ブロガーのゴールは電子書籍か?! 人気ブロガーかん吉さんの著書『人気ブログの作り方』を読んで

こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。

今回は人気ブログ『わかったブログ』を運営しているかん吉さん著書の『人気ブログの作り方』を読みました。ピンと来たところを書き出してみます。

「わかったブログ」はブログを始める前にめっちゃ読んでた

このKindle書籍『人気ブログの作り方』は、基本的に『わかったブログ』の内容をそのまま使っています。

実は私がブログを始める前、著者 かん吉さんの『わかったブログ』はめっちゃ読んでいました。

全然興味のないマラソンについての記事も読んでいましたぐらい毎日チェックしていました(笑)。

SNSで拡散を狙う

かん吉さんはまずはSNSで拡散される記事を狙えという風に書いています。

今となっては私も同感ですが、私はSNS不要! 月間50,000PVを達成する為にやった7つの戦略という記事を書いたぐらいSNSを大して使っていませんでした。

初めてSNSでバズったのが「夫婦別姓を実行してます! 家族がバラバラになるどころか……」という記事です。ここまで一度もバズったことがなくても40~45万PV/月ほどはあったんです。

つまりSNSでバズることだけが、PVの多いブログの必須条件ではないってことです。ただ、私の場合、40万PV/月に到達するまで1年5ヶ月ほどかかったので、SNSをもっと利用していた方が早く40万PVに到達できたんだろうとは思います。

自分を磨くためにブログを利用

つまり、ブログも「人間力」なのかなと。ブログを運営するために何かをするのではなく、自分を磨くためにブログを利用するスタンスを持てると、強いでしょう。

ここでは「磨く」ということですが、「好きなこと」にも置き換えられそうですね。

つまり、ブログに書くために(ネタがないので)レストランに食べに行こう!ではないんですね。私が小学校のときに日記に書くことがなかったから粘土遊びをしていたのをふと思い出しましたが(笑)。

自分がメキシコ料理が好きだからメキシコ料理のレストランをめぐって、それを記事にする……ということです。

好きなことを書くってすっごくエネルギッシュで良い文章になりますからね。

自分のために書く

「自分のために書く」とは、未来の自分が読み返すことを期待している部分があると思います。いわゆるメモのようなものです。ところが、未来の自分こそが究極の他人だったりします。

「未来の自分は究極の他人」という表現がすっごく上手いです。

よく「ブログは自分のために書く」って言いますが、「他人に読まれる」ことを考えずに書くという意味ではないってことです。

読まれることを「これでもか!」と意識して書かないと読まれるブログにはなりません。だって読んでくれる人はそんなに暇じゃありませんから。みんな忙しいんですよ。

商品を買った後に持っている素晴らしい生活

私は商品を紹介する記事で、商品名をタイトルにするのではなく、「商品を買った後に待っている快適で素晴らしい生活」をイメージできるようなタイトルを心がけました。

こちらの文言はネットショップ店長をしていたときも最も考えていました。

もう少し踏み込んで書くと、「苦痛から解放してあげる」というタイトルが一番引きがあります。

例えば「温かい」という利点のあるスリッパを売りたいときに……

  • このスリッパで「ぬくぬく台所ライフ」!
  • 夜の台所で足元が冷えていませんか?

この2つのタイトルがあれば、どちらがほしくなりますか?

色んな人がいると思いますが、一般的には2番目の方が食いつきが良いです。人間は今の状況からプラスになるよりも、「マイナスである今の状況」から回復することに関心があるからです。

ロスジェネは強み!?

最後に考えたこともなかったことが書かれていました。

我々はロスジェネと言われる世代の先鋒です。受験戦争、就職氷河期と色々苦労をしてきましたが、人口だけは他の世代より多いのが強みです

私もロスジェネと言われる世代です。世間で言われるほど悲壮感は持ったことがなかったですが、それをプラスに取ることもありませんでした。

かん吉さんは「ロスジェネ世代」は人口が多いから、他の世代の方が気にいるような記事を無理して書かなくてもたくさん読んでもらえるという意見です。おおー! この発想はなかったので新鮮です。

かん吉さんはブロガーが目指すゴールの一つとして「電子書籍」を挙げています。その成功例としてこの書籍『人気ブログの作り方』が存在しています。

この本の何がスゴイって、ブログの記事を再編集するだけですっごく売れたことです。これまでの常識で考えると、ネット上にあるものはタダで読めるからそんなもんをまとめても売れない!って言われそうです。

でも価値のある文章を体系的にまとめると、それが価値になるんですね。私もいずれやるぞ!