チラシ作成の基本って? 反吐が出そうなチラシデザインの特徴を8つ挙げてみる

こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。

うちはマンションなんですが、ときどき郵便受けにチラシが入っていたりします。

ヨス

それが、ほとんどが反吐の出るレベルのひどいデザインのチラシなんです!

というわけで、今回はチラシ作成の8つの基本をひどいデザイン例とともに見ていきましょう!

ヘドが出るチラシの8つの特徴

はい。さっそくへどが出るチラシを作ってみました。

ヘドの出るチラシ
ヘドの出るチラシ
ヨス

ゲホッ! うげぇ……気を失ってしまいそうですよ。でもこういうの見かけますよね?

羽目を外しすぎ

まずイラッと来るのは羽目を外しすぎているところです。

羽目をはずしすぎています
羽目をはずしすぎています

もう完全にアウトでしょ(笑)。

なんなの?!この「いぇ~い」とか「やっほー」って?! しかも顔文字とか使われると虫唾が走ります。

さらにこの「4649(よろしく)」とか、もはや死語です。

ヨス

一部の人にしかウケない……というかウケるハズがないってことぐらい気づいてほしいです。

自分のことをジョークででも「超イカす」とか書くのはチラシでは避けてほしいです。

見る人は、チラシに載っている人の性格とかわかるすべもないので、これが本気で書いているのか、ジョークで書いているかの判断もできず、ただただ殺意のみが生じますので。

ヨス

この「ポップ体のフォント」と「マゼンタ100%の色」もイライラ度に拍車をかけていますね……。ダサいって思わないのかな?

文字が中揃え

むやみやたらに文字を中揃えにしているチラシってないですか?

中揃えはダサいよ!
中揃えはダサいよ!

中揃えは使う場所を選ぶとかっこよくなったりすると思いますが、何も考えずにやる中揃えは99%ダサダサです。

ヨス

そういえば、昔のホームページでも中揃えが多かったですよね。ダサダサの王道ですよ、マジで。

端っこまでキツキツ

そして、紙の端っこまでキツキツにレイアウトしているチラシ。

端っこまでキツキツ
端っこまでキツキツ(白い部分が紙)

本当にしんどくなります。これ、名刺とかでもよくあるんですよね。

もう少しスペースを取って下さい。コレ空けすぎかな?!って思うぐらいの方がマシです。

見出しが目立たない

情報は見出しをつけると一気に見やすくなります。

でも……

見出しが目立たない
見出しが目立たない

見出しと内容の文章の文字の大きさが同じだとせっかく情報を探しやすくする見出しが無意味に……。

あと、見出しとほかの部分とのスペースも考えてほしいですね。

縦文字でしかも英数字

ときどき、ただ単に紙面に入れるスペースの問題から縦文字を入れているチラシがあります。

つまり、効果を狙っているわけじゃなく「しゃーなし」の縦組み文字

縦文字でしかも英数字のやつ
縦文字でしかも英数字のやつ

いや、もう最悪です。

いきなり縦文字になるだけでもイラッと来るのに(もちろん効果的にうまくやっているのもあるけど)、英語とか数字を縦にすると読めないです。気持ち悪い……。

画像の輪郭がモヤっと

今度は画像です。

あの……画像の輪郭をなんでモヤッとさせるんでしょうか?

画像の周りをモヤっと
画像の周りをモヤっと

もちろんそれがふんわり効果を生んで、良い感じになっているチラシもあります。でもほとんどの場合がアウトです。

ヨス

そういうことがパソコンだと簡単にできるから使ってみたくなるんだと思いますが、めっちゃダサダサじゃないですか?

とにかく「ふんわりさせたい!」みたいな意図がない場合、写真は輪郭をボカしたりしないでいいです!

あと、写真の上に文字を載せるのはいいんですが、黒い上に黒い文字は絶対にやめてください。読めないっす。

写真の大きさがバラバラ

このチラシを見て、なんか落ち着かないんです。だって、写真の大きさが……

レイアウトがバラバラ
レイアウトがバラバラ

画像サイズが一定じゃないので、パズルみたいにむりやりスペースを取り合っていてカオスなんです。

メリハリがなさすぎ!

