こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
今回は「ANGEL(天使)」がタイトルに出てくる洋楽女性ボーカル曲で大好きなものを選びました。
【おとなしめの曲】曲名に「Angel(天使)」が付く洋楽
曲名に「Angel(天使)」が付く曲というくくりで洋楽女性ボーカル5曲を選びます。
ただし、「天使」は出てきますが、クリスマスソングでは全くないのでご注意下さい。
Eternal『Angel Of Mine』
まずはイギリスのグループEternal(エターナル)の名曲『Angel Of Mine(エンジェル・オブ・マイン)』です。
実はこの曲、カバーしたMonica(モニカ)バージョンの方が売れたので、モニカの曲だと思ってる方も多いかもしれません。ありますよねー、カバーの方が有名になることって。Natalie Imbrugliaの『Torn(トーン)』とか。
この曲は、出だしのギターのイントロから「おお! 絶対ええ曲や!」って思いましたよー。3人のコーラスも見事だし、何より曲が素晴らしすぎる!!
モニカのカバーしたバージョンもイイんですけど、私はEternalのバージョンの方が好きです。まぁ、最初に聴いたのがこっちだったというのも理由になりますが。
この曲を聴いてると、私ってR&Bでもアコースティックギターがうまい具合に入れられている曲に弱いなと。TLCの『 No Scrubs』とかまさにそうだし(笑)。
Eternalは、元々は女性4人組のR&Bグループでしたが、途中で唯一の白人メンバーであったルイーズがソロになって、3人になりました。Eternalのころの黒人グループってめっちゃ勢いありましたよねー。TLC、En Vogue(アン・ヴォーグ)、SWVとか。以前ビヨンセの在籍していたDestiny's Childもですね。1997年デビューですけど。
Cowboy Junkies『Angel Mine』
たぶん、今回紹介する中で一番マニアックだと思います。カナダのバンドCowboy Junkies(カウボーイ・ジャンキーズ)の名曲『Angel Mine(エンジェル・マイン)』です。さっきの曲と題名が似てますけど。
この曲もアコースティックギターから始まりますが、こちらはおとなしめのポップスです。ボーカル Margo Timmins(マーゴ・ティミンズ)の物憂げな声がなんとも言えませんよね。
Jewel『Angel Standing By』
私の最も好きなシンガーソングライターのJewel(ジュエル)の『Angel Standing By(エンジェル・スタンディング・バイ)』です。
この曲は元々、1stアルバム『Pieces Of You(心のかけら)』の中に入っていたギターの曲ですが、8枚目のアルバム『Lullaby(ララバイ)』にもハープで演奏されたバージョンが再収録されています。
どちらが好きかと聞かれると難しいですね。21歳の時の1stアルバムバージョンでは、もろく、あどけなさの残るような歌声だし、35歳のときに歌われたバージョンは完成された声というのが、比べるとよく分かります。
うーん。やっぱ1stアルバムのダイヤの原石のような歌声が好きかな。ダイヤの原石と書きましたが、この人の名前自体が素敵すぎますよね。「Jewel(宝石)」って! 私、子どもが生まれたとき、名前を「ジュエル」にしようかと本気で悩んでいましたよ。
ジュエルは、私が20歳のときに聴いたというのも大きいですね。青春時代に聴いて気に入った曲は一生引きずると思うのでw。もちろん、若いころのJewelが可愛すぎだったのも重要。
関係ないですが、Jewelはデビューしたときから20年近く未だにアルバムを買い続けています。ほとんどの場合、途中で買わなくなったりするのですが、Jewelだけは買っています。未だにあえてCDで購入。
Meja『Do The Angels Have A Home』
アラフォーの方なんかは「懐かしいー!」って思うのではないでしょうか? そう。スウェーデン音楽が流行っていた90年半ば、日本で大ヒットしたMeja(メイヤ)です。
『Do The Angels Have A Home(ドゥー・ジ・エンジェルズ・ハブ・ア・ホーム)』……名曲です。スウェーデンの歌姫と言われてただけあって(まぁ、誰もが安易に「歌姫」って言われてるけどw)歌が上手いし、この曲はピアノの音が耳心地良すぎますよ。
この曲が入っている2ndアルバム『Seven Sisters(セブン・シスターズ)』が、これまた凄まじく良いアルバムだったんですよね。なんでiTunesで買えないのかが理解できないのですが。
2ndアルバムは代表曲『All 'Bout The Money(オール・バウト・ザ・マネー)』を始め、基本的にポップな曲が多いのですが、14曲目(最後の曲)としてこの曲を持って来ているのがニクイです。もう1回聴きたい!と思わせる見事な役割をしています。まじでこのアルバムはエンドレスで一日中かけていました。
そういや、このメイヤって名前ですが、子どものころに自分の意志で変更した名前でした。
Meja was born Anna Pernilla Torndahl. At the age of three she named herself Meja, a name that in 1976 became a legal registered Swedish name. Today hundreds of children in Sweden have been named “Meja”.
