こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
わたしは、以前ハムスターを飼っていました。
ところが、あることを知らなかったためにたった半年で飼っていたハムスターを死なせてしまったんです……。
今回はハムスターの飼い方を調べている、ハムスター飼育の初心者の方に絶対に知っていてほしい「冬眠」について紹介します。
かわいいハムスターを死なせないためにも
絶対に冬眠を阻止させてください。
ハムスターを絶対に「冬眠死」させるな!
忘れもしない。あれは2015年12月21日のことです。
うちで飼っていたジャンガリアンハムスターの「しまこ」が死んでしまいまいした。
7月に飼いはじめた(生まれたのは6月10日頃)ので、たった半年の寿命でした。
本来なら1年半~2年は生きると聞いていたのでその3分の1も生きなかったんです。
そしてその死因というのが「冬眠」でした。
え? 冬眠??
って思われるかもしれませんが、ハムスターにとっての冬眠は死と隣り合わせなんです。
ハムスターの冬眠は絶対に阻止してください。
うちのジャンガリアンハムスターの事例
ある夜、うちのジャンガリアンハムスターの しまこ が、ケージの中の家で眠っていました。
娘が「しまこが動かん! 冷たい!」と気づきました(気が動転していた)。その日の昼にはエサを食べて元気に動き回っていたそうです。
これを見た瞬間……
やばい! 冬眠してしまった!
……とわかりました。そう。冬眠だとすぐに分かったのです。
なぜなら、寒くなるとハムスターが「冬眠」という行動をとるということは、最初にペットショップでも聞いていたから。
家が暖かくても油断するな!
でも、バカなことに完全に甘く見ていました。
うちはマンションで気密性が高く、割と温かいんです。なので大丈夫だと思っていました。
でも冬眠されるのは怖いので、ケージの下に入れるホットカーペットみたいなやつを一週間前に買っていました。
そうなんです。
買っていたんですよ。
シートヒーターを買っていたのに…
でも、コンセントのコードが短くて届きませんでした。
延長コードを買いに行かないとなぁ……でも面倒くさいなぁ……。
……と思いながら1週間が経ってしまい……。
そしたら急に冷え込んで、しまこ が冬眠に入ってしまいました。
買った日にケージを移動させてでもこのヒーターを使っていたら……と思うと本当に後悔しきれません。
2015年で一番の失敗です。しかも絶対にやってはいけない失敗でした。
動かないので手で温めた
しまこ が動かないのは冬眠だと気づいていたので、すぐに手で温めました。
そしたらしばらくして身体で呼吸をするのがわかるほどになりました。
その後、なんと目を開き、手もときどきプルプルと動かしたり身体も動かしたりしていました。
よかった! 起きてくれた!!
そして温め始めて30分ぐらいしたころに、口をパクパクと動かすようになったんです。
それを見てわたしは安心しました。もう大丈夫!と……
ところが再び動かなく
そう思った2~3分後。
急にプルプルとしながら身体が硬着し、動かなくなってしまいました。
わたしは意味がわからず、でもそのまま手で温め続けていましたが、手足が伸びて硬着しているので死んでしまったのかと思い、タオルに包みそのままケージに戻しました。
これが日曜の夜のことです。
翌日の朝すぐに動物病院へ
ただ、冬眠か死の区別はわかりにくいと聞いていたので、念のため翌日(月曜日)に動物病院に連れて行きました。
……が心の中では「死んでしまった」とあきらめていました。
動物病院に着き、獣医さんに診てもらうと、心臓は動いていたんです。
つまり、完全に冬眠状態に入っていました。少しホッとしてウルッとなっているわたしにお医者さんは一言。
「かなり危険な状態です。できるかぎり早く起こしてください」と。
正確には覚えてないのですが「凍っている」のような表現を使っていた気がします。
「冬眠」というよりも「凍死寸前」という状態だと言われました。
ハムスターの冬眠を起こすのに良い方法
前日、「手で温めていた」ということを獣医さんに伝えましたが、そんな低温ではダメ!と言われました。
人間の体温では温度が低いんだそうです。
冬眠を起こすために一番良いのは……
