2014年6月19日

香川出身の私が標準語だと思っていた方言

dialects-250

こんにちは! 香川のブロガー ヨス(@yossense)です。

昔、外国人に日本語を教えてたこともある私は、もちろん日本語が好きです。ってか日本語に限らず「言葉」というものが大好きです。今回は、その中でも「方言」に焦点を当ててみました。

私が「共通語(標準語)」だと思っていた方言

皆さんは、お国言葉って日常でしゃべっていますか? 地元を離れて生活している人は、全く話していないかもしれません。家族と住んでいる方は、職場では共通語、家庭では方言と、バイリンガルな方もいるかもしれません

私は讃岐弁(香川県の方言)のネイティブで香川に住んでいるので、日常生活ではほとんど讃岐弁を使っています。

讃岐弁はコシのある方言です
讃岐弁はコシのある方言です(意味不明)

で、地方出身の人が大阪とか東京に行ってると絶対経験したことがあると思うのがこういう体験です。

共通語だと思って、その言葉を使ったら方言だった!!「やべっ! 恥ずかし!」な経験です。

という訳で今回は、私が実際に標準語だと思って使ったことのある方言を10個まとめてみました。

お腹がおきる

「お腹が起きる」というのは「お腹がいっぱいになる」という意味です。

これが香川県だけの方言だなんて、私が学生時代、大阪に行って初めて知りました。友達とレストランに行って、「ああ~! お腹起きたわー!」って言うと、「何それ?」ですよ。

「お腹が『起きる』ってなんか妖怪みたいやな」と言われました(笑)。

きっとほとんどの香川県民はこれを共通語だと思っているはずです。

ほっこ

「ほっこ」は「アホ」とか「バカ」の意味です。強めて「くそほっこ」もよく使われます。

関西では「アホ」、関東では「バカ」がよく使われるようですが、香川では「ほっこ」ですね。

私がそうだったように、これも多くの香川人は共通語と思っているのでは?

なんちゃ~ない

「全然~ない」という意味で「なんちゃ~ない」をよく使います。

私は20代のとき、大阪で住んでいました。そのときに「なんちゃ」は関西では通じると普通に思っていた(さすがに関東では通じないと思ってた)ので、「このマンガなんちゃおもろないわ」と言ったところ「え? 今『んちゃ』って言うた? アラレちゃん?」とツッコまれました。

むつごい

「むつごい」は「後味が悪い」とか、「くどい」という意味です。

和菓子をお茶なしで食べた後なんかに、「むつごいわー」って使います。くどい顔の人に「あの人むつごい顔しとる」と使うこともあります。

ちみきる

「ちみきる」は「つねる」の意味です。コレ、私は完全に共通語だと思っていました。

讃岐っ子の私は「つねられた」と言われても痛みがあんまり伝わりません。やっぱり「ちみきられた」と言われないと、「わ! 痛そうっ」って思えません。だって「つねる」なんて本とかテレビの中でしか聞いたことのない言葉だからです(笑)。

でもこの「ちみきる」って痛そうな音声じゃないですか(笑)? 私は結構気に入っています。

はじかい

「はじかい」は「かゆい」という意味です。

とは言っても、私の経験では「喉がはじかい」以外、ほとんど使わない気がします。蚊に刺されたときは「かゆい」って言いますし。

ほら、喉がイガイガする状況ってありますよね。「カァー!!」って喉を鳴らしたいようなときです。喉を取り出して、ボリボリとかきたいときです。このときに香川の人は、「喉がはじかい」を使わないとどうしてもしっくりきません。

「喉がかゆい」とか「イガイガする」なんて言葉では言い表せないんですよ、私の中では! なので、この「はじかい」に対応する共通語ってない気がします

手袋を履く

たぶん、説明をしなくても通じると思いますが、手袋をはめることです。ただ「この人の手は手に見えるけど、前足なんやな」と解釈されると思いますが(笑)。

これ、北海道でも使うという話も聞いたことがあります。でもなんで香川と北海道だけ? もしかするとほかの地域でも使うのかもしれませんね。

立てる

お次は「立てる」です。

え? 普通の言葉やん?!って思われるかもしれません。ところが違うんです。

香川県で使われる「立てる」は、なんと自動詞なんです!「立つ」と全く同じ意味で、自分に使います。ここで「立てらないで下さい!」という使い方をします。

「立てらない」「立てりなさい」「立てる」「立てれ!」「立てろう」という活用です。分かりにくいので表にしてみます。

讃岐弁「立てる」の比較
自動詞
「立てる」
(讃岐弁)
ここで立てらないでください。
皆さん、立てりましょう!
ここで立てるのだ。
こんな場所では立てれないよ。
みんな立てろう!
他動詞
「立てる」
(共通語)
棒を立てないで下さい。
棒を立てましょう!
ここに棒を立てるのだ。
こんな場所に立てられないよ。
ここに棒を立てよう
自動詞
「立つ」
(共通語)
ここで立たないでください。
皆さん、立ちましょう!
ここで立つのだ。
こんな場所では立てないよ。
みんな立とう!

ほら! 共通語の「立てる」と活用が違うんですよね。え? わかりにくい? まぁ、とにかく! 普通の共通語で使う「立てる」は他動詞としか使えないのに、讃岐弁では自動詞としても使われるというわけです。

これ、マジで99%の香川県民が気づいていない気がします。その理由に香川県の公共機関などの注意書きでも「ここでは立てらないでください」って普通に使われています。香川に来た時には注意して見てみて下さい!

はがい

「腹が立つ」「ムカつく」ことを「はがい」と言います。たぶん「歯がゆい」から来ているんだと思います。

アタマに来て、興奮して「はがー!!」って言うふうによく使います。客観的に聞くと、音声的にかなり滑稽ですね。でも本気で腹が立っている時に言いますので「ガハハ!!」と大笑いしてはいけません。

じゅじゅむ

これはすっごく使用頻度が低いのですが「にじむ」という意味です。

例えば「わ! インクがじゅじゅんできた!」という感じで使います。滅多に使わないので、香川の人はとっさに出る人も多いはず。

でも「じゅ」っていう音声が「ジュワー」っと染みわたる雰囲気が醸しだされていていい感じじゃないですか?

それにしても、なんで方言が出てしまうと恥ずかしいって思ってしまうんでしょうね。よくよく考えると別に恥ずかしくないのに。

ただ、大阪弁がメディアで普通に聞こえてくるようになったお陰で、みんな、多少は方言を出すのに抵抗感がなくなってきているのでは?と思っています。

言語おたくとしては他の地方の「標準語だと思っていた方言」を見てみたいですねー。みなさんもこんな記事書いて下さい(笑)。

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