こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
うどん屋さんを選ぶ基準は人によっていろいろあると思います。
たとえば……
- 安さ
- 麺のコシ
- ダシの味
- 店の雰囲気
……など。
その中でも、今回はお店のオシャレさで言えば「ここ以外考えられない」というお店を紹介します。
来店した人がまず「え? ここって本当にうどん屋さん?!」って聞き返すレベルのオシャレなお店「カマ喜ri」です。

「カマ喜ri」って何て読むの?
このお店の名前はかなり変わっています。「カマ喜ri」と書きます。

いえ。文字化けしているわけじゃなくて、これは カマ喜ri と読みます。
カマ喜riの外観
もうね、このお店、最初から言わせてもらうとオシャレすぎるんですよ。

外から見ると古い商店を改築して家にしたような外観をしています。
ガレージ風の赤い屋根が印象的です。ん。お店の横(写真右)にあるのは電柱ですかね?
赤と白にペイントされているけど? とりあえずいい目印です。
この空間自体がオシャレに見えてしまいますよね。

わかりにくいですが、横側に入り口があります。いい雰囲気でしょー?
写真では見づらいですが、窓からお花のオブジェみたいなのを吊っているのが見えます。どう見ても雑貨屋さんかカフェですよね。
もうセンス良すぎて失神しそう
このお店ね、どこまでもセンスがいいんですよ。まぁ、見てくださいよ。

これ、アレですよ。一輪車?っていうんですかね。荷物を運ぶやつ。このサビサビ具合と白いペンキのコントラストもいいです。
駐車場の横の田んぼにはヤギが?

「なっちゃん」という名前だそうです。かわいいな。
では中に入ります。中に入ってまず見えるのが厨房です。

西洋料理のレストランにしか見えない
入り口横に目をやると……

間違いなくおでんです。

どっからどこを見てもおしゃれなカフェですよ。
私も香川で生まれて長年の間住んでいますけど、こんなうどん屋さんは見たことないですよっ!! もちろん完全禁煙です。

ハイ。いちいちオシャレです。ステレオの下のブリキの箱。
もはやあのガムテーブ具合もオシャレです。椅子もいろいろなペイントがされているものがあります。
サイドメニューのおにぎりなんて見てくださいよ。

ええ。もはや、芸術作品かのよう。
もうハエが飛んでいても「このハエってオシャレやわ(← アホ)」って言いたくなるほどオシャレなお店です。
では注文するよ!
メニューは……と。なんと壁に黒板で書かれてあります! こいつぁ……。
いいですねー。店内は、濃いめの緑と白、茶色と、彩度を低めに落ち着いた色合いを限定して演出しています。

右上に写っていますが、電球もこんなに良い感じです。
私は、1日15食限定メニューの「肉ぶっかけ(500円)」にしました。
「大」にしたので+100円です。
- ひや(麺もつゆも冷たい)
- ひやあつ(麺は冷たくて、つゆが熱い)
- あつ(麺もつゆも熱い)
……の3種類から選べます(私は「ひや」にした)。
人気のメニューでたった1日15食だけなので早めにこないと食べられませんよ。私は30分前に来ていました(思ったより早く着いただけですが)。
1日15食限定の「肉ぶっかけ」を食べるよ!
さて来ました。こいつが1日15食限定の「肉ぶっかけ」です。

このトレイ、昔の小学校の給食で使ってたような懐かしい雰囲気ですよ。ええなー、これ。
ぶっかけうどんですが、ネギとレモンとショウガは別のお皿なんですね! これは珍しい。その横にあるのが……ん?

生卵は注文した覚えは……と思ってメニューのところを見てみると?!
本日豚肉を使用しております。うどん大には生卵を1つサービスさせてもらいます。
なんと! 生卵は「大」を頼んだ人へのサービスだったんですね。しかも「本日豚肉を使用している」と書いているってことは日によって牛肉になったりするってことかな?

もう机の上にある調味料やら箸入れ(ペイントした工具入れを使用)ですらこのおしゃれ度。……うーん、本当に素敵すぎやわー。
ではさっそく箸を取って食べようぞ!

豚肉を食べるよ!
この豚肉はバラ肉ですね。見た感じは普通なのですが……

ブタ肉うめーーーー!!
……こ……これはご馳走やで!!
いや、マジで美味しいですよ。1日15食ですもんね。
あ、ネギとかを乗せる前にフライングして豚肉を一切れ食べちゃいましたが、気を取り直して、トッピングします。

そうそう。天カスはこんなオシャレな瓶に入っています。テーブルの上にあるよ。

ちなみにこれ、天「カス」じゃないですね。たぶん、わざわざ作っていますよ。綺麗です。
この手のうどんはゴッチャゴッチャのギッチャギッチャに混ぜると美味しいと私の本能が言っているのでひたすらごちゃ混ぜにしました。

この麺のコシが……太さが!?
ではいよいよ、カマ喜riの麺を食べてみます。

麺をアップで撮りました。
この太い麺ですよ! ここまでの太さはなかなか珍しいです。
そして美しいですね。このエッジの効いたカッティングが惚れ惚れします。
内側が凹んでいる感じの。絶対美味しいやつやで。
もったいぶらずに食べます。