Meja - Wikipedia, the free encyclopediaより引用しました。
3歳で「私はメイヤだ!」って言い出して、大きくなってから本当に法的に改名したそうです。すごすぎる。いや、何がスゴイって名前を変えられることですよ。さすがスウェーデンです。日本だったら無理なんじゃないかな。
Sarah McLachlan『Angel』
Sarah McLachlanの大ヒットアルバム『Surfacing(サーファシング)』に入っている名曲『Angel(エンジェル)』です。現在でもサラの代表曲ですね。
映画『City Of Angels(シティー・オブ・エンジェル)』の挿入歌として使われていたので、それで知っている方も多いかもしれません。たぶん今回紹介した中で一番有名だと思います。
曲を聴いての通り、めちゃめちゃしっとりしたナンバーです。ピアノの弾き語りの曲で、神聖なSarahの歌声とのシンクロ度は寒気レベルじゃないですか?! そんな美しい曲なんですが、歌詞に注目すると……
Sarah McLachlanはこの曲について、Smashing Pumpkinsのツアーキーボード奏者についての曲だと語っています。このJonathan Melvoinは1996年にヘロインの過剰摂取で亡くなっています。つまり歌詞に出てくるdistractionやbeautiful releaseとはヘロインのことです。美しい曲ですが、お祝いの席には相応しくないでしょう。
Angel サラ・マクラクラン(Sarah McLachlan)より引用しました。
そうなんですねー。でも日本では結婚式の披露宴でも人気の曲なんだそうです。まぁ、歌詞がわからんからええのかも知れないけど。ついでに私が結婚式でオススメする曲はこちらです。
20年ほど前にサラは「リリスフェア」っていう女性ミュージシャンのみ参加の音楽イベントを主催していましたが、このコンセプトが女性ボーカルしか聴かない私にとってステキすぎる(笑)。お陰でいろんなミュージシャンを知ることができました。サラ、ありがとう。
そういや私の好きなアンジェラ・アキが音楽を始めたきっかけがサラ・マクラクランのライブだったそうです。
個人的な話ですがサラ・マクラクランもJewelと同様に私を洋楽女性ボーカルおたくに仕上げた人の1人です。
【アップテンポの曲】曲名に「Angel(天使)」が付く洋楽
上と同じく、「Ange(天使)」が曲名に入っていますが、クリスマスとは全く関係ないです。
The Corrs『Angel』
アイルランドのきょうだい4人のバンドThe Corrsの『Angel(エンジェル)』です。
コアーズの魅力と言えば、めっちゃポップなサウンドにアイルランド音楽に使われる楽器 + 伸びやかなボーカルです。ボーカルは末っ子のアンドレアですが、本当にいい声していますねー。みんな美人だし。
この『Angel』なんて、まさにそのコアーズの良さ全てを全開にしたような良質ポップです。暗めの出だしのギターからもう良い曲の匂いがプンプンしています。
サビで使われている楽器(笛)は、アイルランド音楽でよく使われるティン・ホイッスル(縦笛)です。この音がものすごく効果的ですよね。これがなければ一気に普通のPOP曲になってしまうほどの存在感です。
元々、アイリッシュ・ミュージック色が強かったThe Corrsですが、アイリッシュの要素を残しつつもポップな音楽に進化していきました。個人的には1stアルバムの衝撃が忘れられません。そういや、アイリッシュ・ミュージックにハマったきっかけもコアーズです。
Belly『Angel』
アメリカのバンドBelly(ベリー)の『Angel(エンジェル)』です。1stアルバムの『Star(スター)』に収録されています。このアルバム、ジャケットがめっちゃカッコイイんですよね。色彩の絶妙さとか大好き。
このジェケットを見てエドガー・ドガの絵を思い出すのは安易すぎるのが分かっていますが、思い出してしまいます。
この曲は、1stアルバムの中でも特に暗く激しい曲です。めっちゃカッコイイ! さっきのThe Corrsと同じタイトルなのにここまで違うと笑えてしまいます。
この曲だけ聴くと、「ベリーって激しい曲ばっかり歌ってるんやな」と思われますが、アルバム全体は全然そんなことないです。暗い曲調が多いのですが、もっと浮遊感のある曲の方が多いです。うん。「オルタナティブ」って感じ(← わかりづらいわっ)?
