2014年7月1日

夫婦別姓を実行してます! 家族がバラバラになるどころか……

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私が夫婦別姓を実行していることが、朝日新聞に掲載されました

こんにちは! ヨス(@yossense)です。

未だに夫婦別姓をしたい人を許容しない日本ですが、今回は夫婦別姓を実際にやっている者として、「夫婦別姓の体験談」について書きたいと思います。

ウチでは夫婦別姓をやっています

そうなんです。ウチの家族では夫婦別姓をやっています。

とは言っても、フタを開けてみると、実際には私の戸籍上の苗字は民法によって無理やり変更させられています。つまり、漫画『デスノート』の「死神の目」には、私の苗字は戸籍上の苗字で映っていると思うんです。しゃくですが。

「結婚」と「夫婦別姓」は現状の法律では共生できない状態なので、「結婚」するなら「夫婦別姓(夫婦どちらかの苗字)」を捨てなければならないし、「夫婦別姓」にするなら「(法律上の)結婚」を捨てなければならない。

私は結婚制度自体どうでもいいと思っているんですが、家族がうるさいこともあって、「結婚」という制度には足をつっこみました。そしたら「苗字変更の圧力」がもれなく付いてきたんですね。

なんで夫婦別姓をやってんの?

なんで私の家では夫婦別姓をやっているのかと言うと、私もパートナーも夫婦別姓が思想に合うからです。それよりも「結婚したら96%の女性が苗字を変えている」という現状に疑問を持っているからと言った方がいいかもしれません。

法律上は「夫婦はどっちの苗字にしてもええよ」ってなっているのに、「女性」というだけで、オートマティックに苗字を変えさせたがる社会の圧力が気持ち悪く感じられるんです。

さらに言うと教育のため

もっと言うと、現在は子どもの教育のために「夫婦別姓」をやっていると言ってもよいです。現実には男女平等な社会ではないですが、本当は男女平等なんだよと、教えたいんです。

つまり、子どもたちには自分の性別だけが理由で、自分のやりたいことを押し殺したり、思考停止の状態で将来を決めてほしくないという思いが強烈にあります。

どうしても今の現状では、子どもたちは「女性は男性より劣っている」という隠されたメッセージを受け取りまくっています。例えば選手宣誓で「ぼくたち、わたしたちは……」みたいに、女性が後にされるとか、教科書や歌で一人称が「ぼく」に偏りすぎているとか、「男の子『は』泣いたらあかん!」とか……それが差別につながっているという意識もない中で、社会は「女性は劣った性」というメッセージを無尽蔵に放出しまくっています

「女性が苗字を変える」というのも同じです。結局男性が主役っぽいイメージを発信していると思いませんか?

日常生活で夫婦別姓をどうやってる?

「夫婦別姓をした結婚」が法律で禁じられているとすれば、別姓を通すには2つのやり方が主流です。「結婚をしない(事実婚)」か「可能な限り、旧姓の通称使用をする」かのどちらかだと思います。

なので、うちの場合は、夫側の私が戸籍上だけで苗字を変え、日常では夫婦で別々の苗字を使っています。

なので、パスポート、保険、運転免許証のような国が絡んでくる物体には戸籍名が使われています。でもほかの部分ではほとんどを自分の本来の苗字で使っています。

私の中で「旧姓」という意識は0.00001ミクロンもないのですが、分かりやすく言うと「旧姓」をそのまま「通称」として使っている状態と同じですね。

困ったことはないの?

さて夫婦別姓をしていて、何か困ったことはないかと言えば、もちろんあります。

郵便物が届くときに「お荷物に矢野さんって書いていますが、こちらでよろしいんですか??」といちいち聞かれたりすることです。まぁ、「はい。そうです」って答えるだけで済むんですが面倒くさいです(笑)。

ほかには、子どもの通っている学校に行くと「子どもの苗字」で呼ばれることです。別にすべてに対して「あ、私は矢野です」とは面倒くさすぎるので答えませんが(笑)、 例えば、私はPTAとかにも参加していますが、そこでは「うちは夫婦別姓をしていて、私は矢野です」とアナウンスしています。

戸籍名を変えるなら男性をオススメ

ただ、ここにはちょっと注意が必要です。このレベルの問題しか私に降りかかってこないのは私が男性だからかもしれません。「苗字を意のままにできる世間的な権力を所有している男性がそれを放棄しているだけ」と映っているからです。

認めたくありませんが、女性が夫婦別姓をしていると、周りからの圧力は私以上に大きい可能性があります。結婚後の苗字を操れない(と認識されている)女性の主張は、その主張の正当性とは無関係に「周りに従わず、自分勝手なことを言っている」と言った意味不明で理不尽な思われ方をされる可能性があります。

本当にこの国は女性差別、激しいです。なので、私みたいな方法で夫婦別姓をしたい方は、夫が戸籍上の苗字を変更した方がやりすいかもしれません。

周りの人はどう思っているの?

周りの人はどう思っているんでしょうねー。正直なところ、ほかの人がどう思っているかに興味ないし、思想は自由なので皆目検討もつきません

ですが、あからさまに文句を言われたことは一度もありませんし、言われても犯罪じゃないですので、淡々と説明できますし。

逆に言うと、「ピンクの服を着る」とか他の行動ですでに「あの人は変わっている」という称号を頂いているため、ある意味受け入れられているんだと思います。

どうでも良いですが「変わっている」って言われるのって気持ちいいです。

家族はバラバラにならないの?

たぶん、夫婦別姓に反対する人の多くが「苗字が別々だと、家族がバラバラになる!!」って言うと思います。

でも現実に私の家族がバラバラになっていないので、その意見は「経験したことのない人たちの妄想、もしくは『でっちあげ』」にすぎません。離婚と夫婦別姓の関連はゼロだと思います。だって世界のほとんどの国は夫婦別姓を許容していますからね。その人達が100%離婚してたら、そらあかんわ!って思いますが。

実は私には、家族の苗字がバラバラでも何の問題もないことを子どものころから体験的に知っていました。というのも同居していた祖母一人が苗字が違っていたからです。

それに関して何の疑問も持ちませんでしたし、祖母を「家族の外の人」とみなしたことは一瞬たりともありません。むしろ、友達のおばあちゃんと友達の苗字が一緒なのを知って「(へぇー、ばあちゃんと苗字が同じって変わっているなぁ)」と思っていました。

子どもにはどう言っているの?

さて、この夫婦別姓ですが、うちの子どもたちはちゃんと理解しています

日本では結婚したら、どちらかが苗字を変えなければならない」ということ、「世界にはいろんな国があって、苗字を別々にできる国がほとんど」という情報をちゃんと伝え、理解しています。

なので、一緒に市役所に出かけたりしたときに、私の戸籍上の苗字で呼ばれると、子どもは「ほんとは矢野やのに、あの人間違ってるな!」と言ってきます。

私の夫婦別姓の体験をつらつらと書きましたが、いかがでしょうか? 夫婦別姓か同姓かを選べることが早くできてほしいとずっと願っています。

そういえば、昔の日本から続く「夫は、妻はこうあるべき」に共感要素が皆無なことが今の私のアイデンティティを築いているのかもしれません。

実際に夫婦別姓をしている3児の父の意見として「なるほどなー」って思っていただけたり、これから別姓にしようかなと思ってた人の不安を取り除けることができたら嬉しいです。単に「やっぱヨスは変わってるな」でもOKです(笑)!

こちらの「選択的夫婦別姓」について描いたマンガもオススメです!

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