こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
今回は香川県のかなりアツい話題についてです。それはわたしが個人的に昨年(2015年)から応援している「瀬戸内サーカスファクトリー」が本格的に始動したというお話です。
目次
「瀬戸内サーカスファクトリー」について
「瀬戸内サーカスファクトリー」って聞いても知らない人がほとんどですよね。

この企業、実は「現代サーカス」を香川から発信しようとしています。
ShionoéAIRを中心に、現代サーカスを軸とした新しい文化を育て、人を育て、交流の拠点となること。
また、先端的なアートを実践する場でありながら、農業を中心とした塩江の暮らしとの相互作用で、魅力的な新しいコミュニティを提案していくこと。
「ここだからこそ」の表現や手法を生み出していきたい。アートのあり方に決まりはないはずだから。
瀬戸内サーカスファクトリーとは | SETOUCHI CIRCUS FACTORYより引用しました。
というか、そもそも「現代サーカスってなに?」ですよね(笑)。
こちらの瀬戸内サーカスファクトリーさんが今までに仕掛けてきたイベントのダイジェスト動画を見るとわかると思います。
いやー、瀬戸内サーカスファクトリーさん、むちゃくちゃいい仕事していますよね。素晴らしすぎます。わたしは「100年サーカス」の動画を見て惚れました。
簡単に言うと、「パフォーマンス」という色の強かった「サーカス」を芸術の域に昇華させた「新しいサーカス」です。
この「現代サーカス」ですが、出演者のパフォーマンス自体ももちろんですが、音楽、脚本という要素もめちゃくちゃ重要なんです。
そして瀬戸内サーカスファクトリーさんは、香川を日本における「現代サーカス」の拠点にしようと計画しています。
第一人者 田中未知子さんの想い
「いや、現代サーカスがすごそうなのはわかったけど、なんで香川なん?」
……ってなりますよね。ええ。地元のわたしも最初はそう思いました。でもちゃんと理由があります。
それは現代サーカスの第一人者である田中未知子さんの存在です。「瀬戸内サーカスファクトリー」は田中さんが代表を務める会社なんですね。

田中さんには以前の記事で、直接インタビューをさせていただきましたが、現代サーカスに人生を捧げているというレベルの情熱を持った方です。ええ。これ、全然おおげさな表現じゃないです。
田中さんは「現代サーカスの拠点となるのは香川しかない!」と悟り、香川県に移住されました(出身は北海道)。
で、田中さんがなぜ現代サーカスを香川から発信しようと決心したかというと、小豆島で「農村歌舞伎」や「獅子舞」を見たことだそうです。
その芸能と暮らしが融合した生活に一目惚れしたんですが……書き始めると長くなるので、くわしくは下記インタビュー記事を参照ください。
瀬戸内サーカスファクトリー主催の「ワークショップ」
そんな田中さんが主宰する瀬戸内サーカスファクトリーさんの活動の一つで、特にわたしが注目しているものに子どもへのワークショップがあります。
先日、うちの子どもたちにも参加させました。

これは「長谷川愛実エアリアルワークショップ」に参加させたときの写真です。
もうね、子どもたちがむちゃくちゃ楽しそうなんです。教えてくれた長谷川さんにも「覚えが早い!」と褒められまくって調子に乗ってたのもありますけど(笑)。
その長谷川愛美さんの演技はこんな感じです。

人間の関節の可動領域ではありませんね(笑)。しかも空中です。すげぇ……。
ちなみに長谷川さんは香川出身で、シルク・ドゥ・ソレイユ登録アーティストです(またインタビューしたいと思ってます)。
子どもに現代サーカスを触れさせたい
わたしはこういうワークショップに積極的に参加させている方なんですが、それは子どもの情操教育にとって身体をつかったアクティビティーはすっごく重要だと確信しているからです。
まぁ、スポーツと子どもに関する講義をいっぱい聞いてきて知ったんですけどね(笑)。
わたしは、とにかくいろんなアクティビティーを子どもにやらせたいんです。可能性を持った子どもにテレビとかゲームをやらせている時間がもったいない。
特に子どもにやらせるアクティビティーの選択肢に「エアリアル」とか「空中ブランコ」とかあったら楽しすぎじゃないですか?

