2014年2月21日

[フィギュア]4回転ジャンプとは? 飛べる人とかをまとめたよ!

quadruple-jump

こんにちは! フィギュアスケート大好きなヨス(@yossense)です。

フィギュアの男子シングルを見ていると頻繁に聞く言葉に「4回転ジャンプ」というものがあります。ジャンプしてクルクルっと空中で4回も回転するアレです。

今回は、その4回転ジャンプについてまとめてみます。

4回転ジャンプとは?

フィギュアスケートで最も有名なジャンプは「トリプルアクセル」だと思いますが、次によく聞くのが4回転ジャンプではないでしょうか?

ヨス

実は、正式に言うと「4回転ジャンプ」という名前ではありません。

クワドループル?

フィギュアスケートのジャンプは、その回転の数によって名前が違います。

ジャンプの回転数と名前
1回転 シングル(Single)ジャンプ
2回転 ダブル(Double)ジャンプ
3回転 トリプル(Triple)ジャンプ
4回転 クアド(Quad)ジャンプ
※Quadruple(クワドループル)の略です。

シングル、ダブル、トリプルはよく聞きますが、4回転だけなんで日本語なん?!って思いませんでした? 私は思っていました。

でも、ちゃんと「クワド」っていう言い方があるんですね。

ヨス

ただ「4回転」の方が分かりやすいのでこの呼び名が使われているんだと思います。

4回転ジャンプには6種類ある

ジャンプは回転の数とは違う別の要素として、6つの種類があります。

その6種類とは、ジャンプするときの体勢とか、使う足とかの違いです。その種類によって難易度が違い、得点も全然違います。

ヨス

クアドジャンプ(4回転ジャンプ)と一言に言っても、6種類の4回転ジャンプが存在するわけです。

そのジャンプの難易度と得点はこちらの表をご覧ください。トウループが一番簡単と言われているジャンプで、下に行くに連れ難易度が上がります。アクセルが一番難しいジャンプです。

4回転ジャンプの得点
4回転トウループ 10.3
4回転サルコウ 10.5
4回転ループ 12.0
4回転フリップ 12.3
4回転ルッツ 13.6
4回転アクセル 15.0

ちなみにこの6種類のジャンプの違いはこちらの記事をご参考に!

実際に4回転を飛べる選手

では実際に4回転ジャンプを飛べる選手は誰なんでしょうか? まとめてみました。

4回転トウループ

4回転トウループは男子では多くの選手が飛びます。世界大会に出る選手はまず飛べないとダメな感じになっています。

このジャンプですが、カナダのカート・ブラウニング選手が1988年の世界選手権で初めて成功させました。

こちらでは、羽生結弦選手の四回転トゥループの動画が見られます。

女性ではスルヤ・ボナリー選手が、1991年の世界フィギュアスケート選手権で4回転トウループをし、降りたんですが、回転不足だったため、4回転とは認定されませんでした。

それ以来4回転トウループを試合で成功させた女性スケーターはいないため、未だに女性ではこのジャンプを飛んだ選手はいません。

ついで言うと、トウループが一番簡単と言われている理由は、このジャンプの性質上、ジャンプに入った瞬間にすでに半回転飛んでいるようになっているからです。

4回転サルコウ

四回転サルコウを試合で成功させている選手は4回転トウループと比べると少ないです。

男子ではアメリカのティモシー・ゲーブル選手が1997年に初めて成功させました。

女子では安藤美姫選手が唯一の四回転ジャンパー

そして女子では安藤美姫選手が2002年のジュニアグランプリファイナルで女子で初めて4回転サルコウを成功させました

この安藤美姫選手の4回転サルコウが、現在も女子で唯一の4回転ジャンプ成功となっています。

安藤美姫選手がジャンプで一番簡単と言われるトウループではなくサルコウで四回転を成功させたのは、彼女の得意なジャンプだったからです。

普通の人ならまずトウループでいくと思います。

4回転ループ

4回転ループは、練習ではティモシー・ゲーブル選手や本田武史選手を始め、何名かが飛べていたようです。

試合では未だに誰も成功させたことのないジャンプでしたが、日本の男子フィギュアの星 羽生結弦 選手がカナダで2016年10月1日に開催された「オータムクラシックインターナショナル2016」で世界初の「4回転ループ」を成功させました!

おめでとうございます!!

先日の会見で「プログラムに入れられる(ジャンプ成功)確率になっている」と言って、4回転ループに挑戦すると言っていましたが、さっそく成功させるとは……。

ということで、4回転トウループ、4回転サルコウ、4回転ループ……と順調に4回転ジャンプを制覇している羽生選手ですが、今度はフリップ!? 応援しています。

4回転フリップ

フリップジャンプ高橋大輔選手も2010年世界選手権から試合で試みたりしていましたが回転不足&両足着氷で成功しませんでした。

……が!!

宇野昌磨選手がやってくれました!!

アメリカ・ワシントン州スポケーンで行われた3大陸対抗戦の男子ショートプログラムで、なんと宇野昌磨選手が世界初の四回転フリップを成功させました!!

四回転フリップを成功させる確率は50%だったそうですね。それを本番で決めるのだからスゴすぎる! おめでとうございます!