おおおー!! すごいコシや!!
このコシは最強部類に入るんじゃないですか!? めちゃ美味しいです。
ぶっかけ出汁のそのまんま飲むのを忘れたのですが、さきほどの卵、ネギ、天かす、生姜をグッチャグチャにした味が合わさって、めっちゃ美味しいです。
肉の味付けも濃すぎないので、大盛りでも全然飽きずに楽しめました。
この豚肉がねー、柔らかくて、そして全然油っこくない!!
お肉は結構な量が入っているのですが、最後の1切れまで飽きることなく、油っこさに「うぇっ」ってなることなく食べられました。
絶妙とはこのことです。
肉うどん
こちらは「肉ぶっかけ」ではなく、「肉うどん」の方です。

肉うどんは温かいメニューですが、カマ喜riの麺は太いのもあり、まったく伸びる気配がありません(笑)。
こちらも豚肉がめちゃくちゃおいしいです。
「つけうどん」と「かけうどん」
ついでにうちの家族が注文したメニューも。

これは10食限定の「三豊なすとひき肉のつけうどん(温玉付き)」です。三豊というのは地名です。
このうどんのツヤときたら。美味しそうですね。
ちなみにカマ喜riのメニューには限定メニューというのがそのときそのときで違います。
これがまた大人気で1時間でなくなってしまうそうです。

こちらは「かけうどん」を「天ぷらセット」にしています。
うどんに+アルファで天ぷらのセットにできるんですね。
- げそちく(ゲソとちくわ): +230円
- とりちく(トリとちくわ): +230円
- ちくたま(ちくわと卵): +200円
この店はセルフじゃないので、天ぷらはこうやってセットで注文します。
ぶっかけうどん
「カマ喜ri」の ぶっかけうどんです。

麺が美しいでしょ? この麺の「切り口」とかアートですね。

べつの日に行ったときには上のようにちくわとレモンで顔を作ってくれました。
味はというと、麺の太さもあってものすごいコシです!
子どもたちは「ここは麺が美味しいんや」と「通」っぽく言っています(笑)。
冷たいメニューということもあって、強烈な存在感ですね。
土日限定10食のカレーうどん?
冬限定かも知れませんが、こんなメニューもあります。
イカとカキのカレーうどんです。

もちろんですが、カキが入ってます。

このチキンみたいに見えるのがイカですね。
カキとイカの濃厚なだしが出まくってて、シーフードカレーですね。
カレーのルウ自体はかなりスパイシーです。辛い!というより、スパイシー……つまり、スパイスを楽しめるんですね。

そしてこの麺とのコンビネーション。温かいメニューでも、麺が太いこともあってのびにくいです。
カレーうどんでもすんごいコシです。
こちらは別の日に行ったときのスープカレーうどん(600円)。

じゃがいも、ニンジン、ブロッコリー、玉ねぎ、三つ葉と、野菜盛りだくさんです!!
あと、ベーコンとちくわが入っています。
麺を持ち上げてみます。

行くときによってカレーうどんの種類が違うと思いますので、お楽しみに。
大きめ地えびと野菜のかき揚げ
大きめ地えびと野菜のかき揚げというのを注文しました。
って聞くと普通のかき揚げを想像しますよね。

めちゃくちゃでかい!
2人で分けて食べてもいいぐらいの大きさです。サクサクで野菜もいっぱい入ってて美味しいです。
具で作られる「顔」がかわいい
カマ喜riでは、具を使ってこんなに可愛らしい演出をしてくれます。

ちくわ と カマボコで顔のようにしてます。
つけうどん を注文しても……

おお! 可愛い!
カマ喜ri のおでん
「カマ喜ri」のおでんもべつの日に注文したので追記します。

- 大根……100円
- 卵……100円
- コンニャク……100円
- 天ぷら串……100円
- 福田とうふの焼きとうふ……120円
- 鶏つくね串(4個)……120円
- いか串……120円
今回は、豆腐とイカ串を頼みました!

味がしっかりと染みついて美味しかった!
豆腐はあと3個ぐらい食べたかったです。
シフォンケーキも売ってる
お土産に入り口近くで売っていたシフォンケーキも買いました。

ブルーベリーとバナナのシフォンケーキでした。おやつで大活躍です。

何の料理にも合うという調味料、アリッサ。
こちらはまだ使ってませんが美味しいのは間違いなさそう!
さて、雰囲気といい味といい最高のお店なのですが、もう1つ特筆すべきところがあります。
それは「接客レベルの高さ」です。どのスタッフの方もチップをお札で渡したくなるレベルの接客なんですよ。
今回行った「カマ喜ri」は、もうとにかくオシャレ極まりない店舗なのですが、味は本物の讃岐うどん!って感じでオシャレじゃないんですよ(←悪い意味じゃないですよ)。
何十年も昔からやっている老舗って感じの味で、伝統すら感じるレベルです。そのギャップもステキです。
- 住所
- 香川県観音寺市柞田町甲46-3
- 電話
- 0875248288
- 営業時間
- 11:00~15:00 (麺がなくなり次第終了)
- 定休日
- 水曜日
- うどん屋のタイプ
- フルサービスタイプ
香川県の観光地「琴弾公園」などで西の方に行ったときにはぜひぜひ行ってみてください。行かないと後悔しますよ!

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「讃岐うどんの紹介のカテゴリ」にあるきん、そっち見てや。