こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
「マレーシアで最も感動したことはなに?」と聞かれると、自然の美しさとか、気候の良さとか、いろいろ悩みそうですよね?
でもわたしは迷うことなく、こう答えます。
タクシー配車アプリの「Grab」が最高に感動したよ!
……と。即答しますよ。
ということで、今回はGrabについて、その特徴と使い方をくわしく紹介しますね。
「Grab」とは?
海外で移動するときにどんな交通手段を使いますか?
日本の場合は「バス」や「電車」が主流でしょう。「タクシー」はどうですか?
いや、タクシーなんて高いから使えないでしょ!
……という声が聞こえてきそうですね。
でも、これは日本での常識で、海外に行くと「タクシーが安くて便利」という逆転現象になることも。
その理由が「Grab(グラブ)」や「Uber(ウーバー)」のようなタクシー配車アプリです。
タクシー配車アプリってなに?
タクシー配車アプリというのは、スマホにダウンロードして使うスマホ用のアプリです。
アプリを立ち上げて、目的地を入力し、ちょいとボタンを押すだけでタクシーが来てくれ、お支払いもでき、目的地までいけます。
はい、完全に自動的にです。
しかも、一言も話さなくてもできるようになるという、タクシーの運転手とのコミュニケーションも不要です。
運転手とのコミュニケーションが好きな人は、もちろん交流しまくれますよ!
「Grab」は無料でダウンロードできる
今回はその中でも「Grab」について紹介しますね。
こちらから無料でダウンロードできますよ。
タクシー配車アプリ「Grab」の特徴
タクシー配車アプリ「Grab」の特徴はこちらになっています。
Grabの特徴
ひとつひとつ詳しく解説しますね!
電話をかけなくてもよい
まず、うれしいのがタクシーを呼ぶのに、電話をかけなくても良いこと!
カナダ(バンクーバー)だとこういうアプリがないため、タクシーを呼ぶときはいちいち電話をかけないとダメでした。
ネットのお問い合わせフォームから予約したこともあるのですが、手違いで時間になって来なかったことが2回あります。
そうなると電話が一番確実なのですが、ちょっとの旅行でも電話の使えるSIMが必要になりますよね。さらに大きな問題は言葉の壁です。
そもそも、わたしは日本語だとしても電話で話すのが大嫌いなので、それだけでハードルが高いんです。
「Grab」のようなタクシー配車アプリがあれば、電話をかけることなくタクシーを呼ぶことができます♪
注意点としては、インターネット接続が必要なので、ポケットWi-Fiや海外のSIMカードがないと使えません。
短期間の旅行なら、グローバルWi-Fiをゴリ押ししておきます。安いですよ。
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料金はクレジットカードが使える
そして、料金がクレジットカードで支払えるというこの幸せ……。
タクシー配車アプリは、基本的にクレジットカードをアプリに登録して支払うことになります。
現金で支払うのが大嫌いなので、わたしはこれだけでも恩恵を受けています。
あと、マレーシアでは、スキミング(データが不正に抜き取られる)などの恐れがあるそうですが、Grabアプリは安全です。
ちなみに、日本国内からは「日本のクレジットカード」の登録ができない(らしい)ので、初めて使う場合は現地で登録しないとダメですね。
わたし個人のオススメのカードは楽天カードです。
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料金は前払い
タクシー配車アプリだとクレジットカードで支払えるのですが、うれしいことに「前払い」で支払えます!!
これがどういうメリットなのかというと、最初にタクシーを予約するときに料金が可視化され、安心して乗れること。
ほら、こちらの画像の右側のほうに「RM8(8リンギット)」のように書かれていますよね?
これがタクシー配車アプリが海外で流行っている最も大きな理由でしょう。
日本だと心配なさそうですが、海外(とくに発展途上国)ではタクシーのボッタクリが問題となっています。
ちょっとの距離しか走ってないのに、降りるときに「1万円払え」とか言われるような問題です。
でも、事前に料金が分かって、ネット上で支払われると安心ですよね。
そうそう。マレーシアで一度、運転手さんが目的地のホテルに向かうときに迷ってしまったことがあるんですよね。
ホテルの周りを何度もぐるぐると回って時間がかかったことがあります。
クアラルンプールって、道路がかなり複雑なんですよね。
そんなとき、日本のタクシーだったら、「料金はどうなるんだろ?」と心配になりますが、Grabだと最初に支払っているので安心です(余分に取られることがない!)。
こちらがいる場所を伝えなくても来る
タクシーを普通に電話で頼む場合、現在の位置を口で言わなければなりません。
ちゃんと自分のいる位置が把握できてないと調べないとダメだし、口頭だと聞き間違いもあります。
しかも、海外だと現地の言葉で言わないとダメですから……。
ところが「Grab」のようなタクシー配車アプリだと、スマホのGPSを使って、こちら側の位置が何もしなくても伝わるんですよね。
こんなにラクなことはありません。タクシー配車アプリは最高です!
