血液型占いってガセなの知ってます? ブラッドタイプ・ハラスメントはやめようね

こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。

「ヨスって血液型、何型?」……こんな質問って、日本に住んでいると必ず一度はされたことがあると思います。という訳で、今回は血液型占い(血液型による性格判断)についてです。

血液型占い

もうね。私は高校のときから「血液型による性格判断」が大嫌いで大嫌いでたまりませんでした。嫌いというか憎いです。

きっかけは今でも忘れられません。クラスメートに漫画(← たぶん『YAWARA!』だったと思う)を貸してくれと頼まれたときのこと。私が「明日持っていくよ!」と告げた次の言葉です。

Aさん:「ヨスって血液型、何型?」
ヨス:「え?? O型だけど……??(なんでこんなこと聞くんやろ?)」
Aさん:「ああー。じゃあ持ってくるの忘れるわーw

ええ。私の頭の中でプツンと切れる音がしましたよ。これ、実は私が受けた生まれて初めての血液型差別だったんですね。何で血液型を聞かれたのかも謎のまま、質問に答えたらこの返事ですよ。

こっちは貸す方なのに、何でこんなこと言われなアカンのですか?……ってか自分何様やねん(笑)。もちろん、次の日には覚えていましたが持っていかず、この約束は闇に葬りました。

A型以外の血液型の言われようって……

で、昔から思っていたのですが、血液型占いでA型って優遇されすぎですよね。だって「真面目」とか「約束を守る」とか「丁寧」とかそういうポジティブなものばかり。

一方、O型なら「おおざっぱ」「感情的」、B型なら「マイペース」「自分勝手」とかひどい扱われよう。AB型に至っては「個性的」「冷めている」とか……。

これもA型が日本人に多いからポジティブなことをあえて当てはめているんでしょうね。一番少ないと言われるRHマイナスのAB型に至っては「二重人格」とか言うの聞いたことありますが、ありえません。

でもA型の友達の中には「A型って普通っぽくてつまんない……」とか「ほかの血液型がうらやましい」って言ってる子もちらほらといたので、必ずしもA型が得しているわけでもなさそうなんですね。

めんどくさいから「A型」って答えてたよ

私ね、この事件から「血液型って何型?」って聞かれると「A型です」って答えることが多くなりました

だって、いちいち「O型だと思った!」とか「O型ぽくないね」とかの会話にイライラするのが馬鹿馬鹿しいもの。もう相手にすんのめんどくさすぎ。

で、「A型です」って言っていたら大抵の人は「そうだと思った!」との反応ですよ。たぶん何型って答えても同じ反応だろうなと思う。

さらにウザいのが「何型だと思う?」

あと、初対面で「何型だと思う?」って聞かれることのウザさって最高レベルですけど。

統計的に見ると「A型」って答えると普通に当たる確率が高いので、そういうときは決まって私は「A型でしょ?」って答えるんですよ。

そうするとやっぱり当たる確率が高いんですよね。でもこれは当たってほしくないこともあるようで「よくB型っぽいって言われるんだけどね♪」と来たもんです。

……もうめんどくさすぎ!!

A型なのにB型って言ってほしかったんかい!? もうほんまに未来永劫、血液型の話はしたくないわ(笑)。

血液型占いの結論ってすでに出てるみたい

……とまぁ、昨日、こんな話を友達としてたら、友達に「血液型の話は九州大学の教授が結論を出しているよ」と教えてくれました。

マジで!!(笑)

参考: 血液型と性格の無関連性 ―日本と米国の大規模社会調査を用いた実証的論拠―(現在は閉鎖して見られない)

これ、昨年(2014年)の論文ですね。研究で血液型と性格に関連性がないとしっかりと結論が出ているにも関わらず、未だに日本では血液型神話が言われていますよね。

ブラッドタイプ・ハラスメントなのでやめようね

こういう血液型による性格の決めつけを「ブラッドタイプ・ハラスメント」って言うみたいです。これも友達に教えてもらった言葉ですが。しかも略して「ブラハラ」(←絶対にわからんわ)。

そうなんですね。統計的な血液型による傾向も、根拠もない「血液型的嫌がらせ」ですよ。

でも当たってると思うで!って方へ

「いやいやいや、血液型占いって結構当たってると思うで!」って方はWikipediaを見ていただけるといいんですが……

分類に使われている性格の表現というのは、誰もが「あ~、そうかも」と思えるものが多い[7]。例えば「感情が変化しやすい」「実はさみしがりや」などがわかりやすい例であるが、誰にでも多かれ少なかれ当てはまるものである

ブラッドタイプ・ハラスメント - Wikipediaより引用しました。

つまり血液型の性格判断って、血液型に関係なく誰にでも多少は当てはまることの羅列なだけで「あ、当たっているかも?!」って洗脳させられているんです。

例えば「神経質」なところって、誰しもありますよね。本当の本当に神経質な人も、全然神経質じゃないけど、お風呂の掃除だけ神経質な人でも「そう言われるとそうかも……」ってなってしまうんです。

という訳で、今日から血液型のことは輸血のとき以外は忘れた方が賢明であると思います。

本当かどうか知りませんが、就職の面接で血液型が採用するかどうかの基準になることがあるそうですね。笑い話で終わりませんね、ここまでくると。

ちなみに教えてくれたその友達はB型で、これまでにいろいろといい加減なことを言われ続けてきたみたいです。まさに偏見ですよ。しかも全くの根拠もない偏見。

まぁ、私がこんな記事書いても今後も日本では血液型による性格分けを続けていくと思いますが、読んでくださった方から「アレってガセやで!」と周りに教えていってくださると嬉しいです。

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