こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
今回は「春の爽やかさにマッチする」というテーマで曲を選ぼうと思います。このテーマでぱっと浮かぶのは「スウェディッシュ・ミュージック」です。というわけで春の爽やかさに合うスウェーデンのPOPミュージック(女性ボーカルのみ)の紹介です。
目次
90年代半ばを賑わせたスウェディッシュポップ5選
私が本格的に洋楽にハマったのは90年代の半ばなんですが、ちょうどそのころ日本ではスウェディッシュPOPが流行っていました。今回は昔を振り返りながら私がハマったスウェディッシュミュージック5曲を選んでみました。
今回はどれもメジャーなやつを選んだので90年代半ばに洋楽を聴いていた人は「ああー! なつかしーっ!!」って共感してもらえると思いますよー。
Meja『How Crazy Are You』
私がスウェディッシュと聞いてまず思い出すのがMeja(メイヤ)です。「 j 」と「 y 」は国によっては英語と反対に読むんですよね。
スウェディッシュと聞くと、多くの方はABBAとかカーディガンズを思い出すと思うのですが、私の場合はメイヤです。ただ単に私が最初に聴いたのがそうだったので。
この『How Crazy Are You?(ハウ・クレイジー・アー・ユー?)』はMejaのデビュー・アルバム『Meja(メイヤ)』からのシングル曲で、日本でも大大ヒットしました。……というか日本「で」大ヒットです。なんと日本だけで80万枚以上も売れたという洋楽で新人ミュージシャンとしては異例な売れっぷりです。今では信じられませんね。
この曲を聴いたら、出だしの「パラッパーパラッパー♪」が耳から離れなくなりますよね。私の中で春と聞くとまず思い浮かべるのがこの曲です。もう譲れない(笑)。
どーでもいいですが「crazy」という英単語が「イカれている・狂っている・き◯がい」以外に「夢中になる」っていう意味もあるって、この曲で初めて知りました。
メイヤと言えばこの逸話がすごいです。
Meja was born Anna Pernilla Torndahl. At the age of three she named herself Meja, a name that in 1976 became a legal registered Swedish name. Today hundreds of children in Sweden have been named “Meja”.
Meja - Wikipedia, the free encyclopediaより引用しました。
メイヤは生まれたときはAnnaって名前だったんですが、3歳のときに自分のことを「Meja(メイヤ)」と名付け、そう呼ぶようになったそうです。その後法的に改名したそうですがすごすぎますね。今ではこのメイヤの影響でたくさんの「メイヤ」って名前の子がいるそうです。
1stアルバムの『Meja』は捨て曲なしの素晴らしいアルバムだったんですが、アマゾンでも、もはや正規品(CD)は販売されていませんでした。MP3も売ってなかったです。残念。
The Cardigans『Carnival』
90年代のスウェディッシュミュージックの火付け役ともいえるThe Cardigans(カーディガンズ)の『Life(ライフ)』に収録されている『Carnival(カーニバル)』です。1995年の作品。
ええ。もう文句の付けようのないポップさ。爽やかさにあふれています。
今聴いても思いますよ。ヴォーカルのNina Persson(ニーナ・パーション)のこの声と、プロデューサーのトーレ・ヨハンソンの作る爽やかサウンドの組み合わせは最強だったなぁと。
たぶん一番売れたのは映画『ロミオ+ジュリエット』で使われた『Lovefool(ラブフール)』でしょうね。「ラブミラブミー♪」のあのキャッチーさに心を奪われた人も多いはず。ええ。映画も見ずにサントラを買いましたよ(あとで見たけど)。
あの曲でアメリカで有名になったけど、その前に日本で売れていたんですね。日本って音楽に関してはすっげーいい市場でしたよね、当時は。
初期のカーディガンズのアルバムはすべて持っていて、どの曲も大好きです。
Cloudberry Jam『Nothing To Declare』
Cloudberry Jam(クラウドベリー・ジャム)の『Providing the Atmosphere(雰囲気作り)』からのシングル曲『Nothing To Declare(ナッシング・トゥー・ディクレアー)』です。
ボーカルのジェニー・メディンのそのキュートな容姿からロリータボイスかと思っていれば太めの声でびっくりした思い出があります。それはともかく、この人はかなり歌が上手いです。この伸びやかさ、今聴いてもその才能を感じます。