このチラシ全体を見て、私はあるものを思い出しました。

それは掲示板です

掲示板は競い合って目立とうとしている
掲示板は競い合って目立とうとしている

ほら、掲示板って、限られたスペースに自分がアピールしたいポスターとか広告を貼るんですよね。

ヨス

掲示板はいろんな人が貼るから、目を引くために、他のポスターより目立たせないといけないわけです。だから、まとまりは皆無!

そうなると、これでもか!とアピール合戦になります。これは仕方ないことなんですが、それを自分の1枚のチラシの中で行ってはいけません

たくさんの情報をこれでもかと入れたくなるんですが、入れる情報を選別しないと情報と情報が殺し合います。

それと文字の大きさや色でメリハリをつけないと、どれをも目立たせようとするあまり、どれも目立たなくなってしまいます

レイアウトがバラバラ
レイアウトがバラバラ

結局このチラシは何が言いたいのでしょうか? 全くもって謎ですよね(笑)。

チラシっていうのは目的があるはずです。お店に来てほしいとか、電話でお問い合わせをしてほしいとか、ホームページを見てほしいとか。

その目的に視線を導入するようにメリハリを付けましょう。文字の大きさや文字の色を変えるなどで。

ヨス

けっきょく、何が言いたいのかわからないからイラっとするんでしょうねー。

ちょっと直してみた

というわけで、以上の点に気をつけながらチャチャッと直してみました。

あえてすごいテクニックは全然使っていません。いや、そこまで唸らせるようなすごいテクニックも別に持っていませんが(笑)。

チラシを直してみた
チラシを直してみた

気をつけた点をまとめると……。

  • 羽目を外していた挨拶を丁寧にした
  • ポップ体のフォントもやめた(「やさしさゴシック」ってフォントにしてみた)
  • 「ヨッセンス」は固有名詞なので使っているロゴにした
  • このチラシに目を引きたいので一番上に文字を大きく配置した
  • 目を引くためにイラストを大きめに入れた
  • 挨拶文を小さくイラストの横に配置
  • たぶん目的だと思われる「気軽にお問い合わせしてね」に視線を導入するように目立たせた
  • 「ヨス」の情報はまとめて枠の中に入れた(近い情報は近い場所に配置するのが鉄則)
  • 画像の輪郭をモヤっとさせるのをやめた
  • 画像のサイズを揃えた
  • 画像の上に載っていた文字を短くし、半透明の黒の上に白抜きで載せた
  • 文字の中揃えを左揃えに直した
  • チラシの端っこまでキツキツだったのをゆとりをもたせた
  • 見出しは太文字にし、フォントサイズも大きくした
  • 縦文字を廃止
  • 全体のフォントサイズに差を出した(目立たせたいところは大きく)
  • 連絡先情報は一番下に小さく持っていった(興味のある人だけに必要な情報だし、一番下にこういう情報がくるのが一般的)
ヨス

すみません。もういっぱい直しすぎて書くのが面倒くさくなってきました(笑)。

本当に全然凄いことをやってないのですが(30分ぐらいでやった)、ここまで見栄え、見やすさ、ダサさが改善できるんですね。

チラシを比較
チラシを比較

比較するとこんな感じです。もはや、同じチラシとは思えません。

デザインを本気で学ぶなら!?

……とまあ、こういう記事を書いていてなんですが、デザインを自分でやろうと思うとけっこう難しいですよね。専門知識がめちゃくちゃ必要なので。

でも忙しいし、学校に行くなんてそんなお金ないし……って場合が多いです。

そんな方にオススメなのが、学校と比べると断然安いしWEBだけで学べるTechAcademy(テックアカデミー)です。

Webデザインコースがあるのですがこれ、おすすめですよ!

いろいろと書きましたが、たぶんまだまだ書き足りないと思います。

でも、チラシとかのデザインで一番大事なのはメリハリかなと。

チラシって「自分のお店をアピールしたい」のような熱意が強く、あれもこれも!と詰め込みやすくなるんですね。

そうなると、上のチラシのようになります。

伝えるべき人に「伝えたい情報」が届くようなチラシになるようにする。これを頭の中で常に考えながらやるといいかなと思います。