こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
以前、会議の中にはボソッと独り言発言が多すぎて質が低いということを書きました。今回はその続きで、会議の質を高めるために上司のような立場の人がやってはいけないことをまとめました。
会議の質を上げるためにやめてほしい3つのこと
日本の企業では勤続年数や地位、そして年齢によって上下関係が強くあるところが多いです。
こういった状況で若手が発言をするのは難しいですよね。非常に馬鹿げていますが。
質の高い発話が出来ない人を会議に入れるな
まずは「質の高い発話」ができない人を会議メンバーに入れるなということです。
質の高い発話ができない理由が「考える能力がない」場合でも、「上下関係が厳しく発話できない」場合でも同じです。
どちらにしても、結果的にそういった人材が会議に参加して時間を削るなんて、人件費がもったいないでしょ。
会議に参加している時間をほかの業務に当てはめた方がよっぽど生産性が高いです。単純作業をやらせた方がいいのでは?
「身分制度」を理由に圧力をかけるな
当たり前ですが、会社ではポジションというものがあります。日本社会では「身分制度」と言った方が正確ですが。
さらに「年上を敬わなくてはならない」という面倒くさい文化があるために、年齢が下の者が、年齢が上の者に対して発言を控えさせるような圧力も働いています。
たいていの場合、上司は年上の場合が多いため、二重に発言がしにくい構造になっているという訳ですねー。わー、考えるだけで息がつまるわー。
部下から質の高い発話を誘発させるためには、そういった身分制度の圧力を可能な限り消し去る必要がありますね。
新米だから見えるものがある!
「新米の分際で……」とか「たわけっ! 若僧め!!」と言った思想は禁止にしましょう。
その方が生産性が確実に上がります。だって、新米だからこそ見える問題点、若僧だからこそ見える問題点ってありますから。
あ……ここまで書いてアレですが、上司が「たわけっ!」って言いたくなる気持ちも十分理解しています。世の中にはビックリするぐらい質の低い発言をする人っていますから。
既述したように、前提としてそんな人を会議に入れたらダメです。
安易に否定をするな
会議で最も安易なことは「他人の意見を否定すること」です。こんなに簡単なことはありません。
人の意見にチャチャを入れるのは、なんでこんなに楽なんでしょうね。「チミは簡単に言うけどねー、その予算はどうすんだよ!」ってとりあえず言っておけばいいだけですから。どんな無能な人でも言えます。
会議の本質が……
実際のところ、難しい状況の中で、うまく実行に移すための方策を決定するのが会議なのに、否定だけをするなんて、何のための会議なの?という話になってしまいます。
漫画『ARMS』でアル・ボーエンが「天才の意見を安易に否定するな」みたいなことを言っていましたが、天才の意見でなくとも安易に否定するのは賢明ではありません。
安易な否定が生み出すもの
上司による部下への安易な否定は「発言のしにくい雰囲気」を生み出し、「価値の無い沈黙の時間」を増やすことに貢献してくれます。
あ、ちなみに「ワンマン経営がウチの会社の自慢する点です!」と胸を張って言える方はスルーしといて下さい。
今回は私が会社にいて経験したことをまとめてみましたが、「あーわかるわかる」って方も多いのではないでしょうか?
良い例を真似るのも大事ですが、悪い風習をやめるのも同じぐらい重要です。良い会議になるように願っています。
こちら、私の会議に対する考え方を変えた本です。オススメですよ。