ジャズやボサノバの影響を受けているこのグループは、そのオーガニックなサウンドとジェニーの歌唱力、そしてトーレ・ヨハンソンの曲というコンビネーションで日本でも大ヒットしました。
1日14時間のレコーディングを約2ヵ月半も費やして完成したというこのアルバムは、10万枚を超える売り上げを記録してゴールド・ディスクを獲得。収録曲「ナッシング・トゥ・デクレア」のラジオ・ヒットなども生まれ、この作品のヒットにより彼らは日本での人気を決定付けた。
クラウドベリー・ジャム - Wikipediaより引用しました。
日本国内で10万枚も売れたんですね。すごいです、まさにスウェディッシュ・ポップ全盛期。
実はこの曲『Nothing To Declare』がラジオでよくかかってて気に入ってアルバムを買ったのですが「しくった!!」って当時思っていたんです。
この曲以外がどうも良いと思えなくて。それが洋楽をめっちゃ聴くようになったあと(たぶん2年後にBasiaとかにハマっていたころ)に聴き直してめちゃくちゃハマったんですね。洋楽初心者にしてはちょっとポップ路線からはずれていて、オシャレすぎて聞きにくかったのかもしれません。
あ、そうそう。クラウドベリー・ジャムは現在も活動を続けていてアルバムも出しています。一度解散したりしていたんですけど、バンドとして20年以上も続けてるってすごすぎです。
Pineforest Crunch『Cup Noodle Song』
Pineforest Crunch(パインフォレスト・クランチ)の『Cup Noodle Song(カップヌードル・ソング)』です。
いやー、このアルバム・ジャケットだもんなー。そりゃー、ジャケ買いするよなぁ(← 正当化)。
このバンド名の「パインフォレスト・クランチ」とは、アメリカのアイスクリーム屋さん「Ben & Jerry's」にあるアイスの味の名前だそうです。
ヴォーカルのÅsa Eklund(オーサ・エクルンド)のかすれたような声、そしてオーガニックで爽やかな曲調がいいですねー。
可愛らしい容姿と比例した可愛らしい声です。日本の気候と違って湿度の低そうなカラッとしたスウェーデンの雰囲気が伝わってきそうです(←スウェーデンの湿度は知らんけど)。
この曲は爽やかなのですが、この『Cup Noodle Song(カップヌードル・ソング)』のプロモーションビデオの最後は、なんかピストルで人を撃っているんですけど。
わたしはこの頃、FMをよく聞いていて『カップヌードル・ソング』を知ったのですが、イントロの爽やかさですでにやられてしまいました。
この出だしめっちゃいい感じですよね~。途中で早口で歌うあたりも可愛いです
このパインフォレストクランチですが残念なことに一発屋でした。この曲で消えていきました……。
Sophie Zelmani『Always You』
スウェディッシュミュージックの5選で最後に紹介するのが、私の大のお気に入りSophie Zelmani(ソフィー・セルマーニ)の『Always You(オールウェイズ・ユー)』です。この人が、もう好きすぎて困っていました(笑)。
私の最も敬愛するシンガーソングライターのJewel(ジュエル)とスタイルが似ているんですよね。ただジュエルは途中でポップ路線に行ったり、R&Bっぽいのを歌ったり、カントリーに行ったり、いろんな方向に行っていましたが、この人は違うんです。ずっと同じアコースティックギターで歌うというスタイルを貫いています。
ソフィー・セルマーニの曲は本当にどれも好きで、1曲に選べないんですねー。でも一番有名なので今回はこの『Always You』を紹介しています。
アコースティック・ギターにハーモニカ、そしてこのロリータヴォイスですよ。さらにいうとこのルックスです。もうたまらんです。
ぶっちゃけですが、このアルバム、元々はジャケ買いでした。青空の下にワンピース着たかわいい白人女性。そら買うでしょ(笑)。しかも最初はあんまり気に入ってなかったんですが、聴いているうちにめっちゃ好きになったというアルバムです。
ちなみにこの曲は『My Best Friend's Wedding』のサントラにも入っています。というかiTunesでは、サントラからしかダウンロードできません。
今探したところすでに手に入らない音源ですが『So Good』というシングルでしか聴けない曲もかなりオススメです。ヤフオクとかでもしかしたら手に入るかも?! まぁ私は持っていますが(← 自慢)。
さて、今回は珍しくメジャーなものばかりを選んでみました。私は基本的にマニアック路線に行きたがるのですが、たまにはこういうのもいいかなと思いました。
あと、スウェディッシュPOPはかなりはまっていたので、今回の5曲では収まりきりませんでした。なので、また後日やろうかと思っています。北欧特集的な。
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