こんにちは! 香川のブロガー ヨス(プロフィールはこちら)です。
突然ですが、うさぎ島ってご存じですか? 瀬戸内海に浮かぶ小さな島なんですが、もうとにかくウサギだらけの島なんです。
今回はそんなうさぎ島こと広島県の大久野島に行ってきました。
「うさぎ島」って??
まずは「うさぎ島」について紹介します。
瀬戸内海に浮かぶ小さな島
さて、うさぎ島と呼ばれていますが本当の名前は「大久野島
」です。
瀬戸内海に浮かぶすごく小さな島で、住所は「広島県竹原市忠海町大久野島」です。
地図で見ると広島県本土から3kmほどの距離です。
……ってか私、瀬戸内地方の住民なのに、瀬戸内海にこんなに島があるの、知らなかったわ!
大久野島ってどんな島?
「大久野島」をWikipediaで調べてみると……
「地図から消された島[1]」や「毒ガス島」などと呼ばれ、第一次世界大戦以降の化学兵器製造の実態を今に伝えている。また近年では多数のウサギが生息することでも知られ、ウサギ島とも呼ばれる。
大久野島 - Wikipediaより引用しました。
そうなんです。この大久野島には黒歴史があるんです。
毒ガス製造をしていた島で、一般向けの地図でもその存在は消されていたそうです。
ここで毒ガスを作っていることがバレるといけないから。毒ガスの製造過程でたくさんの犠牲者がいたそうです。
毒ガスの島 → ウサギまみれの島
毒ガス製造の島だった大久野島ですが、今はウサギまみれの島になっているんですね。その数なんと700羽と言われています。
実際の今のウサギの数は調査を行っていないため正確にはわからないようです。
島の外の小学校で飼っていた8羽のウサギを大久野島に連れてきて、放したら野生化してどんどん繁殖したのだと言われています。
犬などの天敵もいなかったため、ここまで増えたんですね。
ただ、休暇村(大久野島唯一の宿泊施設)の方に天敵について聞いてみると、たまにカラスに連れてかれているウサギを見かけるそうです。
怖っ! カラスってウサギを食べるんですね……。
大久野島のウサギについて
大久野島のウサギたちですが、アナウサギだそうです。アナウサギというのは穴を掘りまくるウサギです。こんな穴が島中にありまくります。
本当にちゃんと足元を見ていないと転ぶので危険ですよ。足元と言えば……
……ウサギのフンも島中あちこちにありまくります。最初は抵抗あると思いますが、すぐに踏むのに慣れますよ(笑)。
草食動物のフンだからそんなに臭くない(気がする)し、乾燥してコロコロしているので石ころと同じ(だと思いたい)。うん。
私はウサギは詳しくないですが、どうも違う種類っぽいウサギもちらほらと。
毛がフサフサな子とか、グレーっぽくて目が青っぽい子とかいろいろいます。
たぶんですが、誰かが飼えなくなったウサギを大久野島に捨てに来たのかな?
大久野島でウサギまみれになるコツ
さて、大久野島に来たらやっぱりウサギに寄ってこられてエサをやったり、モフモフしたり、飛びつかれたりしたいですよね♪
ということで大久野島でウサギまみれになるためのコツを紹介します。
エサを持っていく
まずは基本中の基本の「餌」です。エサを持っていかないとウサギは寄って来ません。
ビニール袋でガシャガシャと音を立てると、エサを持っているのかなと勘違いして寄ってきますが、あんまりやっているとウソがバレて寄ってこなくなります。
うちの場合はニンジン6本を細かく切ったものと、キャベツ1つをまるまる持って行きました。
結構な量でしたが、一泊したので、2日目の朝にはなくなってしまいました。ニンジン、キャベツのほかにはリンゴなどが良いそうです。
でも私が見た限りでは、「ラビットフード」の方が吸引力が強そうに思えました。
上の写真がそうなのですが、近くにいたよその子がラビットフードを地面に置くと、バーッとすごい勢いで寄ってくるんですよ。
ついでにそのときに動画も撮っていたのでご覧ください。
再確認ですが、野菜もラビットフードも
大久野島では売っていません。エサをやりたい場合は必ず用意していきましょう。
暑くない季節に行く
私が行ったのは8月の始めで、めっちゃ暑い時期です。
日中の温度が30度を超えているので、暑さに弱いうさぎたちは常に日陰とかどこかに隠れて、うろついているウサギはいませんでした。
でも夜の6、7時ぐらいになって涼しくなってくると、どこからともなく現れてきました。
朝の5時半に起きて行ったときもいっぱい!
つまり夏にウサギにまみれるとなると、大久野島で一泊する以外の方法はありません。なので秋とか春で、涼しいぐらいの気候のときがオススメです。
観光客の少ない時期
私が行っていたときはものすごい観光客でした。まぁ、8月の日曜でしたからね。
ちなみに、大久野島には上の写真のようなビーチもあって泳げます。
観光客が多くなると、ウサギたちにエサをやる人たちも多いってことなので、ウサギが分散するんですよ。
つまり私が張り切ってエサを出しても、私のところに寄ってくるウサギの数が減る。
ほら、3匹しか私のところに来てくれませんでしたよ。しょぼん。
一番ウサギの多く集まる休暇村 大久野島(宿泊施設)の前なんか下の写真のような感じでした(夜7:00頃)。
ウサギが多くても人間が多いと一人あたりに寄ってくるウサギの数が激減ですね。
でも観光客の少ない春や秋~冬の平日なら、かなり人がいないはずです。
そうなると、野原にいる人間がわたし1人という夢の様な状況も作れるはず。
そこでエサを出したら……。そりゃあ100匹のウサギが私めがけてやってきますよ。
あと、観光客が多いと、ウサギたちが警戒して出てくる数が減る……ということもあるそうです。もちろん人間慣れしまくっているウサギもいますが、山の方のウサギたちは人間慣れしていないそうですので。
お腹の空いている時間帯
観光客が多い時間帯には、みんながエサをやるためにウサギによってはもう満腹です。
なので、早朝や深夜などの方がウサギたちはお腹が空いています。
……ということは?
ほかの観光客のいない時間帯がチャンスってことですねー。
夜は真っ暗で怖いから、早朝がオススメです。
ただその場合は、大久野島で一晩宿泊しないといけませんが。
あと、昼間でも観光客の少ない場所のウサギなら食欲が満たされていないハズです。
ちょっと離れたところのウサギグループを見つけるのもアリですね。
さて今回は、大久野島のウサギについてでした。せっかく行くのならいっぱいのウサギたちとたわむれたいですよね。
もう一度、うさぎ島でウサギまみれになるコツをまとめます。
- エサを持っていけ!
- 暑くない季節に行け!
- 観光客の少ない時期に行け!
- お腹の空いている時間帯に行け!
春か秋に行って一晩泊まるのが絶対にオススメです! できるなら平日にお休みをとって。
こちらは私の泊まった休暇村 大久野島です。
一泊して本気でウサギとたまむれることをオススメします。