わたしはワクワクしまくります。これが、現代サーカス発祥の地 フランスではふつうに放課後とかにやっているそうなんですよね。
じゃあなんで日本ではできないのかというと、体験できる場がないんですね。
上の写真を見てもわかりますが、瀬戸内サーカスファクトリーさん主催のワークショップも会場を借りて、大がかりな器具を運んでの開催です。
ぶっちゃけで田中さんに聞きましたが、今の現状でこういうワークショップをすると赤字だそうです。でも利益ではなく熱意でやっているんですね。本当にすごいです。
あとは現代サーカスをする完璧な「会場」
現代サーカスで日本におけるその中心人物の「田中 未知子さん」。
その田中さんがえらんだ「香川県」という地方。
田中さんが立ち上げた「瀬戸内サーカスファクトリー」という企業。
ここまでは田中さんが引っ張ってきてたどり着いたのですが、まだまだ現代サーカスにおける重要なものが欠けています。
そのひとつが「会場」です。

今までに瀬戸内サーカスファクトリーさんはイベントを立ち上げるたびに場所を探してきました。あるときは電車工場、あるときは学校、ほかにもお寺、倉庫だったり。
そうなんです。現代サーカスって場所が難しいんですよ。さっきの「エアリアル」もそうでしたが、さらに言うと空中ブランコをやろうものなら、とんでもなく条件が厳しくなるそうです。

空中ブランコといえば、わたしの中ではサーカスの華という認識です。
でもこの空中ブランコをするには高さのある空間。そしてブランコの遠心力に耐えられる強度の器具が絶対条件です。こんなやつ。

なんじゃこりゃー。すげー(笑)。本場のフランスで田中さんが撮った写真ですけど。
瀬戸内サーカスファクトリーへの支援を!
そんな空中ブランコの器具ですが、これを作るのに150万円が必要だそうです(もちろん特注)。
そりゃー、かかるわなーと思います。で、「瀬戸内サーカスファクトリー」が昨日(2016年3月1日)からクラウドファンディングで支援を求めているんです。クラウドファンディングを達成されたようです! おめでとうございます!
クラウドファンディング(英語:Crowdfunding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である[1][2]。ソーシャルファンディングとも呼ばれる[3]。
クラウドファンディング - Wikipediaより引用しました。

ということで、わたしはソッコーで支援しました。

ほんとにこの下のクラウドファンディングのページを読んでほしいんですが、田中さんの熱い気持ちがガーンと伝わってきます。
参考: 日本で初めての「現代サーカス」の拠点を香川につくりたい! - FAAVO香川
香川県で生まれて香川で育ったわたしとしては、特にこの話はむちゃくちゃワクワクします。
パフォーマーにあこがれてます
わたし、なんでこんなに瀬戸内サーカスファクトリーさんを応援しているかというと、個人的にパフォーマーにあこがれがあったんです。
お坊さんでパフォーマーをしている「善照寺ブラザーズ」に出会ってから認識したのですが、思い出してみると小さいころからそうなんです。

たぶん、自分にはできない身体を使った極上のパフォーマンスができるということに、素直に「すげー!!」と思っています。
だから最近は大道芸人のとっしゃんさんや、フットバッグ選手のへんもさん、縄跳びパフォーマーの粕尾 将一さんといった方たちに絡みたがっているんです(笑)。
香川をアートの県として盛り上げたい!
あと、わたしは香川県を「アートの県」として盛り上げていきたいとすっごく思っています。
すでに瀬戸内国際芸術祭が大成功をおさめ、香川県といえば「アート」という認識もされつつありますよね。
せっかくなんで、「現代サーカス」も香川を拠点にすることで、さらに盛り上げていきたいじゃないですか?!
というわけで、わたしことヨスは瀬戸内サーカスファクトリーさんの活動をめっちゃ応援しています。
今回は「瀬戸内サーカスファクトリー」のクラウドファンディングを紹介いたしましたが、ご興味のある方、香川を盛り上げたい方はぜひ支援してあげてください!おめでとうございます! クラウドファンディングは達成されたそうです!
ついでに、わたしの友達でフットバッグパフォーマーのへんもさん、大道芸人のとっしゃんさん、縄跳びパフォーマーの粕尾さんも出演者側視点でのアツい記事を書いています。こちらもぜひ。
参考: 香川を世界で唯一の場所にしよう!!FAAVOで瀬戸内サーカスファクトリーの支援をお願いします!! | へんもぶろぐ
参考: 「瀬戸内サーカスファクトリー」のクラウドファウンディングがスタート。日本初のサーカスの拠点作りを応援しよう! | とっしゃんの753(なごみ)
参考: 肉体の芸術をもっと身近に!!日本の「現代サーカス」が拠点作りに歩みを進める。 - なわとび1本で何でもできるのだ