冬眠を起こす方法
- ホットカーペット(人間用)の上に箱を置く
- その箱の中に布団のようなものを入れる
- その中にハムスターを入れておく
- 2〜3時間程度待つ
このようなやり方で目を覚ますことが多いと言っていました。
うちにはホットカーペットがなかったので、ファンヒーターの前で温めるのでいいからとにかく温かくするようにと言われました。
うう……これを前の夜に知っておけば……。もっと温かくしていれば完全冬眠に入らなくてすんだかもしれません。
ところが時間が経っても起きず……
朝の9:30に動物病院に行き、その後昼過ぎまでずっと しまこ を温めました。
さすがに「これはやっぱりダメかも……」と思い始め、子どもたちが学校から帰ってくるタイミングにもう一度動物病院に連れて行くことに。
子どもたちと行ったのですが、ハムスターの飼い主代表である小2の次女(彼女の誕生日プレゼントとして買った)は結果を知るのが怖くて病院に行きたくないと泣き出しました。
病院で診てもらうと、残念ながらもう死んでいたようでした。
突然のハムスターの死に号泣
次女とわたしは帰宅後、しばらく抱き合って泣き続けました。
しまこ が死ぬのは1年か1年半後(寿命)だと思い込んでいたのに、突然こんな辛い思いをすることになるなんて夢にも思っていませんでしたから。
特に小2の次女には辛すぎる経験でした。
本当に毎日、フンの掃除をしたり水を換えたり、エサをやったりとお世話をしっかりとしていただけに。
夜中に「回し車」を回す音も、エサをくれ(出してくれ?)とケージをガリガリと噛む音ももう聞くことはできません。
緑色っぽいペレット(エサ)だけ食べないという好き嫌いももう見ることはできません。
とにかくケージの中は暖かく!
この後悔を、ハムスターを飼いはじめた方に絶対にしてほしくないです。
特に初めてハムスターを飼い始めたという方、絶対に覚えておいてください。
ハムスターのケージを温かくして、
絶対の絶対の絶対の絶対の絶対の絶対の絶対に冬眠をさせないようにしましょう。
15℃を下回るならヒーターを!!
ふと、しまこ を買うときにペットショップからもらった「ハムスターの飼い方」の紙を見返してみました。
冬……15℃を下回ったらハムスター用ヒーターを入れましょう。気温が低くなると冬眠に入り体力を消耗するため、最悪の場合冬が終わる頃体力を使い果たし死んでしまいます。
こんなことを書いていたんですね。15℃か……。
これより確実に低かったのは確かです。ごめんね、しまこ……。
今更なのですが、この文言ですがもっと強めに書いていてもいいですよね。
ハムスターが冬眠すると死ぬ事例が非常に多いです。絶対に冬眠させないでください!
……と、ここまで強く書いても良いレベル。
こんなことも書いてありました。
春・秋……過ごしやすい季節ですが、20℃を下回る時はわた布団(小動物専用)を入れましょう。
やっぱり寒さに弱いんですね。完全にナメていたんですよ。
今まで犬しか飼ったことがなく……犬ってほら、寒さに強いじゃないですか。
今が暖かい場合は特に注意!
しまこ を買った日が夏だったのも甘く見る要因になったのかもしれません。
「寒い」ことに現実味がなく「まだまだ先のことだ」と思っていましたから。本当にお願いです。
まだお持ちでない方は、速攻でこちらのようなヒーターを買ってください。
「今は夏だからまだ暖かいし……」などと思わないでください。わたしのような体験を絶対にしないでください。
停電対策のためにカイロも常備
こういう電気製品は停電になると動きません。
そういう可能性は常にあるので、カイロを常備しておくのも大事ですね。
今回は久々にペットの死を体験しました。やっぱり小動物って犬とかと比べて弱いんですね。身を持って知ってしまいました。
本当に時間を戻せたら……と思います。今回のは特に「ヒーターを使っていれば防げた可能性が高い死」だったからです。
もう何度でも書きます。ハムスターを飼い始めて飼い方を調べている方、絶対に冬眠をさせないようにしてくださいね!
ヒーターはすぐに買ってください。そして買ったら即日にセッティングしてください。
これだけでハムスターの死は防げますから。
そのほかにハムスターの飼い始めるときに知っていた方がいいことはこちらにまとめています。