目的地を口頭で伝えなくてもよい
そして、タクシー配車アプリなら目的地も口頭で伝えなくてもいいんです。
なぜかというと、あらかじめ目的地を入力しておくからです。
しかも、地名を入力しようとすると、勝手に推測して「候補」が出てくれます。
これも現地の言葉で伝えるなんてハードル高いですからね! タクシー配車アプリは外国人にとっては神アプリでしょう。
あと、カナダのタクシーには口頭で住所を伝える必要があるのですが、タクシーに設置したスマホに運転しながら入力する危ない人が多いので、それを防げるのもありがたいです。ほんまにやめて……
タクシーが今どこにいるかわかる
そして、地味にうれしいのが「タクシーが現在どこにいるのかが分かる」こと。
ほら、予約した時間にタクシーが来ていないと不安ですよね? 日本だとあまり遅れることは無いかもしれませんが海外はゆるいのでよくあるんです。
でも、タクシー配車アプリなら、予約したタクシーが今どこにあるかが一目瞭然です。
リアルタイムで「あ! 今こっちに向かってきている」というのが分かる安心感はスゴイですよ。
さらに言うと、タクシーに乗ったあとも、「目的地にちゃんと向かっているか」も確認できます。
ちなみに「どのタクシーが予約したタクシーなのか?」は、車のナンバーで確認します(上の画面でモザイクをかけていますが)。
料金が安い
さて、ここまで見てきてタクシー配車アプリ「Grab」の便利さが伝わったでしょうか?
ここまで便利だと「高いのでは?」と思いますよね?
ところが、逆に安いのです。たとえばこちらを見てください。
わたしは、ペナン国際空港ホテル(パークロイヤル ペナンリゾート)までタクシーを使いました(上の経路)。
その距離なんと30kmです。
こんな距離、日本でタクシーを使ったらヤバいですよね。
たとえば東京23区だと、237mごとに80円だそうです。30,000mなので、単純計算でこうなります。
日本のタクシー料金例
30,000m ÷ 237m = 126.58
126.58 × 80円 = 10126.4円
移動手段に1万円……。リッチすぎます。
では、実際にマレーシアでGrabを使ったらいくらかかったのでしょうか? びっくりしないでくださいよ。
なんと、たったの2,000円(77リンギット)です。
実に5分の1の料金でした。近距離なら200円とかで気軽に使えるレベルなんですよね。
東南アジアでしか使えない
Grabの使える対象の国はこちらになっています。
Grab対象国
- マレーシア
- フィリピン
- シンガポール
- タイ
- ベトナム
- インドネシア
- ミャンマー
- カンボジア
わたしはマレーシアのものだと思っていましたが、こんなにも使える国があったんですね!
でも、逆を言うと今のところは東南アジアでしか使えません。
今後、もっと広がって、日本にも来てほしいですね。東南アジアに行くなら「Grab」をお忘れなく!
日本語には対応していない
こちらは短所になりますが、日本語には対応していないという特徴です。
ただ、覚えておく英単語ってこのレベルですからね(笑)。
- I'm going to...(わたしが行くのは……)
- Suggested Rides(オススメされた車)
- Book JustGrab(ジャストグラブで予約)
※ ジャストグラブというのは、最も近いところにあるタクシーを自動で捕まえてくれる機能 - Yay, we found you a driver!(イェイ! あなたのドライバーを見つけました)
- Driver is nearby(ドライバーはすぐ近くです)
使い方は、英語が分からなくても一度使えば分かるほどのわかりやすさですよ。
タクシーの運転は荒い(こともある)
わたしはあまり感じませんでしたが、タクシーの運転が荒いこともあるそうです。
ただ、これは日本一運転マナーの悪い香川県出身のわたしからすると、どっちもどっちな気がします(笑)。
日本のタクシーも飛ばす人がいるし、急ブレーキを連発する人もいるので、個人差ですかね。
タクシーの中は禁煙(?)
