたり、娘に縄跳びを教えてもらったりしたんです。

そしたらなんと! うちの娘、三重跳びが5回できるようになりました。しかも「背面交差とび(TS)」とか「TJ」もできるようになりました。教えてもらったのはたったの1時間です。

今は「後ろ三重跳び」の練習をしています。

粕尾さんとヨス
粕尾さんとヨス

さらに言うと、へんもさんのお子さん(年長)が二重跳びができるようになりました。

幼稚園児が二重跳びですよ!? そんな話聞いたことありますか?? 全部、粕尾さんの一言アドバイスでです。まじで魔法にしか見えません!!

というわけで、粕尾さんの縄跳びパフォーマンスや縄跳び指導を受けることで、子どもに凄まじい影響を与えるのを目の当たりにしました。

ぜひ学校関係の方、イベント企画の方、こちらからご依頼をオススメします。もうゴリ押しです。

子どもの反応がハンパないです!

出演依頼ページ

2016年9月18日追記: 粕尾さんの公式プロモーションビデオができたので紹介します!

いやー、超カッコいい……。

今回は粕尾さんに初めてお会いしたのですが、ものすごく意気投合しました。

粕尾さんは、今年2016年は何度も香川に足を運び、長期滞在することも決定しています。

いろいろと楽しいことをやってくれそうですので、大期待です。

2018年11月追記: 縄のまっちゃんの書籍が出ました!