4回転ルッツ

ジャンプの中で2番目に難しいルッツですが、この4回転ルッツに試合で成功させた選手がいます。

それは、アメリカのブランドン・ムロズ(Brandon Mroz)選手です。

2011年のNHK杯で見事に成功しました。

その後、2015年に中国の金 博洋(ボーヤン・ジン)選手がなんと! 四回転ルッツ + 三回転トウループというとんでもないコンビネーションを決めました。

これは現在では地球上で最も難しい技です。これを超えるには 四回転 + 四回転 とかやらないと無理やろうなー。もしくは4ルッツ+3ループとか。いやはや、すごすぎる。

4回転アクセル

4回転アクセル練習でも成功させた選手がいるとは聞いたことがありません

4回転半を飛ぶのはとんでもなく難しいんでしょうね。というかトリプルアクセルがほとんど4回転ジャンプ並ですからね。

そう言えば、アルトゥール・ガチンスキー選手はトウループ、サルコウ、ループ、フリップ、ルッツの5種類のジャンプを4回転で飛べるそうなんですが、アクセルだけはできません。

羽生結弦選手も練習しているみたいですね! アクセルも得意な羽生選手なら成功させそうな期待もありますが。

アクセルは4分の1アンダー(回転不足)で転ぶくらいで、ある程度は回れる段階まできている

羽生結弦 - Wikipediaより引用しました。

ある程度回れる段階まで練習ではいけているんですね。すごい!

4回転ジャンプの衰退と繁栄

1988年にカート・ブラウニング選手が世界で初めて成功し、現在では男子シングルではジャンジャカ飛ぶ人がいる4回転ジャンプ

そんな四回転ジャンプですが、繁栄と衰退がありました。

4回転の第一次繁栄期

1990年代後半から2000年代前半にかけて、クワドキング(4回転の王)と呼ばれたティモシー・ゲーブル選手がショートとフリーで合計3回の4回転ジャンプを成功させました。

そしてフィギュア界の歴史に刻まれる対決と言われる、2002年ソルトレーク五輪でのアレクセイ・ヤグディン選手エフゲニー・プルシェンコ選手の4回転からのコンビネーション対決。

4回転ジャンプを飛ぶ選手がいっぱい出てきて楽しい時代でした。

ちなみに上の写真は左から、プルシェンコ選手、ヤグディン選手、ゲーブル選手です。すごい3人やなー。

新採点方式で衰退

ところが、2004年にフィギュアスケートの採点方式がガラッと変わりました

そのタイミングで、ジャンプの回転の規定がしっかりとできました。

そして「90度以上の回転不足は1回転格下げ」とい厳しいジャンプ認定のルールが出来てしまったのです。

あまりにも厳しいルール改定のため、4回転を飛ぶメリットよりも失敗したときのリスクが大きくなってしまったんです

この写真のエヴァン・ライサチェク選手は2010年バンクーバーオリンピックで四回転を飛ばずして金メダルを獲得しました。

その結果、男子でも4回転を飛ぶ選手がどんどんいなくなってきたんですね。

この時代の男子フィギュアは、たしかに面白みに欠けていました。

上の写真は、四回転を飛ばないスケーターを批判したブライアン・ジュベール選手。

ルールを直し再び繁栄

フィギュアスケートはスポーツです。厳しすぎるルールのため、技の発展が進まないとなれば、競技の盛り上がりに欠け、未来も暗いです。

このままではアカン!と思ったフィギュア界は厳しすぎたルールを見直しました

そして、「90度以上180度未満の回転不足は7割の得点」「180度以上不足は1回転の格下げ」というふうに2段階になりました。

なので、多少失敗しても「4回転ジャンプ」の7割の点数はもらえるようになったため、再び4回転ジャンパーがどんどん出てきました。

上の写真は織田信成選手、小塚崇彦選手、高橋大輔選手。3人共4回転ジャンパーです。

4回転ジャンプの未来

現在のところ、男子では4回転ジャンプを飛ぶ選手は珍しくないです。

ですが、未だに練習中でさえ誰も成功させていない4回転アクセルなんかは、飛べる選手が出てくるかどうかわかりません。

出てくるとすればすごい天才ジャンパーでしょうね。う~ん。……5回転ジャンプの時代は来るんでしょうかね??

一方女子シングルでは、試合で4回転ジャンプに成功したのは未だに安藤美姫選手ただ一人です。

女子も男子のように4回転の時代が来るのかと聞かれれば、難しいのではないかと思います。

トリプルアクセルだけを見ても、練習で飛べる選手は存在しても、試合でバンバン決められるのは浅田真央 選手しかいません。

なので、ジャンプの天才が何年かに一度現れて4回転ジャンプに成功する……というパターンが続くのではと思っています。

参考: ジャンプ (フィギュアスケート) - Wikipedia

2015年11月29日追記: 羽生選手が四回転×5回に成功し最高得点

本日(2015年11月29日)、NHK杯で羽生結弦選手がショート&フリーで合計5回の四回転ジャンプを決め、世界初の300点超えを達成し、優勝しました!

322.40点……やばすぎですね。むちゃくちゃすごいです。

羽生選手、おめでとうございますー!!

さて、今回はフィギュアを見ていると耳にすることの多い「4回転ジャンプ」についてまとめてみました。

日本人初の4回転ジャンパーの本田武史選手は「3回転までは子供のうちに回転軸の感覚を覚えることで跳べるが、4回転はそこに筋力、バランス、精神力が必要になる」と言っているそうです。

なるほど、そうなんですねー。あまりにもいろんな人が飛ぶ時代になったから、簡単に見えてしましますが、私なんか半回転すらできませんからねw。これからも選手の皆さんには技を磨いて楽しませてもらいたいです!

ちなみにトリプルアクセルについてはこちらの記事を!

ジャンプ6種類の違いはこちらの記事を参考に!

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