極度な忍耐の追求は「間違ったことにも反抗しない危険な従順さ」を得ること

こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。

皆さん、我慢することって好きですか? 私は大嫌いです。今回は忍耐すること」について思っていることをまとめてみます。

入社したら3年は我慢しろ!

「辞めること=悪」な構図についてという記事にも書きましたが、日本にいると「何か継続していることを辞めること」はよくないことだと言われています。

ほら、「入社して3年は我慢しろ!」のような言葉もありますけど、アレですよアレ。

日本ってとにかく耐えることを高く評価しすぎだと思うんです。ちょっと、中学校や高校の部活動の頃を思い出しました。

中学一年のとき

中学校とか高校一年生の時って、部活動で全然練習させてもらえないじゃないですか?だって新米だもの(← めっちゃ理不尽)。

私が中学校のとき、バスケをしてましたが一年生のときは部活時間の半分は無駄でしたよ。

上級生が練習試合をしているのをコートの外で見るんですが、ぼーっと見てるのではないんですね。もちろんドリブルみたいな基礎の練習をしてるのならわかるんですが、違います。

やっていたのは「掛け声」です。「◯チュウー、ファイオー、ファイオー!」という、日本の運動部が好きなやつです。

これって要るの?

ズバリ聞きたいのですが、これ、要るんですか? もっと技術的な練習とかした方がよくないですか?(最近の部活動ではどうか知らないですが)

価値のないことをイヤイヤ我慢することで「忍耐力」を得られるという方もいると思いますが、私はそうは思えません。

私がこの体験で得たものは「間違ったことにも反抗しない危険な従順さ」つまり、「思考停止な生き方」だけです。

この辺は以前書いた間違っていると思うことはとりあえず言った方がいいよという記事でも言ってますが。

私が持っていた「選ぶ基準」

私は、20代の時に仕事を転々と、フワフワとしてきましたが、アルバイトだとしても一つだけ揺るぎない「仕事を選ぶ基準」がありました。

それが「その仕事でほしいスキルが手に入るか?」ということです。

給料よりも、そこを絶対的に重視してきました(例えば「タッチタイピング」のスキルとか)。

仕事で得られるスキルと言えば、今でも忘れられない15年以上前の友達とのこんな会話があります。

正社員で働く友人が得たもの?

私が20代の頃、同じデザイン学校を卒業した「天才的に面白いイラストを描く友達」がいたんですね。

で、当時、バイトをしながら絵を描いていた私が、絵とは関係のないサラリーマンをしているその友達に聞いたんですよ。

「社会で働いてて何か得たものはある?」

……と。全く悪意はなく、ただ能力があるのに「本当に好きなことじゃないこと」をやっていることに疑問を持っていて。そして即座に返ってきた答えが……

「上下関係とか敬語とかかな?」でした。

私はビックリしましたよ! だって、私自身はそんなスキルを得るために仕事はしたくないからです。

逆に、金と上下関係以外に得るものがないなら、残業に毎日愚痴を言いながら仕事をやる理由が、当時の私には到底見つけられなかったからです。

そこで、私は「上下関係とかって別に学校でも学んだよな。そのスキルを極めることって、そんなに大事なことなん?」と聞き返したら、黙り込んだんです。

その友達は、本当に絵が上手かったんですよ。だから、勿体なさすぎると思ってましたし、今も思っています。

なんで我慢させたがるの?

不毛だと思われるのに「三年は我慢しろ」と言う中高年が多いのはなぜでしょうね?

恐らく、自分たちが我慢してきたからだと思います。中年の私が言ってますが。

誰しも、自分がやってきたことを肯定したいものです。じゃないと、自分が無駄に我慢してきたことが否定されアホみたいじゃないですか?

自分が無駄にした3年間を肯定して、若い者からその3年間を奪うことで帳尻を合わせているとしか思えません。

今回はずっと思ってたことをまとめました。

とにかく言いたいのは「極度な忍耐の追求」は
間違ったことにも反抗しない危険な従順さしか得られません。

この点が解決すれば、今の日本社会がはらんでいる問題もいろいろと解決するように思えてなりません。

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