こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
今回は、高田ゲンキさんの書籍(マンガ)『フリーランスで行こう!』の書評をしたいと思います。
しょっぱなから言っておくと、こんな方にはぜひともオススメです。
こんな人にオススメ
- サラリーマンという働き方に疑問を持っている人
- フリーランスになりたい人
- 自分になにが向いているのかわからない人
- ブログやSNSなど、何かで発信している人
- イラストで食べていきたいと思っている人
- というか、若い人全般
- いや、長年サラリーマンをしている方にもぜひ
「イラストで食べていきたい」と思っていた20代を過ごしていたわたしとしては、「この本に若い頃出合ってたら人生変わってたかも……」というレベルの内容でした。
高田ゲンキさんとは?
高田ゲンキさんというのは、ベルリン(ドイツ)在住のイラストレーターです。
わたしがゲンキさんを知ったのは、運営するブログ「Genki Wi-Fi」の記事がバズっていたのを見てからだったと思います。
その過程で、ブログのトップページのセンスの良さと、タイトルロゴ(イラスト)を見て、この人すごい……と思ったんですよ。
その後、Twitterではよく絡ませていただくようになって、ゲンキさんがライフハックとか効率化を極めていることや、日本の働き方に疑問を持っていること、海外移住していることなど、知れば知るほど「この人とは絶対に気が合う!」と思うようになりました。
というか、半分忘れつつありますが、わたしもイラスト、マンガを描く人でもあるので、そこも一応共通点です(笑)。
書籍『フリーランスで行こう!』
そんなゲンキさんがついに書籍『フリーランスで行こう!』を発刊しました!
どんな書籍かというと、会社に頼らない「フリーランス」という生き方を、ご自身の体験マンガの中で見せてくれます。
しかも、体験談というだけでなく、「著作権の大切さ」とか「不払いクライアントに遭ったときの対応」など、具体的にどう動けばいいのかなど、役に立つ情報もわかりやすく書いてくださっています。
表現力・伝える力がすごい
たぶん、内容に関しては読んでもらうのが一番だし、すっごくイイ本だから読んでほしいのであんまり触れません。
わたしがこの本で感動したのは、ゲンキさんの「伝える力」です。
あと、イラストがかわいくて誰が見ても好感が持てるというのもすごい武器。
ゲンキさんのマンガはある意味、マンガらしくないんです。
言葉が悪いですね。「マンガ」という言葉で想像する「枠」に収まっていないということです。
一コマ一コマがデザインであり、「図解」と言ってもいいレベルの伝える力があります。
あと、「言葉選び」とかも、勉強になりますよ! コラムもうまいですし!
そういう表現力を養うためにも、フリーランスになることを考えてない人でも読む価値アリです!
イラストを本気で描いていきたい方へ
あと、「イラストで食べていきたい」と思っている方へ。
わたしも若い頃、「イラストで食べていきたい」と思っていました。厳密には「イラスト以外やりたいことがない」だったのですが。
で、若い頃のゲンキさんと同じような発想をしていました(わかりやすいので本をぜひ見てほしい)。
でも……ダメなんですよね。
具体的に動かないと仕事は入ってきません。誰も自分のことを知らないし、興味も持ってくれません。
「じゃあどうすればいいの!?」と半ギレで叫びたいこともこの本では具体的に導いてくれています。
正直言って、この本に若い頃に出合っていたら、わたしも人生変わってたかも……と思います。
「イラストレーターのヨス」になっていたかも、と一人で妄想が膨らみすぎてしまいます(笑)。
書籍とは別に、ゲンキさんはこんなものまで公開してくれています。
参考: 【有料】僕の駆け出しの頃の営業用イラストファイルを公開します|高田ゲンキ|note
なんと、駆け出しの頃の「営業用イラストファイル」ですよ!! ポートフォリオ(←懐かしい!)を大公開してくれているんですよ……。
わたしだったら恥ずかしくてできません。恥ずかしいから有料記事で「500円」という形ですが、ぜひ買ったほうがいいです。
ちなみにご本人は「今見るとダメダメ」って言ってますが、「ああ……これは仕事もいっぱいもらえて当然だわ」というほど上手いです。
さて、この書籍を読んで率直に思ったことは「マンガの『伝える力』ってすげぇ!!」です。
ゲンキさんの見せ方が上手いからというのはもちろんなのですが、個人的には動画よりもマンガの方が伝える力が高いと思わされました。
そして、もうちょっとこのブログでも「イラストを活かしていきたい」と……鼻息が荒くなりました。