ボーカルは超個性的な歌い方をする女性シンガーTanya Donelly(タニア・ドネリー)。ちょっとロリータ・ボイスかな。バンド名に「belly(腹)」なんて付けるぐらいだから想像つきそうですが、個性的な曲を作る人です。でも残念ながら2枚のアルバムを出して解散しました。
Donelly named the band "Belly" because she thought the word was "both pretty and ugly."
Belly (band) - Wikipedia, the free encyclopediaより引用しました。
訳すと「なんでベリーって付けたかというと可愛くて醜い響きだから」だそうです。やっぱ、おもしろい人だなぁ。
個人的には、アメリカにいた時のルームメイトがこのCDを持ってて、借りて聴いていたので思い入れがあります。
Michelle Tumes『With The Angels』
Michelle Tumes(ミシェル・トゥームス)の『With The Angels(ウィズ・ジ・エンジェルズ)』です。
こちらも暗めでヨス好みの曲です。神聖な雰囲気の歌声とアップテンポのシンセサイザーの組み合わせ……かっこいいじゃないですか!
ミシェルはオーストラリア出身のシンガー・ソングライターです。この人の音楽はジャンルとしては「CCM(コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック)」に分類されます。私の解釈では歌詞にキリスト教っぽい単語が出てくるポップスという感じです。この曲も「Angel」という単語がそうなんだと思います。
この曲が収録されている2ndアルバムの『Center of My Universe(センター・オブ・マイ・ユニバース)』なんですが、これもまた良いアルバムです。どの曲も良くて、アルバムを通しての流れも好きです。2曲目の『Heaven's Heart(ヘブンズ・ハート)』は必聴です。
Leona Lewis『Angel』
Leona Lewis(レオナ・ルイス)のデビュー・アルバムからの曲『Angel(エンジェル)』です。
出だしから壮大な感じがするこの曲、しょっぱなから「ああ、やっぱこの人のこの声やわ……」って思いますよ。バックで使われているピアノが壮大な感じを醸し出しているのかな。
明るいメロディーで、歌詞もポジティブな恋愛の歌です。結婚式の披露宴でも使えますよねコレは。「You're an angel
」のところが無性にジーンときます。これが歌の力やろか。
Leona Lewis(レオナ・ルイス)はイギリス出身のシンガーソングライターです。元々はイギリスのオーディション番組で優勝したことがきっかけでメジャーデビューしたそうです。
この歌声やったら、そりゃあ優勝するわな。イギリス本国だけじゃなく、アメリカでもブレイクしました。
Lara Fabian『Yeliel(My Angel)』
Lara Fabian(ララ・ファビアン)の『Yeliel(My Angel)』です。
物悲しい雰囲気で始まるこの曲。途中から明るくなりかけるけどやっぱり物悲しい雰囲気がぬけない……って感じです。
ララ・ファビアンは、フランス語、イタリア語、英語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、トルコ、ギリシャ語、ドイツ語など、異常なほどいろんな言語で歌う人です。どんだけしゃべれるんや(笑)。
それもそのはず、ララはベルギー出身のシンガー・ソングライターなんですね。最初にマスターした言語はイタリア語らしいし、1つの言語しか話さない人がほとんどの国に住んでいると驚きです。
ベルギーと言えば、チョコレートで有名な国ですが、言語方面では多言語国家として有名です。公用語がオランダ語、フランス語、ドイツ語なんですね。私のベルギー人の友達も英語が普通に喋れるので、英語もみんな話せるのかなと思います。ちなみに「ベルギー語」という言語はありません。
ララ・ファビアンの日本での知名度はほとんどないかもしれませんが、フランス語圏ではブレイクしてます。
でも実は15年ほど前に日本のラジオでも『I Will Love Again(アイ・ウィル・ラブ・アゲイン)』という曲がヒットしたんです。確かポスト・セリーヌ・ディオンみたいな売り出し方してたと思います。私もこの曲で知りましたし。
今回、タイトルの中に同じ単語が出るというくくりで選曲しましたがいかがでしたか?
自分でも普段は一緒にしないくくり方になっておもしろかったです。
「Angel」が付く曲を調べていて驚いたのが、「Angel」という単語が付く曲の多いこと多いこと。
持っている中でも50曲は軽く超えていましたよ! 英語圏はキリスト教の人が多いからなのかもしれませんが。
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