こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
今回はVoicyでも有名なワーママはるさんの書籍『やめる時間術 24時間を自由に使えないすべての人へ』(2021年 実業之日本社)を読んだので書評にまとめます。
時間が足りない人が「時間を捻出する」ための「具体的なやり方」が満載の良書でした。
あと、はるさんの「分割して考える」という方法をこれでもかと学べるので、子どものいない「ビジネスパーソン」でも得るものは多いと感じてます。
『やめる時間術』の著者 ワーママはる さんとは?
そもそも、ワーママはるさんとはどんな人なのでしょうか?
Amazonの書籍ページにあるプロフィールにはこちらのように書かれています(太字はヨスによる)。
外資系メーカーに16年勤務し、うち6年は管理職として活躍。長時間労働が当たり前の中、「分解思考」で時間を捻出。ワンオペ育児をこなしながら残業0時間を達成し、チームを社内表彰に導く。
その傍ら、発信業・不動産賃貸業・ヨガインストラクター、メンタルオーガナイザー、ライフオーガナイザーなど、会社員以外での収入経路を次々と確保。2020年4月に会社員を卒業し、サバティカルタイムに突入。
『やめる時間術 24時間を自由に使えないすべての人へ』より引用しました。
簡単にまとめると、はるさん は企業で働きながら子どもを出産し、夫婦共働きをしながら育児をするという状況になりました。
そのときに自分の時間を捻出するために考え出されたのが、本書で語られている「分解思考」です。
ワーママはる さんは、音声メディア「Voicy(ボイシー)」で特に有名でチャンネル登録者数は35,000人を超え、再生回数は1,000万以上!
総合ランキングでは常にトップのほうにいるという人気っぷりです。
ネットラジオをまったく聞かないわたしが はる さんを知っているのは、パートナーが大のファンだからです。
我が家ではほぼ毎日こんな会話が繰り広げられています。
はるさん最近○○しているみたいやで。
へー、そうなんやな!
こんな理由で、わたし自身は はる さんのラジオを聞きませんが、はるさんについてはかなり詳しいです(笑)。
『やめる時間術』の内容
本書『やめる時間術』は、「時間がない!」が口癖になっている人全員に読んでほしい、ライフハックの入門書です。
「24時間を自由に使えないすべての人へ」という副題のとおりですね。
なぜ「入門書」と言っているのかというと、どんな「時短本」よりも先に読まないと意味がないからです。
たとえば、わたしの著書『光速パソコン仕事術』を読んでパソコンを効率的に扱う方法を学んでも自己満足で終わるからです(詳しい理由は本書を読んでください)。
「時間がない」という状態を「お金がない」という状態にたとえていて非常にわかりやすかったです!
毎日、私たちには 24時間という時間が、「時間の財布」に入っています。自分がこの24時間を何に使っているのか? まずはこれをきちんと把握できない限り、時間は作れるようになりません。何のための時間かわからない「使途不明時間」が多すぎる人は、時間貧乏で死んでしまいます。
『やめる時間術 24時間を自由に使えないすべての人へ』より引用しました。
どの内容に関しても、「はる さんの実体験」から語られた言葉には説得力しかありません。
そして、「実行しないと人生変わんないよ! やってみようよ!」という強い応援歌のようにすら感じます。
わたしも主夫ブロガーとしてワンオペ育児を3年ほどやっていたのですごく共感しました。
【重要】事象は「分割して考える」
本書は「時間が足りない人」にとっての、具体的な「時間を作る方法」をまとめてくれています。
そのなかでも基盤となるのが、「引き算」です。
詳しくは本書を読んでもらいたいのですが、「時間がない」と言っている人でも「引き算できる時間」はあるはずなんですよね。
ただ、その「引き算」をするときも「SNSを見ない」のようなザッとしたり方ではなく、はるさんの十八番でもある「分割して考える」……というところがポイントでしょう。
たとえば、「ソファーでゴロゴロする」という時間を引き算したとしても、分割して考えないと「床に座ってゴロゴロする」にすり替わるだけなんです!
問題は「ソファーでゴロゴロする」の下位層にあるアクション「スマホでSNSをボーっとながめる」だからなのです。
あと、個人的には本書の「引き算が目的になること」、つまり目的と手段が逆になることについて書かれている部分もじっくりと読んでほしいです。
「分割して考える」ということは意識してやってなかったので、今後の人生でぜひ取り入れていきます!!
本書『やめる仕事術』ですが、読むことで「なんか成長した気になる」ような満足感があります。
でも、ぶっちゃけですが読んだだけではなにも変わりません。
読んで、実際に はる さんの考え方を取り入れたり、時間を生み出す「具体的な手順」を実行しないことには意味がないでしょう。
わたしは2回読みましたが、複数回読むと内容が「身についた感」がぜんぜん違います。
ぜひ、「時間に追われる人生」を変えるための教科書としてお読みください!