2016年10月29日

電車内での化粧は許せる? →日本文化的には正しい

uchi-soto-osoto-336

こんにちは! ヨス(@yossense)です。

電車内で化粧することに関して「みっともない」かどうかに関して話題になっていますね。今回はこれについてわたしの考えをまとめます。

参考: 電車で化粧は「みっともない」? 日本のエチケット広告に賛否 - BBCニュース

電車内でなぜ化粧をする?

そもそもなんですけど、日本の女性は電車内でなぜ化粧をするんでしょうか?

おそらく、忙しいからでしょう。会社が忙しく、自分の時間を頑張って取ろうとすると、「化粧」ごときに家でじっくり時間をかける余裕なんてないのです。

1日10分だと仮定しても1ヶ月で5時間。……これは、あなどれない時間になりますね。

そうなるとわたしがやるとしても「何かをやりながら」するのは間違いありません

ただ、スマホをいじりながら化粧はできないので、ブログの音声入力で記事を書きながらとか、オーディオブックを聴きながらとかになりますかね。

ええ。時間がもったいないもの。

電車の中でやることについては?

では、その化粧を電車の中ですることに関して。個人的には「ナシ」です。

化粧だけでなく、男性が電車でひげ剃りするのもナシ……というのと同じ感覚です。

でも、日本文化で言うと「アリ」でしょう。

だって、日本独自の公私の考え方が根底にあって、その人たちも「電車内で化粧するのはアリ」だと判定して実行しているわけですから。

それに至った判断基準があるんですよ。

「ウチ」と「ソト」で行動を変える

それを「ウチ」と「ソト」という「空間」を表す言葉を使って説明します(本来の使い方とは違う気がしますが)。

ここでの「ウチ」と「ソト」はこんな分類です。

  • ウチ …… 自分側の人間に囲まれた空間
  • ソト …… 自分側じゃない人間に囲まれた空間

「ウチ」の人は、主に家族の人や親しい人に囲まれた空間です。その人たちは精神的に距離が近いので、割とどんな姿でも見せられます。

言いたいことを言える関係と言えますし、ある意味無礼なことも許される関係とも言えますね。

それに対して「ソト」の人は知人や会社の人など、知っているけど心から通じていない、でも「関係のある人たち」に囲まれた空間のこと。

「ソト」の人たちの前では、好き勝手にはふるまいません。言いたいこともズバズバ言いません。

とにかく礼儀正しく振る舞わなけれいけないので、はしたない姿を見せるなんてありえない。だって、「関係がある人たち」ですから。

図に表すとこんな感じですね。

ウチ、ソトの図
ウチ、ソトの図

ほら、「腹巻き姿でダラダラしながらオナラをブッとかますお父さん」という漫画的表現がありますが、あれも「ウチ」での姿です。「ソト」に行くと、同じようにはふるまわないハズです。

さらに「大ソト」がある

わたしが思うのは、この「ウチ」と「ソト」のさらに外部には「大ソト」と呼ばれる関係があるということ。

定義としては、知らないし関係のない人に囲まれた空間が「大ソト」に分類されます。

この人たちの前ではどんな行動をしても基本的にオッケーです。もはや人という意識もなく、「背景」とみなしているレベル。

たとえば、「旅の恥はかき捨て」みたいな言葉があるのもこの精神ですね。

ウチ、ソト、大ソトの図
ウチ、ソト、大ソトの図

漫画に出てくる「ダメダメなおっさん」の例でいうと……

  • ウチ …… 家の中ではみっともない姿でおならもブーブーしまくり
  • ソト …… 会社では礼儀正しく
  • 大ソト …… 「立ち小便」のようなモラルのない行動も平気

という感じですね。

日本にいるときは礼儀正しくても、海外に行くと突然周りの目を気にしなくなる人が多いのも、「ソト」ではなく「大ソト」の空間だからです。

ハワイに行っていても、たまたまホテルのとなりの部屋が会社の人だったりしたら、その人の前では「ソト」の人向けのふるまいになりますが(笑)。

「公(公的空間)」「私(私的空間)」という絶対的な空間でふるまいを選んでいるのではなく、周りにいる人がどのような属性の人かでふるまいを変える「相対的な空間」が日本的な公私感覚です。

というわけで……

  • ウチ
  • ソト
  • 大ソト

……という3つの関係性でふるまいを変えるのが日本の文化です。

電車で化粧する人にとって電車内は「大ソト」

それで言うと、電車内で化粧する人にとって、電車の中は「大ソト」です。

もちろん、知っている人が乗ってきた瞬間に「ソト」に変化し、化粧をやめる可能性は高いですが。

では「ソト」はどこかというと、会社であったり、デートでこれから会う彼氏のいる空間でしょう。

会社では化粧もしないし、彼氏の前では化粧もしません。「ソト」の空間で化粧をするのはマナー違反だし、みっともないと本人も知っているからです。

というわけで、電車の中で化粧をする方は、日本文化でいうところの「場」をわきまえていると言えるでしょう。

最初の方に、わたしは電車内で化粧をするのを見ることがイヤだとかきました。

その理由を最後に書くと、日本の「ウチ」「ソト」「大ソト」の文化が嫌いだからです。

相手との関係性でふるまいを変えることこそが、「みっともない」というのがわたしの考えです。

日本の場合、この「ウチ」「ソト」「大ソト」に加え、「上下関係」というさらにめんどくさいものが加わっているんですけどね。こっちも嫌いですけど。

この記事が気に入ったら
「いいね!」で情報GET!

Twitterでヨスをフォローしよう!

この記事のシェアはこちら♪

※ 微妙だったら、そっと閉じるか、ほかの記事を見ていただけるとうれしいです!