わたしはタバコの煙が大嫌いなのですが、Grabで予約したタクシーはすべて禁煙でした(確認はしていませんが)。
どのタクシーも、ドライバーも喫煙しないのか、まったく嫌なにおいがありませんでした。
逆に日本のタクシーの場合、タクシーが禁煙でもタバコのにおいがすることがよくあります。
そのにおい消しのにおいがキツイ車もいっぱいあるし……。
喫煙にゆるい日本だから、こっそり吸っているのか、外で吸ってすぐ車に入ったりして呼気からにおいが染み付くのかわかりませんが……。
率直に言って、Grabで乗ったタクシーのほうが、日本のタクシーよりも居心地が良かったです(個人的な感想ですよ)。
ドライバーは「写真」より人相が良い
Grabでは、タクシーを頼むときにドライバーの顔写真が出ます。
こちらの画像の下の方に出ていますよね(モザイクかけていますが)。
わたしはマレーシア滞在中に6回タクシーを使いましたが、すべての人に共通して、写真の人相が悪かったです(笑)。
笑顔で撮ったらダメなのかわかりませんが、みんな真顔で怖い顔の写真でした。
ところが会ってみると、みんな笑顔のあるフレンドリーな方ばかり……。いやな感じの人に当たったことがありません。
「Grab」には評価があるので、みんな心地の良い接客に努めようとしてくれるからですねきっと。
いやー、これはもったいないので写真、なんとかしようよ(笑)。
領収書はEメールで届く
タクシーだとちゃんとしたレシート(領収書)をもらえないことがあります。
とくに会社の仕事でタクシーを使う場合は困りますよね……。
でも、Grabなら、Eメールでレシートを送ってくれるので安心です。
「Grab」の使い方
「Grab」を最初に使うときには登録が必要で、その際に電話番号が必要です。
電話番号を登録すると、その電話番号にショートメールでパスワードが送られてきます。
送られてきたパスワードを入力する必要がありますが、海外で電話番号がない場合もありますよね。
わたしは日本にいる家族に「今からパスワードが来ると思うから教えて」と連絡し、パスワードを送ってもらいました。
さらに、最初にGrabを使うときには、「セルフィー(自撮り写真)」の登録も必要です。
登録がおわったら、具体的な使い方を紹介しますね。
アプリ「Grab」を立ち上げる
まずは「Grab」を立ち上げましょう。
こんな緑のアイコンですよ。
「Car」を選択
「Car」のようなアイコンをタップしましょう。市や国によって表示が違うと思います。
「Car」以外は使っていませんが、「Food」なら食べ物を運んでくれるサービスです。
目的地を入力
開いた画面で、目的地を入力しましょう。
上のように青い丸印が自分の現在地で自動取得されています。
その下に赤いマークで「I'm going to...」と書いているので、そこに目的地を入力します。
施設名などを入れると、勝手に候補が出てくれるので簡単に入力できますよ。
「JustGrab」を選択
続いて、「JustGrab」を選択しましょう。
「JustGrab」は、一番安い価格で、近くにいるドライバーを捕まえてくれます。
「GrabCar Plus」なら評価の高いドライバーを捕まえてくれますが、評価の低いドライバーに出会ったことがないので、不要だと思います。料金が少し高いし。
高級車がいい場合は、「Premium」を選びましょう。
タクシーが来るのを待つ
あとはタクシーの到着を待ちましょう。
都市部や観光地の場合は、そのへんにウロウロしているので、3〜5分で到着することが多いはず。
タクシーが近くにくると、上の画像のように「Driver is nearby(ドライバーが近くです)」と表示されます。
タクシーのナンバーを確認
自分が予約したタクシーは、車のナンバーで判別します。
上の画像の中で、ドライバーの顔写真の右側にあるモザイクがかかった黒い部分がナンバーです。
ドライバーが近くに来たけど、こちらに気づかず、かつ車を停めにくい場所の場合は、もう一度クルっと回ってきてくれます。
乗って目的地で降りるだけ
あとは、乗って目的地に降りるだけです。
タクシーの中ではせっかくなので現地の人との会話を楽しみましょう。
降りるときも、お金はすでに払っているはずなので、そのまま降りれます。
さて今回は、マレーシアでGrabを使ってみてわかった特徴や使い方をまとめました。
クアラルンプールでお会いしてきたムーチョ さんも、Grabがあるからこそ、マレーシアに移住できたと言っています。
今日はヨス @yossense さんとクアラルンプールでランチしました!前からずっとツイッターで知ってた、オンラインサロンもやってる有名ブロガーさん、やっとお会いできました!
— ムーチョ🇲🇾マレーシア和僑 (@mucho) January 6, 2020
ほんと、昼から夕方までずっとしゃべり続けてた…笑 pic.twitter.com/r2r58uyAot
これは大げさではなく、そのくらい無くてはならないインフラです。
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