トンボは美しい! 私が子どもの頃にトンボに魅了された理由

昆虫嫌いの方はご注意ください! この記事にはトンボの写真が多数ありますので、苦手な方はお気をつけを!

こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。

私が子どもの頃、最も心を奪われていたものが「トンボ」です。もちろん『魔女の宅急便』は関係なく、昆虫のトンボです(笑)。今回は私がトンボに魅了されていた理由を熱く語ります。少々マニアックですのでご注意ください。

私がトンボ取りにハマった理由

私がトンボにハマった理由は美しさ的な要素が一番強いです。というわけで、私が今までに撮ってきたトンボの写真とともに、その魅力を語ります。

色合いが美しい

まずは何よりもその色合いの美しさ。私がトンボに魅了された理由で、一番割合を占めています。

シオカラトンボのオスのあの水色の美しい目。自然の中にある青って目を引きますよね。珍しいもの。

一番メジャーなトンボのシオカラトンボ
一番メジャーなトンボのシオカラトンボ

童謡の『とんぼのめがね』に出てくる「とんぼのめがねは水いろめがね」という歌詞はこのシオカラトンボのことだと思います。でもこうやって見るとターコイズブルーですね。緑が入っている。

もっと青いのはオオシオカラトンボの身体ですかね。

別にそんなに大きくないけどオオシオカラトンボという名前
別にそんなに大きくないけどオオシオカラトンボという名前

昔から思っていましたが、別にそんなに大きくないのにオオシオカラって名前です。普通のシオカラトンボより珍しいです。

ウスバキトンボの目にほんのりと入った水色も綺麗。

ウスバキトンボの眼の色が綺麗
ウスバキトンボの眼の色が綺麗

ちなみに、このウスバキトンボは、軍団でよく野原や田んぼ、庭なんかで飛び交っている最もよく見かける赤とんぼだと思います。一般的に誰かが「赤とんぼ」と言うと、このウスバキトンボを指していることが多いです。

ナツアカネの赤がすごい
ナツアカネの赤がすごい

そしてこちらはいかにも「赤とんぼ」という感じのナツアカネ。強烈な赤色です。

今度は打って変わって、羽根の色が黒いハグロトンボ。特にオスが美しく、身体が緑のキンキラですよ。

羽根が真っ黒なハグロトンボ
羽根が真っ黒なハグロトンボのオスは身体がキンキラで綺麗

ハグロトンボや羽根の茶色いカワトンボの仲間は、きれいな川にしか生息しないので、水の汚染具合のバロメーターにもなります。

そして私が最も美しいと思うトンボが、こちらのギンヤンマのオス。絶妙な黄緑、水色、茶色のコンビネーションがまじで芸術ですよ。

最も美しいと思うトンボ「ギンヤンマ」
最も美しいと思うトンボ「ギンヤンマ」

やっぱりお腹の部分の水色が美しいんですよね。こんな色がなんで出るんだろう。ほんとに自然の神秘。

そして最後はオニヤンマです。超有名なトンボなので、たぶん名前を聞いたことがあると思いますが、日本に生息するトンボの中で最も大きなトンボです。なんと9cm~11cmもあります。

日本最長のトンボことオニヤンマ
日本最長のトンボことオニヤンマ

自然にできたとは思えないほどの黒と黄色のストライプ。そして美しすぎるキンキラ緑の目。まじですごい。

ちなみにこのオニヤンマの写真は長女(← トンボ捕りがめっちゃ上手い)が5歳のときに捕ったやつです。めっちゃ速いのにあのときの神業は忘れられません。

本当はカトリヤンマの色合いも大好きなんですが、大人になってから捕ったことないので、写真がありません。だって、めちゃくちゃ飛ぶの速いもの。子どもの頃、どうやって捕獲していたのか不思議すぎます。マジで無理。

形態が美しい

トンボの美しさは色だけじゃないんですねー。めっちゃスタイルもいいんです。

細くてシャープな身体。特にイトトンボの仲間のこの美しい形は本当に素敵です。

キイトトンボ
キイトトンボ
よく見かけるクロイトトンボ
よく見かけるクロイトトンボ

先端に付いた小顔。まじで形態自体がめちゃくちゃ美しいんです。デザイン的に洗練されまくっています

美しい飛び方

トンボは空を飛ぶのがすごく上手です。昆虫の中でも一番合理的な飛び方をしていて、飛ぶのが速いという話を聞いたことがあります。

飛んでいるウスバキトンボ
飛んでいるウスバキトンボ

そうなんです。手を縮めて、羽根をブルブルと震わせて飛ぶ美しいフォームが好きです。

ギンヤンマのフォームとかめっちゃ綺麗
ギンヤンマのフォームとかめっちゃ綺麗

いやー、飛んでいるトンボを撮影すんの、めっちゃ難しい。マニュアルで撮っているのですが、ピントが合っていませんね。

ちなみにトンボはホバー飛行(空中で止まるというすんごい技)ができます。

写真では撮れていませんが、チョウトンボというチョウのような飛び方をする珍しいトンボもいます。また写真撮りたいなぁ。

捕まえた時の爽快感

飛び方が美しいトンボですが、あんまり止まらないですね。種類によりますが、飛び続けているものが多いんです。

そういうトンボを捕まえるには飛んでいるところを後ろからバサッといかないとダメです。空中をすごいスピードで飛び回っているトンボをキャッチしたときの爽快感ときたら……もうね、やみつきですよ。

豆知識として、トンボには縄張りがあって、その縄張り内をグルグルと飛ぶことが多いので、「ちっ! 取り逃したぜ!」ってときでも、しばらく待っていれば戻ってきますよ。

腰の部分が空いているように見えるコシアキトンボ
腰の部分が空いているように見えるコシアキトンボ

このコシアキトンボなんか、本当に文字通り同じところをグルグルと回り続けるんです。池なんかでよく見かけると思いますが、一見、腰の部分が空いているかのように見えるから「コシアキトンボ」って名前です。

ちなみに止まっていてあんまり逃げないトンボたちも、逆に捕れまくって爽快です(笑)。

アキアカネはめったに逃げないよ

この写真、キヤノンの単焦点レンズで撮ったんですが、むちゃくちゃ近くに寄って撮っています。それはもうびっくりするぐらい近くで。でも逃げないんですよ(笑)。

さて、いろいろなトンボを紹介しましたが、一度も捕まえたことも見たこともない憧れのトンボがいます。それはハッチョウトンボです。なんと2cmほどの日本最小のトンボで、世界的にも最小の部類に入るレアなトンボです。

しかも絶滅が危惧されている地域も多く、どんどん減ってきているんだとか。一度でいいから本物を見て、撮影したいなぁ。

最後に、私は捕まえたトンボは全て逃しています。捕った昆虫は逃がしてやりましょうね!